窓の外の景色を眺めているうちに心がとき解されてゆく感覚〜焦点から焦点面へ〜
「窓の外の景色を眺める」
「何かに集中している時」というのは得てして「近くを見続けている」ことが多いように思う。
物理的に焦点を自分の近くに置いている。
文字を読み書きしたり、パソコンに向き合ったり。
少しだけ視点を遠くにしてみる。
たとえば、ヨガに取り組んでいるとき、向かい合う鏡からのいつもより距離を離してみる。
すると、鏡の向こうの焦点もまたいつもより遠くなる。
焦点が遠くになると、ある点に対して意識を向けるだけでなく、その周辺にまで意識の範囲が行き届く感じがする。
焦点から焦点面へ。
遠くをぼんやりと眺めていると、固まった心がじんわり融けてゆく。
窓の外の景色を眺める時間がとても心地よい。