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第20回 Mt.富士ヒルクライム 主催者選抜
◾️当レースの位置付け
今シーズンからCOW GUMMAに所属し実業団とアマチュアレースを走ることになった。
今年の軸となる目標レースは上半期が『Mt.富士ヒルクライム』『ニセコクラシック』そして『全日本選手権ロード(ME)』
下半期が『ツールドおきなわ』
これにJBCFのレースと一部のヒルクライムなどを加えて連戦を繰り返しながらフィジカルを向上していくことが目標としたが、昨年末の引越しと期間限定な子供の習い事の送迎で3月末までまとまった練習時間が取れず出だしからピンチ。
4月になって少しずつ乗れる時間が増えてきたけどJBCFデビューの東日本ロードは特に見せ場も作れず…
翌月はハルヒル、木祖村2days、弥彦、富士ヒルの強行日程。
途中で体調も崩しヤバさしかない中で富士ヒルを迎えることに…
◾️機材など
フレーム:BRIDGESTONE RP9
ハンドル&ステム:DARIMO NEXUS一体型
サドル:S-WORKS Romin evo
コンポーネント:SHIMANO DuraAce R9250
(52-36,30-11)
ホイール:ARP GD4(46mm、実測968g)
タイヤ:Michelin POWER TT(25C)
チューブ:SOYOラテックス( F5.0,R5.2)
軽量化を図りつつエアロフレームの良さを損なわないようなコンセプトで!
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◾️レース前日〜当日朝
常宿のPICA富士吉田に前泊。
ここだと家族にも楽しんでもらえるので我が家にとっては最適解!
弥彦ロードで増やした体重を1週間で減らし金曜日の時点で54.4kgの今期最軽量まで持ち込んだけど、その後リバウンドして多分当日は56kg超え。
今回の反省点の一つが体重管理、来年は体重計を持ち込みたい…
夜にニセコで一緒にパノラマラインで逃げた原田さんが事故で急逝されたのを知りなかなか寝付けないまま夜を過ごす。
多分実際の睡眠時間は5時間もない。
3時過ぎに起きて火を起こしながらヨーグルトとグラノーラの朝食。
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食べ終えてから1時間ほど二度寝して、4時半からローラーで45分のアップ。
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前日の感触が最悪だったが、なんとか5.5倍1分を余裕がある状態で回せたので少し復調気配かと信じて会場へ。
◾️レーススタート
準備に手間取り会場入りは6時過ぎ。
選抜のみんなはほぼ自転車を並べ終えてた…
とりあえず知己の皆様に挨拶をして開始時間を待つ。
号砲前に原田選手への黙祷が行われる。
五十嵐選手への黙祷が行われた木祖村に続いて直近で2回目。
原田選手と直接話したことはほぼなかったが昨年のニセコクラシックで一緒にパノラマラインを逃げた方だったので少しだけしんみりとしてしまった。
この場を借りてご冥福を心から申し上げます。
スタート位置は右端、パレードランで少しずつ前目にポジションを上げる。
昨年の中途半端な位置で気付かぬうちに先頭から中切れ集団に留まる最悪の経験から今年は無駄足を使っても前で行くことを事前に心に決めていた。
スバルラインの信号を左折し道幅制限がなくなる。
計測地点を過ぎたが昨年までのようなペースアップはない。
ここぞとばかりに右から上がり料金所の前で先頭に、後ろを確認すると集団と少しだけギャップができていた。
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同じくペースを上げ前にいた1人+自分についてきた2人くらいに「このまま行くよ!」と声をかけて緩めずに踏んだがすぐに後ろから金子選手らに追い抜かれたので後続集団の前目で展開することを選択。
昨年より集団のペースは緩いが既にそこそこツラい。
まずは一合目下駐車場まで無心で脚を回す。
勾配が緩み前をアウターに入れ安堵…安堵してしまった。
その先で再びインに落とし踏み始めるが脚に力が入らない。
10分ほどで集団からこぼれ落ちる様は本当自分でも惨めだった。
気持ちを切り替えひとまず単独で前を目指す。
眼前には同じく集団から離れた選手がチラホラ見えたので目標にして自分を奮い立たせる。
しばらく進むと後ろからWCUの佐久間選手が他の選手をひきつれ良いペースで上がってきた。
佐久間選手は件のニセコパノラマの逃げで一緒になった力も走り方も信頼できるライダーだ。
この機を逸することはできない。
速度を合わせて後ろにつかせていただく。
前の選手を一人一人拾いながら集団を形成し気付いたら10人近い人数になっていた。
その中には昨年も同じ集団になったMARKENでお世話になっているMAT選手、ガスバーナーKOMura選手、ロードレースでの同い年ライバルとこっちが勝手に見定めている工藤選手、朝練仲間のEMU TY選手が!心強い!
回復に努めているうちに脚の調子も少しずつ戻ってきたので自分ともう1人くらいが時折前に出て牽かせていただく。(インターバル気味で走りずらかったみたいで申し訳ないです)
主に佐久間選手のペースメイクでタイムを刻み、大澤を超えてローテで後ろに回ったところ少し勾配がきつくなる辺りで前の方が中切れ!
ダンシングで埋めたのが中盤以降の唯一の見所だったかも。
某選手のYouTubeの50分手前あたりでその勇姿は映ってるので探してみてください笑
奥庭はペースを落とさぬよう前に出たらTY選手から「ここからもう一踏ん張りしていきましょう」的な言葉をもらい更に力が入る!
最後尾で入った平坦基調はアウターに入れたが少しローテが上手く回っていない様子で前に出れなかった。申し訳ない其の2。
最後のトンネルを抜けたあたりから腰を上げてへなへなスプリント。
ここまでタイムはあまり気にしていなかったが、ゴールしたところでラップを切ったら62分半程度だった。
昨年より1分落ち。
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◾️ゴール後とこれから
下山荷物を取りに行くと去年よりも大量の選手が!
全体的にかなりタイムは良かったらしく、60分切りをした選手も大量発生したようだ。
実力的には分かっていたけど荻野選手やにんにん選手、チームメイトの長澤選手がプラチナを取っていたことは自分のことのように嬉しかった。
ただ自分がそこにいないことが非常に悔しい。
下山して家族に報告、そのあとチェックアウトと慌ただしく帰り支度。
帰りの運転中も今回のレースが頭から離れず悶々としていた。
ただ正解かどうかは置いといて頭から飛ばす選択に悔いはなく、それで短時間だけど前目で展開できたことは良かった。
それよりも富士ヒルへの取り組みが曖昧すぎて経過過程に後悔している。
ヒルクライムの練習量と質が例年に比べ不足していたかと。
年代別におりてそこそこ楽しむかなという気持ちも頭を過ったけど、
『来年も選抜で60分切りを目指します』
そのために長いスパンでの体重と練習管理を継続させたい。
一年後に5合目で60分を切って号泣している姿を実現させる
まずは一週休んでニセコクラシックと全日本選手権。
熱が冷まさぬようこちらも頑張ります!
ここまで長文乱文失礼しました。