【解説編】#23「もしも 1週間のお休みがあったなら」

 いよいよGWですね。ということで、またまたそんな時期にぴったりな?詩を中学2年生の時に書いていたわたしでしたwというわけでこちらにあげさせていただきました。

 この詩はどこかでうっすらと、西田敏行さん歌唱、阿久悠さん作詞の『もしもピアノが弾けたなら』みたいな?雰囲気の詩を書いてみたくて書いたのかなぁという気もしています。『もしもピアノが弾けたなら』良い歌ですよねぇ。おそらくわたしは幼少期に紅白で初めて聞いて、良い歌だなぁと感じていたと思っているのですが。

 「~書いたのかなぁ」というのは、はっきりとしたコンセプトやテクニック的なモノを意識して『詞』を書くようになった(というか、そうやって書けるように書いてみていた)のは大学生以降になってからで、それまでは無意識に感性の赴くまま書いていたので、高校生くらいまでの作品は、わたしが何をどこまで模倣していたのか、何かから影響を受けていたのかは、はっきりとは自分自身でもわからないのです。

 と、そんなぼんやりとした執筆記憶の詩でありますが。これは# 18の解説編でも書いている、わたしの実家の自室から、ぼんやりと窓の外を見て考えていたことでして。そして、ここで出て来る「あなた」とか「恋」というのは、小学生の頃からほのかな恋心を寄せていた同級生の男の子への想いでありました。(照れ)

 この詩が自分で面白いなぁと思って気に入ってるところは、最終章で、冒頭から語っていた「もしも~」自体がこの作品の中の「わたし」の妄想だったという入れ子構造になっているところです。(というかそれは結果であって、この時は本当にそう思ったからただそう書いていたわけですが。)夢の中の夢というやつというか、冒頭からの語りの部分がこの物語の中での夢オチだったというやつでして。

 そりゃそーですよね。「小さな犬と散歩」するだの「小鳥と暮らす」だのはまだしも、「海の見える丘にかわいいお家を建てる」のは(現実的に)無理だろ…って話なわけで(笑)。

 まぁ、それでもぼんやりと窓の外を眺めなら「もしも…」と考えるお話は誰しも自由です。あなたも、この長いお休みの間にふとぼんやりと、「もしも…」の楽しい夢を考えてみるのはいかがでしょうか?

~fin

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