温かさと温もり〜身体的な温かさと心理的な温かさの結びつき〜
冷え切った身体を温める。
悴んだ(かじかんだ)手に「ハァ…」と温かい息を届けると、寒さで凍えた手の緊張がほどけて、なんだか生き返った心地がします。
「温かさ」は、物理的に測られる量・尺度にとどまりません。
「温もり」と表現すると、そこには人の存在、関係性、つながりが感じられます。
いや、人にかぎらないかもしれません。
木の温もり。
ていねいに作られた木の家具の手になじむような質感。
身体的な温かさと心理的な温かさが結びついて、「愛されている」という感情の基盤となること。
「温かさ」と「温もり」
物理と感性の行き来に「人間らしさとは何か?」を見出す機会としての可能性を感じる今日この頃です。
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