西洋医学の闇。
今日はもう1本。
退院後初めての外来受診。
抗がん剤についての説明や方針について話し合う予定だ。
次の先生は話を聞くくらいしてくれるか気になっていた。
しかし、そんな淡い期待も見事に打ち砕かれた。
経過についてはそんなに長々説明してくれなくても
もうすでに知っていることだ。
あ、うん、それは知ってるんだよね?と思ってた。
担当医から言われたことは、主にこんな内容。
”この病気はもう治らない。目標は延命。
そのために抗がん剤をやっていく必要がある。
吐き気などのつらい症状が出ることが多いが
早めに始めることをおすすめする。
間で治験もやるかもしれない。
治験をやる前に特定のタンパク質を持っているか
調べる必要がある。そのタンパク質を持っていなければ
適応にはならないが⋯ 断ることもできる。
同意書が必要。費用は一部患者負担。”
セカンドオピニオン、自由診療の免疫療法などについては
もっとひどいことを言っていた。
”医学的に証明されていないのでおすすめしないです。
あんな怪しいって言ったらあれですけど⋯
自由診療になるので何百万とかしたりしますし。
とにかくおすすめしないです”
とかにかく「治せない」「治らない」「民間療法や免疫療法は怪しい」と
何度もそればっかり。
抗がん剤の副作用が辛いかもしれないけど頑張ろうとか
一緒に最善を尽くしましょうとか
いつでも相談してくださいとか
そういった患者に寄り添った言葉は一切なし。
もう私も旦那氏もがっかりというか怒りがなかなか収まらなかった。
西洋医学の限界と闇を感じた。
診断書に関してももうすでに何度も問い合わせるたびに
次回の受診の時に提出してくださいと毎回言われて提出するが
毎度毎度、治療が始まる日に提出してくれと言われる。
診察のときに聞いてみただけなのに
「診察のときに出すものじゃないので」ときつく当たられた。
不安な気持ちでいっぱいの患者を何だと思っているんだろう。
研究材料としか見ていないような、ビジネス材料としか見ていないような
そんな言動しか見られなかった。ほんとにがっかりした。
それしかなかったし、もともと目星をつけていた岐阜の病院をあたろう。
そう思ったのは私も旦那氏も同じだった。
もう聞く気もなかった。
保険屋さん曰く、他に病院にかかったことのある人からの評判は
良くないと聞いていたが、まさにその通りだった。
看護師さんは優しいが、先生は冷たいというより
病気そのものしか見ていない印象だった。
そんな人ばかりと思いたくないが、わたしたちの関わった3人共
もうかかりたくない、相談もしたくないと思わせるんだから
もうみんなそんな人たちばかりと思わざるを得ない。
案内にしたって接遇面ももう少し見直したほうがいいと思うレベル。
治験だって医学的根拠は確立されていないのに勧めてくるし
自費はかかるしで矛盾だらけなことばかり。
なぜ東洋医学を馬鹿にできる?
大した説明もなしで進めてくるばかりで。
セールスを受けてる気分だった。人の命を何だと思っているんだろう。
まあ旦那氏が、これを機に悔しいからちゃんと生きてますけど?って
文句言いに行けるようにしてやる!って思ってくれる人で良かった。
こんな心無い言葉に、一体どれだけの人が傷ついてきたんだろう。
一体どれだけの人が生きる気力を削がれてきたんだろう。
それしかなかった。
これからかかる機会のある人は、やめておけ。と強く言いたい。
というより、ここでの治療のほうがおすすめできない。
がん宣告をされた患者さん、ご家族に声を大にして言いたい。
病院や治療法はそれだけじゃない。
それに、ネットで出てくる5年生存率は長期に生き延びた人は
数えられていない。
だから、本当の5年生存率はもっと高いはず。
医療の進歩で、がんは治せる病気となってきた。
だからあきらめないで。
私達もまだ始まったばかりだけど、決して下は向いていない。
新生活が始まったという気持ちで、新しい世界を生きていく。
ただのアンチブログみたいになっちゃったけど、これが現実。
病院選びは大切です。