生き生きとした「第二の人生」を歩む禁酒オジサンたち。
昨年あたりから、「禁酒」や「アルコール離れ」という言葉をよく目や耳にすることが多くなった。
つい最近までは飲み会が大好きだった私にとって、アルコール離れと聞くとなんとなく寂しい気持ちもする。
禁酒するエンターテイナー
世界的人気俳優のブラッド・ピッドや、ベン・アフレックは、アルコール中毒を克服したことについて語り、「禁酒」について話題になった。
また、作家の町田康さんや、コラムニストの小田嶋隆さんは本も出しており、彼らも「禁酒」を続けている。
さらに面白いことに私の周りのオジサンたちも「禁酒」する人が増えているのだ。禁酒ブーム到来。
皆んな口を揃えて言うのが、「禁酒しようと前から思っていたけど、なかなかできなかった。」ということ。私は内科病棟で看護師として働いていたため、こんな言葉はよく耳にしてきたし、アルコールによる疾患と闘う患者さんとも沢山関わってきた。
良くも悪くも気の緩いアルコール好きな人が多い中、禁酒を続けるオジサンたちもいる。彼らは禁酒について「良いことたくさん!」と言っている。
しかも、彼らの表情は看護師の私から見ると、活発で生き生きしている印象を受けるのである。そんなオジサンたちは、きっと長年の飲酒生活を辞めたことで習慣が変わり、第二の人生を歩んでいるのかもしれない。
「禁酒オジサン」たちが証言する、禁酒のメリットとは?
・体調が優れ、有効な時間が増える。
・痩せる。
・本来の理性や感覚を取り戻し、見える景色が変わる。
・小さな喜びや感謝に気付くことができる。
・自分と向き合う時間が増える。etc…
禁酒をすることで身体的メリットだけでなく、「見える景色が変わった。」というような心理的なメリットが目立つ。
心身ともにメリットがたくさんあるようだ。
単にお酒が好きで飲む人もいれば、ストレスから逃れるためにお酒を飲み、快楽を求める人もいる。お酒を飲むと陽気になり、楽しい時間を過ごすこともできる。
そのまま楽しい時間が続けば良いが、お酒が抜けた後には現実が待っているのだ。束の間の現実から抜け出す時間は必要だが、もしかしたらその苦しい現実を変化させることができれば、お酒に頼らずとも楽しい人生が待っているのかもしれない。
そんなことは現代社会において簡単じゃないのは分かってるし、私が言えることでもないがのだが。町田康さんのインタビューを読んでそんなことを感じた。
長年の飲酒生活を続けてきたオジサンたちが「禁酒」をしたことで、生き生きとした「第二の人生」を歩み始めている。
人生100年時代と言われているくらい、長い長い人生。
酒好きの人は、長い人生の折り返し地点となる50歳頃になったら「第二の人生」を考えて、「禁酒」に挑戦してみてはいかがだろうか。
私にとってのアルコールとは
私にとってアルコールは、理性を無くしてぶっ飛べるものだと思っている。学生の頃から飲み会では潰れるまで飲んでいたし、お酒に飲まれてばかりいた。いわゆる私はパーリーピーポーだった。
私は、陽気で親しみやすいお酒好きな人が好きだ。
現在は引きこもり生活を堪能し、飲み会には参加しないので、お酒を飲む機会もほとんどない。こんなに人は変わるのかと自分でも驚くが、今までの私はお酒に頼っていたのであって、今の自分が素性なんだと思っている。
人それぞれ生き方が異なり、沢山の経験をしている人の話は面白い。そこにお酒があるかないかは、どっちでもいい。飲みたいなら死ぬまで好きなように飲めばいいし、禁酒によって新たな人生を歩んでも良いと思う。
最近、生きることについて深く考える日があったが、自分から逃げずに向き合おうとするきっかけになった。
正解や成功なんて明確なものはない。素直に生き、目の前のものに感謝をしていくことが大切なのかもしれない。
世間のオジサンたちに負けないように頑張ろう。
アルコール関連本の紹介
最後に、アルコールに関連する本を紹介して終わります。禁酒をしてみようかなと思っている方の参考になったら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
MAKO