人生はみんな違って、かっこいい
ここ数日は集中力があって、なんかどんどん読める。うれしい。
速読について聞かれることあるけど、私は元から読むのは遅いし、読書歴も浅いマンだから、常に自分のペースで読んでる。
いまは読むペースが早い時期なだけであって、ときどき数日間は読書さえも何もしたくない日がやってくる。笑
自分の頭と身体と相談しながら、読書のペースも考えていこうっと。
105、『独立国家のつくりかた』 坂口 恭平(著)
106、『思考都市 坂口恭平 Drawings 1999-2012』 坂口 恭平(著)
107、『幻年時代』 坂口 恭平(著)
幼い頃から考える角度を変えて、世界をみてきたというのが面白い。(詳しくは『幻年時代』)いまの社会ではダメだと思い、自ら美術作品としての新政府をつくり、内閣総理大臣になる。また、周りの人の得意なことをその人の強みとして、〇〇大臣として任命していく。ふざけているようだけど本気でやっていくと周りも応援してくれるようになったと。すごい。
自分だけで出来なくても、社会のためにまずは行動する。自分でできないことは周りにやってもらう、という形をとっていく。そのためには自分の態度は一貫として変えないことが大事。損得や目先の利益によって、自分の意志が揺らいではいけないんだと思う。
日本には生存権というものが憲法25条で定められていることで、絶対に死ぬことはない。って思えば、お金なんてなくても生きていける。自分のために生きるのではなく、社会がよくなるために何ができるか、困っている人がいたらお互いに助け合う、相互扶助が求められている。
夢がない、やりたいことがない、とか言っている人に対して「自分のやりたいことはさっさと帰ってやってろ!」っていう感じがスッキリ。
人間は人と繋がり、自然とともに生きていく。自然に生かされていることに感謝して、社会に貢献していきたい。
108、『ノーガードフルチン戦略: ~心のパンツの正しい脱がし方~』 原田翔太(著)
どうしても人間は他人の目を気にしてしまいがちで、良い人ぶったり、高級ブランドなどを身につけて自分をよく見せようとする。しかし、相手にはその人自身の人間性が伝わらなければ、ただの安っぽい人間として扱われる。
自分はもともとクズなんだと思って、心も全裸で何事にも向かっていく。隠すものがなければ怖いものなし。歳を重ねてくると後輩に慕われることも多くなってきて、大人にならなきゃとか思っていたけど、着飾る必要はない。素直で自分らしく、常に直球で相手と付き合っていこうと改めて思い直すきっかけになった。
109、『俺のロック・ステディ』 花村 萬月(著)
ロック入門と書かれているが、むしろマニア向けな気がする。ロックの知識がないと多分なるほど〜ってならないような感じ。私には難しくて全部は読めなかった。ただ、表現の仕方とか文体は面白い。
ロックってセックスのようなもので、カラダでリズムを取りながら全身で感じるもの。著者の意訳によると、ロック(rock)は岩でいわゆる男性器。ロール(roll)はジェリーロールっていう細長い菓子パンで、ゼリーが塗られていて濡れているから、女性をイメージ。それで、ロックンロール(Rock and Roll)はセックスを表しているようだとか。笑
ロックミュージシャンって、ありのままの自分を表現しようとしていて。社会から外れているようだけど、実際は社会問題に向き合っている、強い芯みたいなのがあって。ロックミュージック自体はぶっちゃけ好き嫌いあるけど、アーティストたちの表現力だったり生き様がかっこいいなって最近は思うようになった。だから、ドキュメンタリーとか映画はすごく勉強になる。
クリエイターのドキュメンタリー映画とかも最近は観てるんだけど、本当に色んな考え方をしている人があって、それぞれの人生があるんだなって思う。皆んな好きなように好きなことをやって生きていて面白い。
それでそういう人たちって周囲の人たちからの信用も厚くて、なんでかなって考えたらやっぱり人間性なのかなって思った。
自分の苦手なこととか嫌いなところって隠したくなるけど、それも全部曝け出して、どこにいても誰に対しても同じ態度で自分を表することが大切なのかなって。
これからも色んな人の人生を知っていきたい。
MAKO