【コラム】「Makuake」におけるプロジェクト実施の「成功」とは
「Makuake」実行者のみなさま、こんにちは。
このたび、新たに実行者のみなさま向けに【コラム】をはじめます。いわゆる「プロジェクトを成功させるために◯◯をしましょう!」というような一問一答のノウハウではなく、一歩下がって、「成功ってなんだっけ?」といったようなテーマについてみなさんと一緒に考えたい。そんな思いで書いていきます。
「Makuake」におけるプロジェクト実施の「成功」って?
突然ですがみなさん、「Makuake」実施の「成功」と聞いて何をイメージされますか?
目標金額を達成すること。メディア露出などで商品やサービスをPRすること。
プロジェクトの目的によってさまざまかと思います。
今回は、「Makuake」実施の「成功」とはなんなのかという問いを立てて記事を書いていくのでまずは、「成功」という言葉のイメージを揃えるところからはじめてみようと思います。
下記の図をご覧ください。
こちらは、「Makuake」実施における活用イメージを図式化したものです
上の図を参考に、改めて「Makuake」を活用する目的やメリットを整理し直すと、下記のようにまとめられるかなと思います。
【Makuake実施によるメリット】
↓↓↓
【Makuake実施による成功パターン】
一旦、この整理を「成功」のイメージとして進めます。
(でも、本当にこれだけでしょうか。)
「Makuake」ってそもそもどんな場所?
まず、「Makuake」というサービスについておさらいすることからはじめてみます。
改めてみなさん、「Makuake」のサービスコンセプト(タグライン)はご存じですか?
▼Makuakeのサービスコンセプト:
「アタラシイものや体験の応援購入サービス」
このコンセプトにはさまざまな思いがつまっているのですが、その中から、大事な部分をここでご紹介します。
もう一歩、今度はコンセプトを因数分解して、説明を加えてみます。
①アタラシイものや体験:
発売前の新商品・斬新なコンセプトのサービス・めずらしい体験
②応援購入サービス:
ユーザーにとっては、サポーターとして応援の気持ちを込めてものや体験を買うことができる、わくわくする場所。実行者にとっては、応援してくれるサポーターと出会い、商品やサービス・事業の成長を加速できる場所。
「商品やサービス・事業の成長を加速できる」とは、冒頭で整理した「マクアケを実施するメリット」と同義だと言えます。
ですが、メリットよりも前に「応援してくれるサポーターとの出会い」という視点がここで登場します。
「応援」と「ストーリー」の関係性
ここまで、
「Makuake」の成功イメージをメリットを軸に整理し
「Makuake」のサービスコンセプトから、「Makuake」は「応援してくれるサポーターとの出会い」が生まれる場所
という流れで考えを進めてきました。
ここからは、「応援」と「サポーター」について考察してみようと思います。
まずは、くどいようですが再度、「Makuake」という場所についておさらいします。
「Makuake」という場所を上記のように考えるとき、「応援」という概念と、「サポーター」の存在をどのように捉えるかが重要だということが見えてきました。
「応援」について考えるにあたって、まずはコンセプト内の「応援購入」という言葉の定義を明確にします。
ここでいう「作り手や担い手」とは基本的に実行者のみなさんです。
そして、「思いや背景に共感し、応援の気持ちを込めて購入する」のがサポーターのみなさんです。
では、「思いや背景に共感する」とは一体どういうことでしょうか。
「Makuake」のサービス発足以来、これまで約28,000件以上(※)のプロジェクトが生まれています。
(※2022年9月末時点)
過去プロジェクトを見渡すと、「応援」されるプロジェクトには共通する要素があることが分かってきました。
それはズバリ、「ストーリーがあるかどうか」です。
ここで、「Makuake」の過去プロジェクトを分析することで導き出された「ストーリーとは」という考え方を仮の答えとしてご紹介します。
「ストーリー」=「なぜ、(実行者が)このプロジェクトに取り組むのか」です。
それは例えば、
などをイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
つまり、目指したい場所や実現したい世界を宣言し、旗を立てることが「応援」されるために必要だということです。
ここで大切な点は、「応援される」のは、「旗を立て、そこに向かうまでの道のりまで含まれる」ということです。向かいたい場所や実現したい世界を実行者のみなさんだけですぐに実現することはなかなかできることではないかもしれません。だからこそ、サポーターのみなさんの加勢が力になり、その加勢は旗を立てた場所と現在地が離れているからこそ、つまり応援する余白があるからこそ生まれるものだと思っています。
だからこそ、旗をたて、自信を持って実現したい世界を宣言し、現在の課題やもっと伸ばしたい部分などをサポーターのみなさんに分かりやすく伝えていくコミュニケーションが大事になります。
そしてもう一つ、重要なポイントは、実行者のみなさんが「この商品やサービスは他の誰かでも作れるかもしれない。けど、それでも私がやることに意味がある」と、胸をはって謳えるかどうかということ。それが、ストーリーを支えてくれます。
考察:「Makuake」におけるプロジェクト実施の「成功」とは
ここまで、長い文章にお付き合いいただきありがとうございます。
最後に、これまでの流れにもう一つポイントを加えて、Makuake実施の「成功」というテーマに仮説を提示してみようと思います。
そこで、冒頭に提示した成功イメージをもう一度記載します。
【Makuake実施によるメリット】
↓↓↓
【Makuake実施による成功パターン】
では、ここに、これまで整理してきた「ストーリー」や「サポーター」といった概念を入れてまとめてみます。
実行者にとっての「Makuake」とは:
「そもそもなぜ、Makuakeを実施するのか」という観点で「成功」を捉え直した場合、もしかすると、初めに考えた【Makuake実施による成功パターン】にとどまらない「成功」イメージが描けるのではないでしょうか。
<まとめ>
ここまで読んでくださったみなさま、本当にありがとうございます。
これからも、実行者のみなさま、サポーターのみなさまと一緒に考えたいテーマについてコラムを書いて参ります。
ぜひ、リクエストや感想をコメントにお寄せください!
また、「スキ」、SNSでのシェアもよろしくお願いいたします!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。