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「地域をよくするため」の今のわたしの答えについて。

こんばんは、桜井です。

昨日(2023.07.14)は東京・浅草橋で「ローカルプレイヤーズ~地方のキラープロデューサーがプレゼン!地方に根差してはたらくとは?~」というイベントを主催しました。

(イベント概要)※Peatixより
大手企業から地方起業家に転身!自身の得意領域で地域を盛り上げるローカルヒーローが「地方×活性化×働き方」についてプレゼン!

世界中から集まった若者が一つ屋根の下で一緒に暮らしながら異文化に触れ合う、国際交流シェアハウス「ボーダレスハウス 浅草橋」にて、ローカルベンチャー経営者が実体験に基づいて「地方に根差してはたらくとはどういうことか」をテーマとしたプレゼンテーションを行います。

各々異なる領域(移住促進、マーケティング)で、地域をより良くするためにイキイキとはたらく二人が、

「地域を変える方法の選択肢は起業だけではない!」
「誰しも地域を変えるポテンシャルがあるのだから、それをもっと活かして各々が色々な形で地域で活躍してほしい!」

という強い想いをもとに、地方の実情とこれから、そして自分達はなにが実践できるのか、アツくお話いたします。

集まっていただいた皆さんよりたくさんの声をいただきました!ありがとうございます!


起業することだけが地域のためになることじゃない

という想いをきら星の伊藤さんが率直に話してくれたのが昨年(2022年)の9月。いつもTwitterで絡んでいて、お互い歯に衣着せぬ発言同士だったため、DMをもらって即OKしました。

DMもらって5分で合意

そこから隔週で1回、日々の業務の間を縫いながら打ち合わせを重ねること10ヶ月あまり。

お互いの地域の課題を話していて感じたのは、

地域に貢献したい、役に立ちたいと思ったことはあるけれど、起業家になってチャレンジするには勇気が一歩足りない…。

という経験をしている人が案外多いんじゃないか?ということです。

岸田内閣は2022年11月、「スタートアップ育成5か年計画」を発表し、スタートアップへの投資額を2027年度に10兆円規模、スタートアップを10万社、ユニコーンを100社創出するという野心的な目標を掲げるなど、国が本腰を入れてスタートアップ振興に取り組む姿勢を見せています。

一方で、地方にとって「スタートアップ」「独立・起業」という言葉はどこか異国の地の言葉のように聞こえているのも事実。実際に起業する・スケーラビリティを考えると東京に行く方が理にかなっていると私自身も思うからです。

起業家「だけ」が地域を変えていく地域社会を変革したい

だからこそ、私たちは地方に住む人間として、起業家「だけ」が地域を変えていく、そんな地域社会を変革したいと考えています。

起業家を否定するわけでは決してなく(そもそも私も起業家だし)、起業以外でも地域を変えていくことってできるよね?という新しい道をつくって広げていきたいという想いを持っています。

これは少し余談ですが、私自身、インターン生や大学生・専門学生と話す機会が多いため会話の中で、最近の若い子(Z世代)は「おとなしい・真面目・お利口」という話を聞くことが多くあります。私自身も接して同様の感想を持っています。

きっと、

  • 社会的な課題に目を向けている(利他的)

  • 多様性への意識が強い(他者を否定したり貶めたりしない)

  • 将来への不安意識がある(あまりチャレンジングな風土が育っていない)

などの要因があるのですが、上記の特徴が地方だとより強く感じます。となると、起業や独立という意識が表出しづらく縁遠いものとして認識されてしまう。

でも目的はあくまでも起業ではなく、「地域をよくしていくこと」だから、起業以外にも地域貢献できる選択肢を増やしたいというのが私の意見です。

その結果、

実践的な地域プロデュースの方法を学び、起業する/しないにこだわらず地域を活性化できる、そんな地域プロデューサーを輩出する養成スクールを開校します。

スクールを卒業した”地域プロデューサーたち”、すなわち”ローカルプレイヤーズ”が、それぞれの地域で活躍して、より地域が盛り上がる社会を実現します。

というアウトプットになりました。

ローカルプレイヤーズWebサイトより抜粋


「地域プロデューサー=ローカルプレイヤーズ」の定義

今回のnoteで登場する、私たちが地域を変えていく存在=地域プロデューサーたち、すなわちローカルプレイヤーズとはどう定義しているか?についても少し触れてみようと思います。

