#48解説いつもと同じ1日
#48「いつもと同じ一日」
釣りをしているあの人の後ろ姿
静かに見つめている
わたし
水の流れは 時と季節を巻き込んで ゆったりと続き
一番きれいな温度の空気を 深く吸い込むと
秋の空は 高く青く澄み渡り
いつもと同じ一日なら
いつもと同じに過ぎるだけ
いつもと同じあなたなら
いつもと同じに愛せるでしょう
(1995)
※【解説編】はこちら
【解説編】#48「いつもと同じ一日」
あっという間に秋も更け、日に日に寒さが増してきたこの頃ですが、ようやく# 48の【解説編】をば。
この詩を読まれた皆様はどう解釈されましたか?
# 3の【解説編】で、「自分は自分の気持ちを元にそれをカタチにはしてみるけれど、それが「他人のモノ」になった瞬間から、それは「自分のモノ」ではなく「他人のモノ」と自ら書いてるように、そもそも他人が読んだその時から、わたし自身がその詩に込めた『意図