他社のオーダー枕との違い~オーダーメイドとは?|整形外科医山田朱織
他社のオーダーメイド枕をすべて見たわけではないので私も言及することは難しいのですが、時々疑問に思うのはオーダーメイドという言葉の定義です。
私はそのお客様の問題点、困っていることを解決するために、一人一人の体に合わせた適切な枕をプロの視点から見て調節して差し上げて、一つのオーダーメイド枕を作ること。これが重要だと考えているのですが、
一般的な市場ではお客様の好みを聞いて枕を作るということがオーダーメイドとして行われている場合が多々あります。これは私の考えでは本来のオーダーメイドではないと考えます。
お客様の好みを聞きすぎてしまうと確かに寝る前までの気持ち良さ、感触の良さは実現できるかもしれませんが、寝てから先の6時間~7時間を本当に良い睡眠姿勢で眠れるのか、
一度も中途で起きずにしっかり熟睡ができて体の不具合が解決するのかそのような疑問があります。
ですのでどの会社のどのショップのオーダーメイド枕を選ぶかはもちろんお客様個人の自由です。でも私が言えることは医学的根拠、科学的根拠に基づく計測方法。これで行った適切な枕を悩みのある方は使って頂けたらと思うことです。
皆さんオーダーメイド枕と聞くと首のこの湾曲を何か機械や計測器を使って測る、首のこの湾曲具合の深さを測るようなことがオーダーメイドの枕を使うために適切な方法ではないかとイメージされている方もいるのではないでしょうか。
私の考えではこれまでの医学的な研究では首のカーブを測る必要は全くありません。なぜなら適切な枕で寝たときには首はカーブではなくストレートなんです。実際に見てみましょう。
起きている時にはこのように首というのは前弯といって前に凸になるようなゆるいカーブがあります。
実際に寝てるときはどうなるか見てみましょう。実際に寝てみると首はストレートなんです。決して首がぐーんと曲がるような丸みを帯びるのではなく、このようにストレート。
私は多くの患者様6万人以上の患者様に手作り枕やオーダーメイド枕を作ることによって症状がいかに改善するかを長い間研究してきました。首をストレートにして一定の角度約15度前後にすると、首の神経の圧迫が改善されて首の症状が改善する例がたくさんあります。
ですので首はカーブではなくストレート。
ですので首の後ろに何か計測器やデバイスで測ってこの凹凸の具合を、寝たときにもそっくりそのまま持ってくるという考え方、これは医学的根拠に基づいているとは思えません。
是非、首がストレートで寝返りがしやすい枕を選んでみてください。是非、当社の整形外科枕を一度お試しください。