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あなたの売り物、本当は何ですか?

中山マコトです。
まだ新年なので、「可能性」について書いてみたいと思います。
僕達はまさに無限の可能性を持っています。

あなたが仮に、カフェを経営しているとしましょう。
あなたは毎日、お客さんがやってくるのを待っています。
1人がドアをくぐるといらっしゃいませ!と声をかけます。
嬉しい瞬間、、あ、今日もお客さんがゼロじゃなかった!とホッとする瞬間です。

毎日がそうして暮れていきます。

今日は何人が来てくれた!何人が入ってくれた!
数字とにらめっこの世界。
売り上げから人件費、仕入れ原価、家賃・光熱費などを引いて、さていくらの利益が出たのか?
一喜一憂の毎日であり、毎週であり、毎月であり、毎年であり、一生です。

さて、確認です。
あなたの一生を、
“お客さんの数”
と言う、「あなた自身がコントロール出来ない数字」、
にゆだねていて良いのでしょうか?

あるカフェがあります。
そのカフェでは一ヶ月に一度、店の端のスペースを使って、
“プロの技を伝授!泣きたくなるほどおいしい珈琲の煎れ方”
と言う講習会をやっています。

受講料はたったの500円、ワンコインです。
店のお客さんだけでなく、結構遠くからも通ってくれています。
そして帰りには店の自慢のコーヒー豆を買っていってくれます。

この売り上げ、結構な額になるんです。

オーナーは毎月、色んなコーヒー豆を仕入れ、味わってみます。
お客さんに本当に喜んでもらえる珈琲を出すための当然の努力だと彼は考えています。

ある日、そのオーナーに、あるお客さんが、こう尋ねました。
「シロートがおいしいコーヒー豆を見分ける秘訣ってあるの?」

オーナーは自分の経験と知識を活かして、一生懸命語りました。
その会話を聞いていた他のお客さんからこんな声があがりました。
「オーナー、今の話、僕達にも聞かせてよ!」

それをキッカケにオーナは、月に一度、
「コーヒー豆の見分け方教室」
をやるようになりました。

この教室は評判を呼び、毎回沢山のお客さんが来てくれるようになり、地方新聞の取材も受けるようになりました。
毎回、20人限定でやっていますが、半年先まで予約で一杯です。
プロの顔もチラホラ見えるようになりました。
ノウハウを盗みに来ているのでしょが、オーナーは一切、気にせず語り尽くします。

この講義の様子を映した映像は、1本2000円で販売され、通信販売で毎月50本以上が売れています。
およそ10万円の粗利。
アルバイト1人を雇える金額です。

オーナは、海外にまで仕入れの足を伸ばそうと考えています。
本当に気に入る豆を直接買い付けたいからです。

珈琲好きの仲間とかお客さんとそんな「仕入れツアー」なんかもやりたいな~と考えています。

こうしてオーナーは、結果的に、お客さんに珈琲を出すこと以外の、
“情報ビジネス”
を拡大しています。

これ、オーナ自身は、情報ビジネスとは一ミリも思っていません。
でも、結果、そうなっています。
熱意とちょっとした知識があれば出来る事です。

オーナは次々に多くのことを発想し、実行して行きます。
もちろん中にはうまく行かないものもあります。
が、それでメゲていては話になりません。

オーナーの目的は、お金ではなく、おいしい珈琲を味わってもらうためのお手伝いだからです。

彼の薫陶を受け、自分で店を開きたいと言う人が出てきます。
彼は開業コンサルタントとしてアドヴァイスを始めました。
怪しい業界ゴロのような偽物コンサルタントに、教え子が蹂躙(じゅうりん)されるのが我慢ならなかったからです。

彼のカフェは未だに以前のままです。

小さな店、お客さん、ひとりひとりの顔が見え、声が聞こえる適度な店。
でも、その珈琲代金を上回るほどの「実利益」をあげているのは、彼が販売している
“情報と知識”
です。

さてあなたにはどんな情報がありますか?
どんな知識と経験がありますか?

もしそれが見つかったら・・・・
今年は大きな飛躍の一年になるかもしれませんよ。

出版相談無料!でやっています。

さて、僕は物書きであり出版応援団です。

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