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海外でサラリーマンして心得たこと 3: 頑張るのとキャパを超えるのは違うメンタル弱いなら100%以上のために無理しなくていい
海外で海外資本の企業で働いて実感したこと、学んだこと、個人的悟りをシェアします。
3.頑張るのとキャパを超えるのは違うメンタル弱いなら100%以上のために無理しなくていい
残業含め、自分のキャパを超えて仕事をするコスパの悪さを痛感したという話だが、以下前提として筆者は30手前であること、社内の該当ポジションの中で平均的な給与であること(契約の際に確認)、インセンティブが大きい給与形態ではないこと、そしてフランス資本会社のフランス雇用であることを挙げておく。
フランスで働き始めて1年目は、パート1の通り言語でのハンデや、新しいポジションで早く一人前になろうというモチベーションのため、何より日本で受けていたくらいの評価を維持するために、"出来る限り"の精神で体感120-150%で働いた。結果、社内評価では達成率100%との評価を受け、上司からもに昨年と比べて大きく成長したとのお言葉をもらえたのだが、メンタルも不安定だったし、何しろ金銭的に報われなかった。
一年後の昇給の際、昇給1%の結果を受けたとき(インフレ率5%だったので実質減給)、+20%から50%の頑張りは金銭的には無駄だったのだということを突き付けられて、ふと悟ったことがある。
100%以上のキャパで働くことはここでは求められていない。
頑張るのとキャパを超えるのは違う。
頑張るのは良いことだし、プレッシャーにも緊張にもポジティブなものとネガティブなものがある。
でも自分より少し高い壁を越えて成長することはキャパを超えることと同義ではない。
今のポジションでは上司も残業することを求めないし、ネガティブな感情が生まれる程の自分のキャパ以上のことをすることを求めていない。
だからこそ、上司にとっては勝手に無理をしてメンタルを不安定にさせながら100%の結果を出すなんて、なんなら迷惑かもしれない。
インセンティブが凄く高い職種は別として、昇給というのは年齢や期待値、会社全体の業績、その他諸々を考慮して、120%の結果を出した人に120%支払われるものではないと思う。結果が金額にそのまま比例しないだろうし、たいていは結果より低い昇給に落ち着くだろう。
というか、筆者は100%の結果しか出していないのだから、昇給はしなくて当たり前という意見もあるだろう。
(…これに関して言い訳すると、実は会社から社内ランクや年齢の若い社員を中心に昇給率をインフレを考慮して平均4%とするという通知が来ていたから期待していたという背景があったりもしたのだが、とにかく自分がしてきた努力・労力、そして手ごたえに全然見合ってない!と憤慨したのである。)
ここで自分を納得させるためにそもそもの昇給に対するマインドを改めてみることにした。
昇給というのはパフォーマンスが高い人に支払われるべきものだから、恐らく、100%の頑張り(キャパを超えない)で120%の結果を出せるような優秀な人に5%程度出る、程度のものなんだと思うことにした。
だからここで120%の努力(キャパ超え)で105%の結果しか出せないようじゃそもそも昇給貰える程優秀じゃないよってことなのだ。
確かに。。。
背伸びして昇給を目指しても割が合わないし、そもそも余裕に期待を超えるような優秀な社員にこそ昇給が与えられるのだから、自分のキャパを弁えて健全に働こう。