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#12 10月26日/イベント実施日レポ〜地域向けイベントの認知拡大企画と廃材企画

※この記事は、神奈川大学経営学部の学生が執筆しています


こんにちは!神奈川大学経営学部2年の河村美咲です。
私は主に地域向けイベントの認知拡大企画と廃材企画を担当しました。

認知拡大企画のねらい

7月に男澤社長に向けて企画案のプレゼンを行った際、イベントの開催だけでは地域の方々にきちんと感謝の気持ちが伝わるかが分からないというご指摘を受け、私達は東山田の皆さんにまずスリーハイという会社について知っていただけるように「認知拡大企画」を取り入れることになりました。

この企画では、「スリーハイはどのような会社で、どうして東山田の方々に感謝しているのか、イベントを通してどのようなことを伝えたいのか」を知ってもらうことを目標としています。

これらがきちんと伝われば、スリーハイは東山田の皆さんにとって身近で接しやすい存在となり、地域の方々から得られる理解や信頼は今後のスリーハイの安定的な事業の存続に繋がるはずです。

企画の実施にあたり、どのような内容にしたら参加者の方々にスリーハイへの理解を深めてもらえるか、皆でアイデアを出し合いました。

様々なアイデアが出た中で、最終的には動画作りをメインで行うことになりました。また、イベント後のアンケートで、スリーハイ認知の効果測定を行うことになりました。

実施が決まった企画

①    イントロダクションの動画作成、動画の内容からクイズ出題
②    仕事風景の動画を再生する
③    効果測定のための事後アンケート
④    お土産セットを渡す(パンフレット、冊子、サンキューカード)

 
企画について順番に説明していきます。

①イントロダクションの動画作成、動画の内容からクイズ出題

作成したイントロダクションの動画がこちらです。

動画を作成する際に社員の坂井さんから、「子供たちの集中力を考えて動画の長さは1分以内が良いのではないか」「途中でクイズを混ぜたら面白いのではないか」というご意見をいただきました。

アドバイスを踏まえ、動画はイベント開催の目的とスリーハイからの思いを伝える内容をベースに、楽しい雰囲気を意識しました。少々長くなってしまいましたが、イベントを通して何を伝えたいのかがよく分かる動画になったと思います。

↑当日はパソコンをモニターに繋げて再生しました!               

動画を見てもらった後には、クイズを一問行いました。

動画の視聴前に「この後動画の内容からクイズが出るよ!」と伝えることで、子供たちに集中して見てもらうことを狙いました。クイズの内容は以下の通りです。
 
Q.スリーハイが今回のイベントを企画したのはなぜでしょうか?
①ハロウィンの季節だから
②ありがとうの気持ちを伝えるため
③これからも地域のみんなと仲良くしたいから

イベント会場入口で、クイズを子どもたちにだしている様子

子供たちの回答を見ていて一番多かったのは、②のありがとうの気持ちを伝えるためでした!

個人的には今回のイベントは感謝を伝えることを重視していたので、子供たちが動画をしっかり見てくれたことを感じてすごく嬉しかったです!!

また、「正解は全部でーす!」と言った後に、子供たちから「えー!」「ずるい!」といった楽しそうな反応が次々に返ってきて、クイズを実施して良かったと感じました。
 
クイズの景品に関しては、何を渡すか・どう渡すか、沢山話し合いを行いました。イベントの直前まで紆余曲折ありましたが、最終的にはハロウィン仕様のハリボーを配布することになりました。

②仕事風景の動画を再生する

②の作業風景の動画は、スリーハイの従業員の方々が日頃どのように仕事をしているかを子供たちに見せることが目的でしたが、パフェづくりの流れを想定した時に進行がスムーズにいかなくなる恐れがあったため、当日は流しませんでした。

③効果測定のための事後アンケート、④お土産セットを渡す

③のアンケートに答えてもらった後は、④のお土産セットを配布しました。アンケートについては、また第13回のnoteで詳しく説明します。
 
お土産セットには、スリーハイにまつわるパンフレットや冊子に加えて、「サンキューカード」を入れました。サンキューカードは廃材を使用し、裏にはイベントの日付と会社名を印字していただきました。

