競馬初心者から見た皐月賞

エフフォーリアに三冠馬の影を見た。

今年の皐月賞は、多くのメディアや人々が「昨年のコントレイル・サリオスのような主役がいない、難解なレースだ」と言っていた。しかし、いざ終わってみれば、主役はいたというオチである。
エフフォーリアに本命印を打っていた身としては、「(やはり)順当に強さを証明してくれた」という前向きな印象が残るレースだった。2着に3馬身、つまり、おおよそ0.5秒以上つけての勝利だという。これはどうやら過去の皐月賞馬のナリタブライアン・オルフェーヴルに並ぶ結果(参考サイト)とのことだから、この馬は間違いなく三冠馬になれる思った。

自分の好きな馬のタイプは『とにかく強い』ところ。やはり、競馬は勝負の世界である以上、「強さ」がひとつの意味を成してくる。そいう意味で、無敗であることや三冠馬に価値を見出している人間だ。だから自分はコントレイルやデアリングタクト、ディープといった三冠馬が好きだし、また一方でクロノジェネシスやアーモンドアイとかもタイプだ。
だからこそ今回のエフフォーリアにはそれらの影を見たし、応援したくなる気持ちが一層高まった。

エフフォーリアはもとより高く評価してた。
・無敗で能力の高さを見せる一方で、底を見せていない。
・後に毎日杯をレコード勝利するシャフリヤール、GⅡのスプリングSを勝利するヴィクティファルスを破り(結果的にレベルの高くなった)共同通信杯を勝利している
・そしてなにより、エピファネイア産駒であること。

正直、ほかのメンバーと見比べても頭一つ抜けている感じはあった。その対抗にはダノンザキッドを挙げていたが、正直な話、エフフォーリアの安定的な実績の前では見劣りするなと感じていた。
概ねダノンへの評価は、
・昨年のホープフルステークス覇者。無敗の2歳王者として君臨する能力の高さを順当に評価。
・鞍上も3週連続で重賞Vを収めている川田騎手と好材料。
・しかし、叩きとして出走した弥生賞でまさか3着。思わなくところで底の一片を見せてしまう。
・(特に最後の直線で加速の始動が遅れた点から)精神的な面の問題を抱えている印象に映ったのは減点材料。
・この問題を陣営がどこまで修正できるか。

と言った具合だった。結局、その精神的な部分の問題点が最悪の形で出てしまい、1番人気でありながらブービーでの大敗北という、陣営にとっては阿鼻叫喚の結果になった。ダノンは評価を落とさざるを得ない苦しい内容になったと思う。
陣営はタービーを大目標にしているようだが、精神的な問題は約1ヶ月という一朝一夕の期間で修正できるか、甚だ疑問だ。それに今回のフォーリアのこの走りと、桜花賞で驚異のロングスパートを見せたサトノレイナスもダービーに登録しているとのことで、(仮にレイナスがダービーに来るとすれば)確実に勝利するために必要なレベルが上がることは間違いなく、このような走りを見せられたら本命どころか紐にするのも難しいと断言せざるを得ない。
陣営にとってここからの1ヶ月は正念場だろう。

次にジョッキーの話。
今回、皐月賞ジョッキーに戴冠したのが横山武史騎手。正直、競馬初心者の自分からすると横山典弘騎手の息子というぐらいのイメージしかなく、若手騎手というぼんやりとしたイメージがあった。だから、彼が昨年の関東リーディングであることや今年も2位につけているを知らなかった。今回、22歳にして皐月賞ジョッキーに名乗りを上げたことは競馬初心者としてもぜひ注目していきたいと思う。
次回は大舞台・日本ダービーだから、大きなプレッシャーがかかると思うがエフフォーリアをエスコートするの手腕をぜひとも応援していきたい。

最後に馬券的な話をさせてもらう。

結果から言うと、エフフォーリア本命でありながらガミった。

画像1

馬券の通り、自分の印の打ち方は、
◎エフフォーリア
◯ダノンザキッド
▲ラーゴム
△ステラヴェローチェ、レッドベルオーブ

であった。穴で挙げた3頭は指数と前走内容・当日の馬場状況で決めた。ラーゴムは指数評価が高かったので抑え、ステラとベルオーブは馬場の展開から差しが決まる可能性を考慮して入れたという具合である。

しかし、ここに2着だったタイトルホルダーを入れていない痛恨のミス。
タイトルホルダーを穴に入れたら3万近くの万馬券だった。まさかの逃す大失態。

正直、タイトルホルダーは買える要素はいくらでもあった。同じ中山右2000mの舞台である弥生賞でダノンやシュネルマイスターに逃げ切り勝ちをしている点からも、走れる素地は十分に見せていた。それに今回は先頭を取りに行く馬がホルダーだけだったし、しっかりと走れる逃げ馬が1頭だけなら、3着までに入れる可能性が高いことは想像に難くない。
なぜタイトルホルダーの評価を入れなかったのか、終わってみて本当に後悔した。

自分は決して競馬に時間をしっかりとかけれるわけでない。だから、メインレースに出馬する全馬の動向や評価を追うことも難しい。
しかしそれでも、今回の一件からせめて人気上位10頭ぐらいまではしっかりと見ようと思った。次回以降の予想ではもっと詳細に詰めていきたい。

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