インターン生のももかのイラスト

当スクールでは、地域プロデューサーを以下のように定義します。

地域プロデューサーとは、「地域のアセットをつなぎ、プレイヤーをアサインし、事業として動かす力のある人」のことを指します。

地域のアセットとは、空き家、土地、食材などの"事業のタネ"。プレイヤーとは、住民、事業者、企業、自治体などの"地域を担うキーパーソン"。

これらをつないで、事前交渉や地域とのリレーション構築といった"地ならし"を行い、共に事業を推進するプロデューサーが、地域では求められています。

ローカルプレイヤーズWebサイトより抜粋

起業家というと「個人の打開力が強い」ようなイメージを持ちますが、地域プロデューサーは「総合力」が求められるように思います。

自分の得意領域はあるけれど、それはあくまでも特定のスキルであり、達成すべきは地域課題の解決。そのためには課題と地域のアセット(資産)を見つけ、繋いで、自分以上に得意な人がいたら見つけて仲間に引き入れていく。そうしながら徐々に事情がができてきて、課題が解消されていく、というイメージを持っています。

地域の課題は人口減少(少子高齢化)・産業衰退・雇用先の減少など、重くて大きな課題がたくさんあるためすぐに課題が解消されることはない(もし
かすると解消できないこともある)と思っています。

だからこそ、みんなで力を合わせて課題解決に向かわなければならない。だからこそ仲間が必要なわけですよね。

スクールで学べること

地域で大切な「理論と実践」を両輪でお伝えしておこうと思っています。理論というのはあくまでも実践の裏付けであるし、理論なき実践は成長鈍化の原因なるため、あくまでも両輪で伝えていきます。

今回のスクールを通して人生のロールモデルになるような実践者に出会え、同志と共に高めあう機会にしたいと思っています。

ローカルプレイヤーズWebサイトより抜粋

私たちが考える「地域で大切なスキル」を9つ規定しました(プロデュース・業務設計・人事マネジメント・巻き込み力・ロジカルシンキング・プレゼンテーション・予実管理・マーケティング・交渉力)。

また、それぞれのスキルを専門分野に持ちながら、地域でご活躍されている講師をお招きして、より生きた理論を学び、実践で活躍できるようなカリキュラムをつくりました。

カリキュラム全体を通して意識したことは「ビジネス」と「ヒューマン」スキルをバランスよく学ぶことができる場所にしたい、ということです。

上記に地域プロデューサー=ローカルプレイヤーズの定義を記載しましたが、地域プロデューサーに必要なのは「地域のアセットをつなぎ、プレイヤーをアサインし、事業として動かす力のある人」です。

より具体的にいうと、

  • 事業推進(予実管理・マーケティング・交渉力/巻込力)

  • 合意形成(ロジカルシンキング・プロデュース・プレゼンテーション)

  • チームプレイ(業務設計・人事/チームマネジメント・傾聴力/ファシリテーション)

に分けられます。

地域で暮らす様々な価値観の人たちを理解・調和し、実装していく人間力。その土地や地域の資産・特徴を活かした事業をつくるビジネス力。これらが組み合わさることで、独自性のある取り組みになると思っています。

講師陣と具体的なカリキュラム

講師陣とカリキュラムは特にこだわりました。第一線を退いたお偉いさんではなく、地域で根ざして働いている現役のプレイヤーの皆さんに講師を引き受けていただくことになりました。

地域に根ざして現場で働く講師陣(ローカルプレイヤーズWebサイトより抜粋)

編集・ディレクション、人材育成・マネジメント、移住定住・企画・クリエイティブ、林業・PdM、人事・PMなど、講師陣の皆さんのスキルセットもさまざまです。

講師の皆さんの記事も随時アップしますのでお読みいただけると嬉しいです!

