「好き」のカケラの寄せ集めをセンス良くまとめられない?
「好き」のカケラを集めてみたけど、センス良くまとめられるか不安…
先日、弊社AS IT ISのクチコミに投稿頂いたクライアントの言葉から考えてみました。
AS IT ISにご相談にお越しになられる方の多くはこのような悩みを抱えている方がいらっしゃいます。
弊社にお越しになる方だけではなく、スマホで何でも情報が得られる時代なので、普遍的な悩みなのではないでしょうか?
「好き」を詰め込んで、できあがる家がごちゃごちゃしないか不安。
「好き」のカケラの寄せ集めをどのようにまとめていけば良いのか全く想像できなくて、絶望感に打ちひしがれている。
「好き」のカケラをある会社に伝えたら、「それはできない」「それは私の考える家とは違う」と言われて諦めた。
「好き」のカケラをある会社に伝えても可能っちゃ可能なんだろうけど、部分的に取り入れても違和感があり、取ってつけたような形にならないか不安。
スマホ時代
なぜこれほどまでに「好き」を寄せ集められるようになったのでしょうか?
古くには雑誌の写真の切り抜きを集めたスクラップブックがありましたが、理由はスマホの出現でしょう。ほぼ日本人全員がもっているスマホには多くのSNSアプリが入ってます。
家づくりに関する事であれば、一昔前にはググって集めた写真をパワポに整理した資料、現代であればタグって集めた写真を保存したインスタグラム、ピンタレスト、youtube
インスタグラムであれば、直接アプリに保存ができます。
膨大な「好き」のカケラがそれぞれの個人のスマホにはカテゴリ別に集まっています。
直感的に集められた膨大な写真
その写真から家づくりに取り入れたいアイディア、デザイン、間取りがあると思います。
その写真を見て良いと思って保存したものの、どのように自分の家に取り入れれば良いのか分からなくて不満。
なんとなく良いと思って保存してみたものの、実際に自分の家では全く同じでなくても良いと思っている。
写真をピックアップして断片的に自分の家に取りいれたら、センスの無いダサダサの家になってしまうのではないか不安。
そのような悩みを多くの方は抱えているのではないでしょうか?
そのような悩みに直面することは至極当たり前の事のように思います。
デザインプロセスとコミュニケーションプロセス
ほとんどの人にとっては初めての家づくりです。家づくりは間取りなど一般の方でも足を踏み入れやすい領域ですが、広い意味では建築学という学問でもあります。
例えば全くの素人が医学や物理学、経済学など科学の分野に足を踏み入れて問題を解決することが可能でしょうか?
やはりその分野の専門家の力を借りなければ解決することは困難ではないでしょうか?
それと同じように私たちは設計やデザインをする上で、お一人お一人と対話を重ねて、心から求めているものを発見する手助けをしていきます。
私たちのマインドは寄り添いながら、クライアントの悩みに共感し、論理的には6W2Hやなぜなぜ?法などのコミュニケーションフレームワークを使いながら解決していきます。
たとえば、直感で集めた大量の写真は写真のままに受け入れ、先入観や偏見を持たずに観察していきます。
なぜこの写真を選んだのか?
この写真は写真ではこう見えるけど、こういう見方もできるな。
この写真のどこを見て良いと思ったんだろうか?
いつどんな時にこの空間で過ごしたいと思うのだろうか?
などなど
その時にフラットな視点でいるためには、まずは自分の価値観を手放します。
やはり設計する側も1人の人間なので、同様に好きなものがあったりするわけです。
ただそれを設計者が自分の価値観やエゴで押し通してもクライアントが心から求めるものには永遠に辿り着かないことは明らかだと思います。
コミュニケーションにも同様の事が言えます。
一方が一方に対して価値観を押し付けることではコミュニケーションが成立しません。
喧嘩になって別れるだけです。
心理的に人は命令されたりジャッジされることを拒否します。
まずは相手をあるがままに受け入れること。
ここでも会社名の由来が出てきました笑
私たちのデザインプロセスとコミュニケーションプロセスは非常に似ています。
他にも視点を変えることも必要になります。
ここに○にも△にも◽︎にも見える形があります。
物事を見る時はこのように見る場所を変えることで見え方が違うことも多分にあります。
コミュニケーションで言えば、古くから言われている相手の立場に立って考えるといったところでしょうか。
共感とスキル
このように私たちは、クライアントが抱える「好き」のカケラをセンス良くまとめられるか不安という悩みをデザインとコミュニケーションのスキルで解決しています。
もちろん時間はかかります。
クライアントの悩みはそれだけではなく、多面的で立体的で複雑です。
それでも私たちはクライアントに寄り添い伴走しながら、一つ一つ丁寧にクリアにしていくことで、一本筋の通ったクライアントのアイデンティティを表現する世界観があるカタチになっていきます。
最後にちょこっとだけPRさせてください!笑
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