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神奈川大学経営学部の学生と考える「ステークホルダー・エンゲージメントを高める取り組み」キックオフ!!

スリーハイ代表の男澤です。このnoteでは、未来を担う学生のみなさんと、スリーハイが一緒に行う取り組みを中心に発信しています。

さて、2024年4月から新しい取り組みが始まりました。

スリーハイは神奈川大学経営学部マネジメント体験プログラム[ビジネス・地域課題コース]に参加しています。詳しくは神奈川大学のHPをご覧いただきたいですが、簡単にご説明しますと…

このプログラムは、学生のみなさんが学修した知識を、社会の諸問題解決に生かしていくスキルを身につけることを目標として、マネジメントに関する諸問題を体験的に学修できるように、というプログラムです。

この授業は企業・NPO等との連携によるプロジェクト型授業(PBL:Project Based Learning※)で行われるものです。学生が数名のグループを組んで、企業・NPO 等から提示されたテーマに沿って、計画の作成、情報収集・整理、企画案作成、実施、評価までの一連を行います。

※PBLとは
学習者自身が課題解決に取り組むプロセスを通して知識や技術を獲得していく学習方法です。知識を断片として覚えこむのではなく、その活用方法や、相互の関連性まで含めて身につけることができる、学習者が主体的かつ自律的に学習に取り組むことができる、チームワーク等の実践的能力を育むことができる等といった特徴があります。

参考:神奈川大学HP マネジメント体験プログラム

https://www.mgmt.kanagawa-u.ac.jp/study/manepro.html

つまり、学生のみなさんが日頃の大学での学びを活かし、実際の企業・NPOが抱える課題を一緒に解決していくというプロジェクトなんですね。

スリーハイでは「ステークホルダー・エンゲージメント」の企画立案・実行について、神奈川大学経営学部の2年生の学生4人のみなさんといっしょに考えていきます。

ステークホルダー・エンゲージメントとは?

「ステークホルダー・エンゲージメント」というキーワード、聞いたことはありますか?あまり聞いたことがない言葉で、ぱっとイメージがわかないかもしれませんね。

ここで、スリーハイが「ステークホルダー経営」をなぜ大事にしているのか、さらに今回神奈川大学の学生のみなさんと「ステークホルダー・エンゲージメント」について一緒に考えることになった経緯をご説明します。

スリーハイは、これまで10年以上にわたり、地域活動に積極的に取り組んできました。この理由は、スリーハイが工場と住宅が混ざり合う準工業地域に立地していることにあります。

「住宅街にある町工場」は、地域との信頼関係がなければ事業を継続できません。信頼関係をつくるには、 私たちの方から工場を開き、顔を合わせながら対話を続けてきました。

準工業地域では、住民と工場のお互いの顔が見えず、トラブルになることが多い

2021年にはリブランディングを実施し、スリーハイでは「ステークホルダー経営」を目指すべき方向性として掲げました。スリーハイは、顧客や仕入先、地域、従業員、金融機関、行政など、あらゆるステークホルダー(関係者)とともに、大きな社会の一員として存在しています。ステークホルダーと良い関係を築くことで、はじめて良い事業を築くことができます。

スリーハイの「ステークホルダー経営」を示した図。ステークホルダーを温めることで、想いが大きな木となり、みんなを温めるはず。ステークホルダーとして【パートナー企業】【地域】【従業員】【未来・地球】の4つのカテゴリーをおいています。(スリーハイのアニュアルレポート「OMOU2023)より)

良い関係を築くためには、財務・非財務を含め、スリーハイのありのままをお伝えしていくことが欠かせないと考え、財務・非財務情報をまとめたアニュアルレポート「OMOU」を2022年から発行しています。

アニュアルレポート「OMOU」はこちらから閲覧できます。
https://www.threehigh.co.jp/company/report.php

これまでスリーハイの「ステークホルダー・エンゲージメント※」を高める取り組みとしては、従業員満足度調査、スリーハイの仕入先へのアンケート調査などを行ってきました。しかし、まだまだできることがあると考えていますが、同時に、自社だけで考えていくことの難しさも感じています。

※ステークホルダー・エンゲージメントとは
企業が複数のステークホルダーの意見を自社のガバナンスや意思決定に反映させるプロセスのこと。施策の具体例としては満足度調査、サプライヤーに対しての説明会やアンケート、市民団体に対し意見交換、交流会の実施などがあげられます。

2023年にはスリーハイの仕入先へのアンケート調査と訪問を行いました
従業員満足度調査を実施し、働く環境改善を絶えず行っています

そこで今回、スリーハイと同じ横浜市内の大学である神奈川大学の学生のみなさんと、スリーハイがこれからすべき「ステークホルダー・エンゲージメント」を高める取り組みについて、企画段階から一緒に考えていくことになりました

まだ何をするかは決まっていませんが、ステークホルダーのみなさんに感謝の気持ちをお伝えできるような、イベントを秋に実施する予定です。今回、学生のみなさんには、イベントそのものでいいのか、企画段階から考えていただくということになっています。

神奈川大学の学食はホテル!?