スリーハイの製品の一部分を体感してほしい、形に残るもので思い出を持ち帰って欲しい、という思いを込めました。

サンキューカードの製作は社員の方々が協力してくださいました。

↑実際のサンキューカード

廃材を使った企画

廃材企画は、スリーハイの端材や廃材を利用してアップサイクルを行う企画です。

当初は子供たちに廃材で人形を作ってもらった後トントン相撲をして遊んでもらう想定でしたが、現実的に難しいという事が分かり、改めて企画案を考えることになりました。

まずは学生のグループLINEで新アイデアを募集しました。

当時は“ハロウィンイベント“というよりも”お祭りイベント“というコンセプトが強かったため、夏祭りによく見られる企画が多い印象です。

スリーハイの廃材で実現出来そうなものを選んだ結果、釣りとフォトスポットの企画に決定しました。

廃材調達

魚釣りゲーム・フォトスポット・サンキューカード(約100枚)配布の実施にあたり、スリーハイの廃材だけでは材料が足りなくなる可能性がありました。そこで、Zoomでの打合せの際に鈴木さんから「製品に使う材料の仕入先に電話をかけて、廃材を頂けるか交渉してみませんか?」という提案をしていただきました。

私は普段電話をかける機会がほとんど無いため、初めに聞いた時は不安を強く感じました。

そんな時、徳江さんから「社会に出たら企業先に電話をかける機会も増えますし、今のうちに挑戦すれば必ず良い経験になると思います。それに学生の皆さんからのお願いの方が受け入れられやすいと思いますよ!練習だと思ってチャレンジしてみませんか?」と言われ、背中を押されました。

この言葉を聞き、まだ不安な気持ちは残っていましたが、勇気を出して挑戦してみることにしました…!

交渉に挑戦 9/26

廃材の提供をお願いするのは、タイセイポリマー株式会社さんです。呼び出し音を聞いている時、緊張で手汗が止まらなかったことを覚えています。

ですが、担当の方が親身になって対応してくださったおかげで、無事に交渉を終えることが出来ました!廃材はイベントの2週間に届けてくださる事になりました。

魚釣りゲーム🐟

10月8日、安藤さんと内山さんと本社に伺い、魚と釣竿を作りに行きました。廃材で作った魚をクリップで挟み、毛糸の先に磁石を付けて釣り竿にしました。

この日は全部で魚を15匹作り、釣り竿は計4本作りました。難易度を子供向けに合わせるため、クリップの量や位置を調節しながら製作しました。ペンギンやイカ、クラゲなど個性豊かな魚たちが出来たと思います。

作業の途中で、タイセイポリマー株式会社の方が車で廃材を届けに来てくださいました。お願いしていた弁柄色の廃材に加え、白い廃材まで分けていただきました。本当にありがとうございました。

白い廃材は、弁柄色のものと比べて少し重く、釣りにくいことから「レア魚」にすることが決まりました。

10月15日、安藤さんと三澤さんとDENに伺いました。
全ての魚を作り終えた後、実際に魚釣りにチャレンジしてみました。

釣れた魚の数を踏まえ、制限時間などの具体的なルールを決めることが出来ました。この日は、魚作りの作業に加えて、もう一つの企画である「フォトスポット」のステッキ作りも行いました。

フォトスポット

フォトスポットは、ハロウィンらしいこと・誰でも気軽に楽しめること・写真を振り返った時にイベントのことを思い出せることを意識しました。

デザイン案の話し合いを行い、DENの中でフォトスポットに使用できるスペースは限られていることから、規模感を小さくすることにしました。また、廃材でステッキを作ることにして、なるべくスリーハイの廃材と一緒に写真を撮ってもらうことを目指しました。

イベント当日 

魚釣りゲームの様子です!

