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ジャムを作りながら考えたこと

ブルーベリーをたくさんいただいたので、初めてジャムを作ることにしました。ジャムを作れる人って、料理上手で花柄エプロンが似合う素敵なイメージがあるんですけど、どうでしょう。なれるのかしら。
早速洗って、砂糖とレモン汁入れて煮てたんですけど、今までの自分だったら絶対作らなかったな、と思って。

成人してから今まで、仕事に生きがいを感じていたので、その他のことはあんまり視界に入らなかった。日々をこなすのに必死で、周りの意見に耳を貸さなかった。
ようやく少しずつ落ち着いてきて、周りの声が聞こえてきた。仕事以外のことに目を向け始めたのが最近です。

仕事を辞めたばかりの頃は、快速電車から降りたけれど乗り継ぎのバスは発車した後で、更には後ろ歩きで目的地に向かわないといけなくなった気分だったんです。

現状に嘆いている日が多かったけれど、こうやってジャムを作る心身の余裕ができたのはいいことだな、と思っています。新しいことをするにはパワーがいるから。どんなに簡単なことだとしても。

ゆっくり進む、後ろ歩きの日々も悪くないと思えるようになりました。いつか、この日々が自分の糧になると思っています。なってほしい。

なんてことを考えてたら、ブルーベリージャムができあがりました。思っていたより簡単で、美味しかったです。
だけど、料理上手で花柄エプロンが似合う素敵な人に近付けたかは、また別の話でした。

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