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新しい命が仲間入りです。
うちのパト(PATO=鴨)のメスがずっと抱卵中だったのですが、ちょうど昨日が孵化予定日で、人が覗き込むには複雑な木の隙間に上手いこと巣を作ってたので、なかなか覗くことが出来なかったんですが、虫の知らせと言うのでしょうか、急に生まれたような気がして垣根をかき分けお母さん鴨のお腹の下に手を入れると数匹の雛が孵ったばかりでまだ羽が濡れたままピーピー小さな声をあげていました!!
去年の7月も12個の卵が孵ったのですが、お母さん鴨に育児を任せたらたった数日で1匹も残らず亡くなってしまい、本当に悲しい思いをしたことがあります。
後に近所の鴨を繁殖させてる方に話を聞いたところ、生まれたばかりの雛は体温調整が難しく、寒さに弱いので小さい箱に雛だけ移して面倒を見なくちゃダメだと教えてもらいました。
なので今回は生まれたら私がお母さんになるぞと張り切っていたつもりなんですが、急遽決まった買い付けの仕事で、家を数日あけ、帰ってきた翌日に生まれちゃったものでもうものすごくテンパりました。はい。
予定日分かってたのに全然ダメでした。
とにかく急いでちょうどいいサイズの段ボールを探し、夫がどこからかもらってきてあったおがくずを敷き詰め、私が日本酒を呑むときに使ってるお猪口を水桶にし、倒して水びたしにならないようにワイヤーで固定具を作り、同じくご飯入れも用意して、とうもろこしを細かく挽いておいたものを準備。
雨が降ってきそうだったので急がねば!とせっせと用意し、もう一度垣根をかき分けなんとか巣に近づき、母鴨のお腹の下から3匹の雛を段ボールへ移しました。
母鴨の反応的には警戒はしているけれどまだお腹の下に卵を温めてるので、ラストスパートに集中していてそれどころではなさそうでした。
寒かったら死なせてしまうと思い、湯たんぽを段ボールの側面にタオルで固定したり、昔いつか誰かにもらった「貼るホッカイロ」を緊急避難バッグから取り出し開けておがくずの下に入れてホットカーペットみたいな場所を作りました。
使うタイミングがなくて緊急用にとっておいたのをまさかこんなときに開けるなんて思ってませんでしたが、
3匹集まってすやすや寝ている姿に嬉し涙です。
その後、夕方もう一度覗きにいくともう3匹生まれてたので合計6匹段ボールハウスでの暮らしがスタートです。
今朝、母鴨の様子を見に行くとしっかり残りの子達(多分3匹)をお腹の下で温めてあげてたので、育児放棄したらすぐに救出出来るように気をつけながら、現在様子見中です。
うちの犬達はひよこが生まれるたび興味津々、ひよこが鳴くたび何度も首を傾げながら「どうしたの?」と言わんばかりに覗き込み、側から離れません。
兄さんが居てくれるから頼もしいです。
ずっと目を離さない。
かく言う私もちょっと泣き声がするだけで「なになに?どうしましたかー?」と甘い声を出してしまうんですが。
そんな幸せな出来事の最中、夫が熱を出して体調を崩てしまっていて、
どうしたものか、もう3日も寝込んでて、滅多にこんなことないので本人も辛そう。
今生まれたばかりの生命力溢れる雛達の嬉しそうなピーピーと鳴く声と、
夫のうなされる声を行き来しながら、
嬉しい!!と心配!!が同時にやってくる複雑な気持ちです。
明日には良くなりますように。
そして雛さん生まれてきてくれてありがとう。
一緒にこの地球を楽しみましょう。
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