さて、ついに5月21日火曜日、スリーハイの第二工場兼カフェである「DEN」に、今回スリーハイのプロジェクトに参加する学生のみなさんがやってきました。

スリーハイでは、お客様のお名前をウェルカムボードに書いてお出迎えしています

ちょっと緊張な雰囲気なみなさん…。そういえば、神奈川大学は最近、みなとみらいに新しいキャンパスができたんです。経営学部のみなさんのキャンパスも、この新しいみなとみらいキャンパスだそうですよ。

https://www.mmc.kanagawa-u.ac.jp/

大学といえば学食!ですよね。そこで、オープニングトークとして、イマドキの学食事情を聞いてみました。

学食が21階!?ホテルじゃん!!うらやましい〜〜!
私の神奈川大学のイメージというと、平塚にキャンパスがある…というくらい。すみません。いや〜、おしゃれですね。

ではお互いに自己紹介・・・、あれ、まだなの!?

場が温まったかな?というところで、キックオフの始まりです。まずは、私から自己紹介をしなければ…

ええ!?自己紹介の前に、徳江さん話したかったの!?先走っちゃった!?

スリーハイは、こんな雰囲気の会社なんです。伝わりましたでしょうか?笑

気を取り直して、このプロジェクトに学生と一緒に取り組むスリーハイメンバーをご紹介します。

今回のプロジェクトの主担当である、経営企画室室長の徳江から、今回のプロジェクトの目的、スリーハイが大事にしているステークホルダー経営について、アニュアルレポート「OMOU」を使いながら説明。
2024年4月に入社した坂井。前職はweb関連の会社に勤めていました。データではなく「形のあるものを扱いたい」とスリーハイに入社。スリーハイではECサイトのマーケティングなどに取り組んでもらう予定です。
2024年4月に入社した鈴木(左)。前職は専門学校の職員として広報などに取り組んでいました。スリーハイでは営業に携わるほか、今回のような地域活動を担当します。

では、今後は学生さんの自己紹介!学生のみなさんには「最近ハマっていること」と「なぜスリーハイのプロジェクトに参加したか」を話してもらいました。

内山さん。最近、おサイフをなくしてしまって、ちょっと心配…とのこと。きっと見つかるよ!!スリーハイのプロジェクトを選んだ理由は、企画から考えるスタイルなので、初めから用意されている課題をやるのと、実際に課題を見つけてやるのではやる気が違うから、ということだそうです。やる気いっぱい、素晴らしい!
三澤さん。最近ハマっているのは「グリークヨーグルト」。水分を除去したヨーグルトで濃厚でクリーミーだそうです。スリーハイのプロジェクトを選んだ理由は、スリーハイがヒーター製造だけではなく、カフェや食堂の運営など地域密着活動も行っていることに興味を持ったとのこと!
河村さん。河村さんも食べ物が好きで、最近ハマっているのは横浜駅にある飲食店めぐり。スリーハイのプロジェクトを選んだ理由は、ものづくりの会社のマーケティングに興味を持ち、経営学部に進学したことから、実際にものづくり会社のプロジェクトに参加できるからだそうです!
安藤さん。漫画研究会に所属しているとのことで、最近ハマっているのは漫画をかくこと!スリーハイのプロジェクトを選んだ理由は、ヒーターづくりの会社であるのにコミュニティスペースの運営や子供向けの工場見学など、地域に根ざした活動に興味を持ったこと、イベント企画に興味があったことから。
初回から積極的に学生の皆さんから質問・疑問がでてきました!

みんなで自己紹介に盛り上がりながらも、経営企画室室長の徳江を中心にスリーハイのOMOUを読み合わせるほか、今後の日程の確認などをして、キックオフは終了となりました。その後、スリーハイの工場をみんなで見学。

次回までの宿題〜ワークシートにステークホルダー・エンゲージメントを高める取り組みのアイデアをたくさん考えてもらいます。


DENから本社までは徒歩1分ほど。2021年のブランドリニューアルのときに、本社の色もブランドカラーに揃えました
営業担当鈴木から、スリーハイがつくる製品についてアツい説明が!

来週の火曜日、5月28日は学生さんたちのみでの活動です。学生のみなさんにはワークシートをお渡しし、次回までに、個々人で「ステークホルダー・エンゲージメント」を高めるイベント案についてワークシートを埋めてもらうことになりました。

次回からは、学生のみなさんからこのnoteに活動の記録をつくってもらいます!どんな展開になるのか、私も今から楽しみです。

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