【英語】英語学習に関するまとめ
本日は英語の本から学んだことを参考に,英語学習についてまとめたいと思います。参考にした書籍は以下の2冊です。
①英語の多動力(堀江貴文)
世界を相手にビジネスをする堀江貴文の英語術。
「できない理由を先に考えるな」
「折れない心の作り方」
「ワクワクする勉強だけやれ」
英語力開花のきっかけは「多動力」。
実践を超える勉学など存在しない。
走りながら英語を身につけろ!
②英語学習2.0(岡田祥吾)
マッキンゼーのコンサルタントとしてキャリアをスタートさせながら、英語ができず、数々のプロジェクトで悔しい思いをしてきた著者が、ある日思いつき、自身がクライアントにさんざん説いてきた「問題解決アプローチ」を英語学習に適用。するとそれが劇的な効果を生んだ!
本書は、「英語力を伸ばすために、最も効果的な方法とは何か」を徹底的に追究したどりついた「英語学習の神髄」を、最先端の言語学の知見と科学的根拠に基づき紹介。
さらに、効率的な学習法にとどまらず、「勉強する時間をとれない忙しいビジネスパーソン」のために、「1日3時間」を生み出す時間術や、英語学習を継続させるための秘訣、「必ず英語が話せるようになる」環境を整えるためのアドバイスまで、全方向からサポートする。
▶︎ まとめから
①英語学習に近道はないということ
1日3時間の学習を毎日続けても2年弱かかる!
②行動力と継続する力が必要であるということ
自ら英語に触れる環境を作り,継続する!
③学習方法に目的を持つ
自分が鍛えたい能力に合わせて学習方法を考えて,複数の学習を組み合わせて総合的に英語力を向上する!
▶︎ 英語学習に楽な道はないということ
『海外に3ヶ月も住めば,英語力は劇的に向上するだろう』
僕も昔はそのようなイメージを持っていました。
しかし,僕は2017年に中国(北京,上海),台湾,韓国に計3カ月住んだ際に,そのイメージはあっさりと崩れ去りました。英語が劇的にできるようになるどころか,英語力はほぼ成長することなく帰国を迎えたのです。
想像するに『2週間の短期留学で英語力アップ』というようなプログラムでも相当な努力をしないと劇的な効果は得られないと思います(半強制的に英語に触れることで,英語に対するハードルは下がるなどの効果は大いにあると思います)。
短期留学を批判したいわけではなく,英語学習の道のりに近道はないということです。
海外に赴任している方々が揃って口にするのは『まだまだ英語の勉強が必要』ということ。僕から見たらめちゃくちゃ英語ができる人たちが,です。
どこまでいってもNon-nativeな僕たちはアメリカの中での英語力は下位1%以内でしかなく,英語を勉強をし続けるしかないのです。
今回参考にした書籍ではいずれも『少なくとも毎日3時間は英語の勉強をすること』が推奨されています。
『英語の多動力』より具体的な数字で必要な学習時間を3つのパターンでまとめてみました。
ここで言いたいのは,いずれにしても英語学習は時間を要するものであり,強い意志を持って継続する力が求められているということです。
①1万時間の法則:一つのスキルの習得には1万時間かかる(マルコム・グラッドウェル)
1日3時間の学習で,約3333日=9年48日
②-1 日本語は英語と遠縁の関係にあり(文法や単語が似ていない),英語の習得には2760時間が必要といわれています。
1日3時間の学習で,約920日=2年190日
ちなみに,英語と言語的に近しいフランス語,ドイツ語,スペイン語の方は約480時間程度で英語の習得ができるようです。
②-2 上記2760時間のうち,中学・高校の英語の授業で800時間分学んでいると考えると,あと1960時間の学習時間が必要ということになります。
1日3時間の学習で,約653日=1年288日
つまり,1日に3時間勉強しても英語ができるようになったと実感するまでに少なくとも2年弱はかかるということです。
▶︎ 重要なのは行動力
アメリカに来て感じるのは,日本人は『学習としての英語力』は身についている一方で,『実践としての英語力』で劣っているということです。
間違った英語を披露することに躊躇いがあり,なかなか英語が口から出てこないというのが大きな原因だと思います。
しかしながら,インプットばかりしていては実践で使える英語力は伸びないし,実践で使える英語力を伸ばすためにはアウトプットが重要であると強く感じます。
海外赴任されている方や英語学習系YouTuberなどをみていると,英語力が伸びる人の特徴は大きく2つのパターンに分けることができると感じます。
①仕事や留学,ワーキングホリデーなどで強制的に英語を使わざるを得ない人
②『好きなハリウッド俳優と英語で話したい』,『好きな洋画を英語で理解したい』,『アメリカに移住したい』などの英語への強い意欲や憧れがある人
一方で,日本にいてはなかなか英語に触れる機会がなくアウトプットする場面がないというのも事実だと思います。
そこで重要になるのが行動力です。
英会話教室に通う,オンライン英会話を始める,海外の方が集まるバーに足繁く通う,日本在住の外国籍の友人を作る,など積極的に行動を起こし,英語に触れ続けることが大切だと思います。
やると決めたら行動する力と合わせて,継続するための工夫も大切だと思っています。前述の通り,仕事などで強制的に使わざるを得ない環境を作ることもありですが,どうせならワクワクできる勉強方法を見つけられるのが良いのかなと思います。
▶︎ 学習方法に目的を持つ(英語学習2.0より)
英語のリスニングとスピーキングはそれぞれいくつかのプロセスに分けることができます。
●リスニング:①音声を知覚する → ②頭の中で意味理解をする
●スピーキング:①概念化 → ②文章化 → ③音声化
英語力を向上すると言っても,上記のどこの過程を鍛えたいかによって学習方法が異なってきます。
リスニングの音声知覚を鍛えたいのであれば『発音』や『フォニックス』の学習をするべきですし,意味理解を鍛えたいのであれば『単語力』を増やすのが良いと思います。
また,スピーキングを鍛えたいのであれば『オンライン英会話』で喋りまくるのが良いと個人的には思います。
ここで大切なのは,例えばオンライン英会話の目的を『とにかく話すこと』と決めたのであれば,オンライン英会話におけるリスニング力向上の優先度は下げることが大切です。
『どうせオンライン英会話を受けるのであればネイティブの先生にしよう』という考えを持ってしまいますが,複数の意味を持たせようと欲張ってしまったがために本来の目的(とにかく話してスピーキング力をあげること)を果たせずにやめてしまうことが往々にしてあると感じています(ネイティブの先生は高い,ネイティブの先生の発音は良すぎるので聞き取りずらい,ネイティブの先生は少ないので受けたい先生の予約がなかなか取れない,など継続性へのリスクがたくさん潜んでいます)。
自分が鍛えたい能力に合わせて学習方法を考えて,複数の学習を組み合わせて総合的に英語力を向上することが大切だと思います。
最後に他国の文化や言語に興味がある方にオススメしたい書籍をもう1冊載せておきます。
①異文化理解力(エリン・メイヤー)
語学力より不可欠なもの
海外出張、海外赴任、外国人の取引先・上司・同僚・部下とのコミュニケーション…本当に大切なのは、英語力よりも、「異文化理解力」だった!
文化の違いがビジネスコミュニケーションにどのように影響するかを示した「カルチャー・マップ」を開発した著者が、育った環境や価値観が異なる人と確かな信頼を築く技術を伝授します。海外と関わる全てのビジネスパーソン必携の一冊です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
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