ルールは以下の通りです。
①    制限時間は1分
②    3人ずつゲームを行う
③    魚を釣ったら景品がもらえる

景品にはお菓子を用意しました。お菓子は一人3つまでで、1匹しか釣れなくても2つのお菓子を渡すことにしました。

レア魚を釣ったらパチパチパニック、ノーマルの魚を釣ったらゾンビガム・サワーペーパーといったように難易度に合わせて景品を調整したり、得点板を作成してランキングを出したりすることで参加者のやる気を高める工夫をしました。

子供たちから直接「魚釣り楽しかった!」「もう一回やりたい!」という声を聞き、企画の成功を実感しました。

フォトスポットはDENのホワイトボードを活用しました。

廃材で作ったステッキ
スリーハイ社員の方々がハロウィンの風船を用意してくださり、より華やかになりました。

フォトスポットはデザインの決定までにすごく時間がかかってしまったため、ギリギリで作成した形になりましたが、なんとか完成することが出来て良かったです。

これまでの活動を振り返ってみて


私は、今回のイベントは大成功を収めたと感じています。企画を楽しんでいただくことはもちろん、目標であった認知拡大も達成することが出来ました。「どうすればスリーハイを知ってもらえるだろう」「どう伝えたらいいのだろう」という課題と向き合ううちに、それぞれの立場で考えることが出来るようになったように感じます。

社員の方々は、いつも私たちに欠けている部分を支えてくださいました。大人の視点からのアドバイスや提案は、多くのことを気付かせてくれました。社員の方々がいなければイベントは成功していなかったと思います。感謝の気持ちでいっぱいです!

また、今回のプロジェクトを通して努力し続けることの大切さを学びました。様々な企画の変更を繰り返し、自信を無くす時もありました。しかし諦めずに頑張り続けた時間は決して無駄ではなく、自身の成長に大きく繋がったと感じています。

イベント当日、来てくださった方々の笑顔を見た時や、「Note楽しみにしてます!」と言われた時に、今まで頑張ってきて本当に良かったと強く感じました。

最後に・・・

先述した通り、私たちの企画は何度も変更を行いました。今回のnoteを書きながら、これまで本当に色々なことがあったなと感じます。

本当は経緯を全て記したいのですが、長くなりすぎてしまうため、活動の記録として「印象深いボツ企画TOP3」を発表しようと思います!

第3位おばけピック

このピックは、スリーハイクイズの景品として渡すことを考えていました。自分で自由に顔を書き、パフェにさすというプランでした。

推しポイント:オリジナルパフェ感up、可愛い

ボツ理由:衛生面、タイムスケジュールの関係(顔を描く時間)

第2位トントン相撲

子供たちに人形を作ってもらい、トントン相撲をしてもらう企画です。
クラフト体験を行った際、あまりの難しさに人形を作ることは難しいと判断しました…

推しポイント:ずっとこの企画で進めており、愛着がある。バトル性があって良い

ボツ理由:現実的ではない、パフェ企画との時間が合わない、人数調整が難しい

第1位Instagram風パネル

フォトスポットの初期デザインです。DENの広さを考慮し、パネル型のフォトスポットを考えました。持ち運びが可能であるため、自分の好きな場所で撮ることが出来ます。最初はこのパネルに加えてステッキを作成する予定でしたが、ステッキのみが採用されました!

推しポイント:ハッシュタグにより、見返したときに情報が分かりやすい。親世代も撮りたくなるデザイン。

ボツ理由:子供向けのデザインではない、パフェを持ちながら写真を撮るのが難しい。

まとめ

私たちは様々な企画の変更を繰り返しながら、最終的にイベントを成功させることができました。振り返ると、企画が白紙に戻ったわけではなく、むしろ磨かれ、より良いものへと進化していったのだと感じます。

自分が提案した企画や進めていたアイデアを諦めるのは非常に辛く、勇気が必要でしたが、この経験を通じて忍耐力が身についたと思います。本当に貴重な体験でした。

なぜここまで頑張れたのかを改めて考えたとき、スリーハイや社員の皆さんに心から親しみを感じていたからだと気づきました。「この会社のために頑張りたい」「社員の皆さんを悲しませたくない」という気持ちが、自分を突き動かしていたのだと思います。

活動が終わってしまうのが寂しい気持ちもありますが、最後の成果報告会に向けて、全力を尽くしたいと思います!


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