本を出すと、世界は一変し、純利益が激増するという。
中山マコトです。
僕の著者デビューは商業出版で、6000部からのスタート。
その本自体は残念ながら売れませんでしたが、初版印税は102万円を受け取りました。
売価1700円✖10%✖6000冊と言うことです。
これは本が売れようと売れなかろうと支払っていただけるので、とても嬉しかったです。
が、僕の喜びはそれでは終わりませんでした。
本が出て一週間以内に、雑誌の出版社から3つの問い合わせが来ました。
どれも取材の依頼です。
その取材記事から、いくつもの執筆依頼や別の取材依頼へと繋がって行きました。
それから別の2社から雑誌原稿の執筆依頼が来ました。
ひとつはマーケティングに関する特集の中での記事執筆。
これは、以降、別の雑誌での連載に繋がってきます。
もう一社は最初から年間通じてのレギュラー執筆で、この連載からも複数の仕事依頼がやってきました。
それから大きかったのが、出版社からの本の執筆依頼です。
その中に、僕の二冊目の本である「バカ売れキャッチコピーが面白いほど書ける本」を出すことになる出版社もあり、この本がまさに人生を変えてくれたわけです。
本が出てからの動きはまさに怒涛でした。
講演、セミナーの依頼は引きも切らず。
自分でセミナーを企画すれば、それまでの10倍は集客ができました。
ラジオはAM・FM問わず、いくつも呼んでいただきましたし、少しですがテレビにも出ることができました。
その後、年に4冊平均で本を出すことになるのですが、結構売れた本もあり、収入面でも大きく変化しました。
でもね、そんなこた~どうでもいい。
何より大きかったのは、マーケティングの仕事や販売促進の仕事、リサーチの仕事、コピーライティングの仕事などの依頼が増えると同時に、僕にとって一番嬉しい事が起きたんですあ。
それは・・・
それはね・・・・
利益率が劇的に上がった。
というか、まるで値切られなくなりました。
つまり・・・・
儲かる。
そう、仮に見積もりを出したとしても、まったく値切られません。
「あ、そ~」って感じで通るわけですよ。
もちろん中には、意味なく値切ってくる輩もいましたが、それは最初からフリーランスを舐めてるヤツなのでお断りして寄り付かせないようにしました。
で、値切られなくなるとどうなるか?と言うと、いわゆる言うところの「粗利」が増えます。
これ、一番大きいです。
だって、値切られるってことは、そのまま粗利が削られるって事です。
100万の仕事で、仮に20万の粗利が見込めるとしたときに、もし10万を値切られ、それを呑んだら、もう一回100万の仕事をしなければいけない訳ですよ。
で、それまでの僕はある意味、そんな感じの仕事もしていたわけです。
「売り上げは増えたんだから、ここはよしとしよう!」
そんな、おかしな判断をしていたんです。
フリーランスで頑張ってはいても、将来への漠然とした不安から、値切られても仕事を請けてしまっていました。
これ、今にして思えば緩やかな自殺だということが分かるんですが、当時は分かっていませんでした。
その自殺に向かっていくのを止めてくれたのが実は出版だったわけです。
す、本を出すと派手なことも沢山起こりますよ。
仕事の総量も増えると思います。
が、一番のメリットは、
「売り上げの質」
が変わること。
具体的には、先ほど話した通り、
「利益率」
が圧倒的に上がるわけです。
僕達の仕事は、「利益」で動いています。
利益が無ければ、その仕事はやらなかったのと同じです。
もちろん儲かっている会社が、利益度外視で新規事業をスタートさせることはありますよ。
ですが、それは、儲かっているビジネスを持っているから出来ることで、普通はそれをやったら倒産だったり自己破産です。
だから僕達は利益を追わなければいけない。
で、値切られなくなるということは、利益の目減りを押さえることができるということです。
これ、メチャメチャ大事です。
だから、出版は利益を上げるための大きな武器だということなんですよ。
何だか、風が吹けば桶屋が儲かる的なことね?と思う人もいるでしょうが、これ、事実です。
ということで、本を出すと利益の構造、経営状態までもが改善されてしまう!というお話でした。
おしまい。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。
まだまだこれからも書いていこうと思いますので、ぜひまた読んでください。
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中山マコトプロフィール。
https://note.com/makotonakayama/n/nae07da271ea6
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