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抗がん剤6日目。

昨日も今日も夜中にトイレで目が覚める旦那氏。
夜間2〜3回は行っている。
昼間にソファーに身を委ねると
そのまま眠ってしまうのはそのせいだろうか。
貧血もきっとまた亢進しているだろうし
吐き気は慢性的になってきたし。

それでも起き抜けは体調は少し良かった。
吐き気もなく、テレビを見ている。
コーヒーとパンがいいというが、
さすがにコーヒーは胃に優しくないので
ミルクティーと全粒粉の丸パンを2つ。
パンはバターを少しつけて。

私は洗濯物を干して、少し片付けをして
昨日の続きの聴取に出かけるので別行動。
私が終わるのとほぼすれ違いで少し気晴らしに出かけていった旦那氏。
午後には保険屋さんと細かい申請の確認などをする予定で、そのまま出かけるかも。と言っていた。
体調が気になったが、気晴らしは良いことだし大切なことなので見守ることにしている。
旦那氏が出かけたので、粗大ゴミを出しにでもいくか〜!と思ったら休業日じゃないの!笑
本日第5水曜日。あっちゃー😅
確認してから来ればよかったけど、外出るきっかけをくれてありがとう神様😊と思うことにした笑

そのままコメダで読書📖。
今、中学生が職業体験をしに来ている期間なんだけど、少し羨ましかった。
だって、私もやりたいんだもん、、、

でも、それを見て働くことについて考えてみた。
こんな形で今、旦那氏のやりたいことを一緒にやってあげたい。サポートをしたい。
そう思ってこうして家にいる時間が多くなったのだけど…全然できてないや。
勉強したり本読んだりもするけど、思いの外旦那氏の副作用がそこまでひどくなかったのもあって、気が抜けてしまっていた。
ただダラダラ過ごして、挙句の果てには騙されて。
頼りになるどころか心労を増やして。
何やってんだよ。って神様仏様からどつかれてるんだと思った。
いやもういっそのことボッコボコにしてくれとさえ思う。
今思えば騙されたり、いじめられたり、ひとりぼっちになることがちょいちょいある人生だった。思い返せば、小学生の頃から数年おきにちょいちょい起こるな〜。
自分が誰かに何かした覚えはないのに、急によ。
たぶん、基本的に自信がなくて他人にばっかり縋ってたからなんだと思う。
自信ないくせに他力本願。そりゃそーよな。
人の顔色伺って、誰かの影に隠れて安牌を求めてひっそり生きる。
ずっとそんなことばかりしてきたから、
今そのツケが回ってきたんだろう。としか思えない。

少し遅いかもしれないけど。
これを機に気がついて一皮剥けてやろう。
いや、もう気付けた時点で剥けたんだ!
今度は私が旦那氏の盾になる番だ。
いつも明るく包み込んでくれて、
明るいほうへ引っ張ってきてくれた。
だから今度は私が明るい未来へ引っ張っていく番だ。
直近の出来事はいい教訓として胸にしまっておこう。なんとかなることだから。
とりあえずそれよりも、明るい未来へ一緒に歩いていける方法を考えよう。そう思った。

帰ってからはとりあえず自分もお腹すいたので
昨日の残りの野菜で具沢山味噌汁を作っておいた。
そしたらちょうど旦那氏が帰ってきて、保険屋さんともたくさん話ができた様子😌
後輩からも電話が来て、癌経験のある人の話を聞いたようで、やっぱり身体をあっためるのはいいんだな〜とぼやいていた。
で、近くの銭湯に行くことになった。
流石に旦那氏が疲れていたので味噌汁だけ飲んで一旦休憩しながら仮眠💤
仮眠から目覚めた時、少し顔色イマイチに見えるな〜と思ったら、吐くほどではないけど
やっぱり少し胃が気持ち悪いと。
これがあったりなかったりを繰り返している。
いつしかフェリーで新島に行った時に、船酔いで永遠にゲロゲロしてたのを思い出した。
そこまでではないとしても、辛いだろうな。
食事も、決まった時間以外は食べよという気にはならないと言う。
とにかく喉も渇くので、常に飲み物を持ち歩いている。
少しずつ、着実に副作用の波がやってきているんだと感じている。
銭湯に向かっている途中。
旦那氏が読み終え、今私も読んでいる岐阜のDr.、船戸先生の著書に「ガンを治すために生きるのではない。自分は何のために生きているか考える」という類の話が登場したので、旦那氏に聞いてみた。
すると「今まで仕事のために、借金を返すために生きてたからなぁ」と。
そうか、それほどまでに仕事でいっぱいの人生を生きてたのか。
そりゃ家にいるのが辛いわけだ。
逆にゼロにしなくても、今の仕事と関係ないことなら、人と会って話すことの一環として少しくらいはいいのかもしれない。

