日本ダービー予想
その日が近づく度に、思うようになった。
それは、なぜ日本ダービーが「全てのホースマンにとってあこがれの舞台」なのか。その理由、そしてその意味するところ重さについてである。
間もなく、自分の競馬歴も半年に近づきつつある。そうした中で、この記事を書いているダービー前夜では、その「特別さ」をただ強く感じているところだ。
今年のダービーはきっと歴史に残るレースになると思う。
その中心にいるのは、3年連続無敗の皐月賞馬・エフフォーリア。
そして、14年ぶりウオッカ以来の制覇を目指すサトノレイナスであろう。
特にエフフォーリアは、一番注目を集めているといっても過言ではない。自分も、皐月賞の回顧で書いた通り、この馬に三冠馬の影を見た。それくらい、エフフォーリアの勝ち方はあまりにも衝撃的だった。
https://note.com/makotos_794/n/nbb1f8bf4caf3
そもそも冷静に考えれば、無敗で皐月賞馬になったことはかなりヤバいことだなと。グレード制が導入された1984年以来、37年の間に無敗で皐月賞を制した馬はたった9頭しかいない。そのメンバーにはシンボリドルフ、ディープインパクト、コントレイルの無敗三冠馬ほか、ミホノブルボン、トウカイテイオーなどの無敗2冠馬らがいる。
グレード制導入前を振り返っても、トキノミノル、シンザン、ハイセイコーなどの名馬中の名馬がいる。
名前を見てみても、歴史的名馬しかいないのだ。
正直、今年含めて3年連続で無敗の皐月賞馬が出ていることがただの異常事態ではなのではないかと疑っているのだが、どちらにせよ、フェフフォーリアの勝ち方は、過去の名馬と見て比べても遜色ない強さであるとは間違いないだろう。
さて予想であるが、現状こう考えている。
◎エフフォーリア
○ワンダフルタウン
▲ヴィクティファルス
×1サトノレイナス、×2.シャフリヤール
正直、まだまとまっていないが、次に見解を簡単にまとめてみる。
◎エフフォーリア
問答無用で本命。この馬の素質の高さは改めて語る必要もないと思う。不安要素としては、土曜日の競馬では内が伸びないに外差しが決まるという、いわゆる「Cコースマジックが効かないのでは?」という懸念が挙げられる。しかし、皐月賞の時は朝の時点で稍重・クッション値9.4の馬場で(晴れて回復したとはいえ)重めの馬場を攻略して3馬身差の圧勝は目を見張る要素があると思う。
○ワンダフルタウン
青葉賞の勝ち馬。同じ東京の芝2400ⅿを攻略している点はかなり大きい。鞍上も一貫して和田騎手なのも好材料。前走青葉賞では、上がり3F34.4秒の脚を使えており、平均して34秒台前半を出せる脚の切れ味は目を見張る所がある。日刊競馬によると青葉賞組の成績は、[0-5-2-13]と決して悪くはなく、充分に馬券圏内に入れる好走を期待したい。
▲ヴィクティファルス
前走皐月賞9着。しかし、前々走のプリンシパルSではしっかり勝ってるし、何より共同通信杯を3Fの33.足を使って62着の好走には目を見張るものがある。ハーツクライ産駒は東京芝2400のほうが条件に合っているので、条件も好転しそう。そして何より1枠2番というエフフォーリアの隣をもらえたのが何よりアツいと思う。常にフォーリアを見ながら競馬できる位置を狙えるのは良いと思う。個人的には押さえておきたい1頭。
×1.サトノレイナス
今回の注目株の一頭。前走桜花賞2着で、上がり3F32.9という驚異的な切れ味を見せつけソダシに肉薄した力は素直に評価してよいと思う。しかし、一方でいくつかの懸念材料もあるのも事実。まずは距離適性で、1800の経験すらないのが、いきなり4Fの延長に挑戦するのにはかなり厳しいものがあると思う。事実、過去10年で前走1600mの馬の成績は[0-0-0-23]というデータも存在する。それに兄弟馬のサトノフラッグはダービーでは惨敗と言える結果だったし、ダンサールは2400mの経験自体がない。正直、自分はこの馬はグランアレグリアと一緒でマイラーだと思う。次にクビ差2着だったとはいえ、重賞勝ちの経験がないのもマイナス。場合によってはキリもある。
×2シャフリヤール
毎日杯の勝ち馬。レベルが高かった共同通信杯で3着なのは素直に評価されるべきだし、毎日杯でのレコード勝ちは圧倒的だった。が、(母数が少ないとはいえ)キャリア3戦の馬は過去10年で[0-0-0-4]、それに毎日杯から直行した場合は馬券絡みが出ていない(キズナは毎日杯後に京都新聞杯を叩いているので例外)。兄・アルアインも2400の壁を越えられずに撃沈している。レイナス同様、距離の壁を越えれるかという点で疑問点が残ったので、今回はキリとしたい。
まだ、正直纏まっていないので、パドックの様子などを見て変える可能性が大いにあるのでその点に留意してほしいがお胸この様な形を予想している。
1年に1度の大舞台、1ファンとして楽しんでいきたい。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?