開催日程 
※各日程 19:30〜21:00
※講義はオンライン・ワークサンプルは現地

・9月6日:ローカルプレイヤーズの必要性、求められるスキルとは?(担当:伊藤)
・9月20日:ローカルプレイヤーズに必要なマーケティング視点 (担当:桜井)
・10月4日:地域の編集者として生きる-高橋邦男さんの場合
・10月18日:地域を巻き込みつなげる企画力-奥田悠史さんの場合
・11月1日:地域を泥臭くクリエイトする方法-伊藤翔太さんの場合
・11月15日:地域の人との関わりしろの作り方-竹内義晴さんの場合
・11月29日:ワークサンプルプロジェクト報告会

~各自メンタリング&プロジェクトヒアリング~

・12月20日:ワークサンプルプロジェクトチーム結成会
・1月10日:ワークサンプル全体定例①
・1月24日:越境するNo.2の極意-佐藤彰悟さんの場合(ワーク・チームでの悩みごと相談会も兼ねる)
・2月7日:ワークサンプル全体定例⓶
・2月21日:ワークサンプル全体定例③
・3月20日:プロジェクト成果発表会

詳しいカリキュラムはこちら

【よくある質問】
Q:全てオンラインの実施なのか?
講義に関しては、オンラインでの実施になります。YouTubeライブにて配信を行う予定です。ワークサンプルについては、現地視察を1回はおこなった方が課題と解決策の解像度が上がるため、ワークサンプルのチーム内にて相談の上、一度は現地訪問をされることをおすすめします。ワークサンプル発表会については参加者の申込地域のバランスを見て、現地とオンラインのハイブリッド開催を検討しています。

Q:全日程参加できなくても申し込み可能か?
前半の講義については、アーカイブも配信予定ですので、都合がつかない場合は追いかけ受講も可能です。後半ワークサンプルについても、受講生3〜4人でチームを組み、主にSlack内でのやり取りをメインにしておりますので、チーム内での発表の都合をつけていただければ良いようにしております。リアルタイム参加のメリットとしては、講師・他の仲間との交流ができること、講師にすぐに質問やキャッチアップができることが大きな利点になりますので、なるべくご都合をつけていただけると幸いです。

Q:卒業後の就職先について
講師・運営メンバーのいる地域の企業が多くなりますが、林業・農業・製造業・サービス業・まちづくり会社・地域商社・自治体や外郭団体などがご紹介可能です。受講期間中に、ファシリテーターとの1on1の機会も設けておりますので、卒業後の進路や、あなたのやりたいこと、将来どうなっていきたいのか、現在の不安などをお聞かせください。そこに応じて、進路のアドバイスや、必要に応じ就職のあっせんも行わせていただきます。


最後に

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

最後にローカルプレイヤーズ、こんな人におすすめだよ、ということについて書いてみます。

  • 地域活動に対する志はあるが、今の会社では実現が難しくてくすぶっている方

  • 起業家でなくても地域を変えられる、貢献できる術を学びたい方

  • 起業家を支え、地域発展を加速化するポジションに就きたい方

少しでも当てはまる方はぜひ受講をご検討いただけたら嬉しいです。

ちなみに、今なら早割も使えます!私たち運営メンバーも6ヶ月間伴走させていただきます。ぜひこの機会に🙌

Webサイト・お申し込みはこちらから


それでもまだ迷っている・・・そんな方はご安心ください!!

オンライン(Zoom)とオフライン(東京開催)で説明会&トークセッションをご用意していますので、良かったら参加してみてくださいー!


最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!!


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