銭湯で夕飯を済ませた。


旦那氏は塩サバ定食。私は旦那氏がつまみたいと言ったカツ煮と豆腐サラダを。
もし旦那氏が食べきれなかったときのために、
少し抑えめに食べるのが当たりまえになった。
完食できて感心するが、やっぱり胃が痛気持ち悪いというので、旦那氏は先に少し休憩。
私はそのままお風呂へ。
サウナでは、常連のおばちゃんたちの見慣れた顔ぶれで少しほっとした。
それにいつものグチ大会すらも、聞いててなんか安心した。
私なんかその場にいる人の半分くらいしか生きてないけど、みんな大変な思いして生きてきたんだなって思ったら頑張ろうって元気が出た。
外気浴をしてるときも、いろいろ考えた。

今や2人に1人はガンになると言われているが、
若くて治療中の人と出会ったことは一度もない。
あるかもしれないが、覚えがないのでないに等しい。
私は妙に手を焼きすぎてしまうこともあるので、かえってお節介だったりしないかとか
具合悪そうだと、つい大丈夫?と聞いてしまったりする。
大丈夫なわけがないのだ。分かっているけど。
代わってあげたくても代われないし、自分も経験したことはないし。
でも、何ができるだろうか?治療法をや信頼できる先生を一緒に探すのはもちろん、文献も含めて後悔ないようにやれることができるように手伝うのはするけど…
賛否両論あるし、マイナスなことにも目が言ってしまう。
だからそのことばかり考えるのも、かえって気が滅入ってしまうから良くはないと思う。

こう見えて人見知り激しいけど、人が好きで、人と会って話すのも気晴らしになるし、同じ経験がある人同士の方が勇気や元気の源になると思う。
そのために患者会とかも調べてみようかな、とか。

でもまずはとりあえず、ふつうにしよう。
というか私が規則正しい生活をして
調子がいいのなら一緒にやろう。くらいで。
6時に起きて、スムージー作って片付けてゆっくりしてから1時間あさんぽ。
ゆっくり休んで疲れてたらうとうとして。
お昼ごろにご飯食べて。食べれなかったらスムージーだけでも飲みきってもらえたらいいな。
午後は本読んだり少し出かけたり掃除したり。
で、18時か19時くらいになったら夕飯食べて。
お腹が落ち着いたらゆっくりお風呂に浸かって温めて。
22:00になったらベッドに入ろう。
私がまず生活の基盤になろう。
それで、体調とか気分とかでいいから、できるときや気が向いたら一緒にやろう☺️
船戸先生のいう、5ヶ条をベースに
①質の良い睡眠
②良い食事
③運動
④温活
⑤笑い
少しでも取り入れられるように。
いつまでも下を向いてる訳にはいかない。

後悔は過去から、不安は未来から。

こうなったらどうしようと先の分からない未来を不安がるより、やらなかった後悔をしないように。
旦那氏自身もだが、私も家族として、パートナーとしてやらなかった後悔がないように。
その軸は忘れないように。
いつでも動けるようにはしておきたい。

働き方も少し変えよう。
一旦看護から離れて、全く別の仕事をしよう。
まずタイミーを利用して、できるだけたくさんの職種を経験してみようと思う。
働くこと自体は好きだ。というか人と話す環境があるのはいいことだと思った。
でも正社員だと同じ顔ぶれ、同じような仕事。
しまいには長くいるほど不満や見たくないところまで見えてしまう。
だったら短時間でも、短期間でもいい。
楽しいと思いながら働ける環境を、自分で作ったらいい。
病院経験より施設経験のほうが長くなってしまったが、結局は看護に戻りそうな気もする。
それならそれでボーナス等を懸念して正社員にこだわっていたが派遣にしようと思う。
ボーナスはないかも知れないが、
社保完備だし、有休もあるし、各種休暇もついていることも多い。
フットワークはいつでも軽くいたい。
いつ、何があってもいいように。

自分も旦那氏も後悔なく、それでいて出来るだけ気楽でいてもらえたらそれでいい。
居心地のいい環境に作り変えていこう。
もうすぐ家も引っ越す。家具家電もほぼ入れ替え。
新たな気持ちで向き合おうと思う。

昨日から急にテレビがつかなくなったり、猫たちが最近ケンカをおっ始めることが多くなったのも、何か悪いヤツらが取り憑きにきてるに違いない。

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