代々木ゼミナール、TACでの学び
公認会計士の三浦真です。
本日は、私がこれまで歩んできた道のりの中で、最も大きな影響を与えてくれた場所について、書きたいと思います。
それは、私が19歳、20歳を過ごした代々木ゼミナールと、東京大学経済学部時代に通ったTACです。
代々木ゼミナールでの学び
19歳のとき、私は東京大学を目指し、代々木ゼミナール横浜校に通い始めました。
特に、数学の西岡先生、英語の西きょうじ先生、現代文の笹井先生には、本当に感謝しています。当時、周りに、東大や京大出身の知人はおりませんでしたので、先生方は、憧れの存在でもありました。
西岡先生からは、判断枠組を教えて頂きました。難しい数学の問題を解くための戦略を丁寧に教えていただき、数学が得意になりました。文系数学3完1半で、東大合格に至ります。
西きょうじ先生からは、英語の本質を教えて頂きました。完了形とは何か、前置詞とかは何か、講義して頂きました。文章を読み解くためのコツや、英語の読解力を学べました。京大ご出身で、東大英語は簡単で足で書いてもうかる、とおっしゃっておられた、と記憶しています。
笹井先生からは、現代文の読み方を教えて頂きました。なぜ、何が、ぐ、というフレーズ、懐かしいです。もしかしたら、今も、文章を読む際に無意識で、そのフレーズを実践しているかもしれません。読解力を付けることができました。
先生方の熱心な指導のおかげで、私は20歳で東京大学教養学部文科II類に、合格することができました。
代々木ゼミナールでの経験は、私の人生を大きく変えたと言っても過言ではありません。
受験は自分を変える契機になる。人は努力した分だけ幸福になれる。それ以上でも以下でもない。自分の為に、今を頑張れ、という笹井先生のメッセージは、忘れられません。
横浜の外れに住んでいた、貧しい家の少年でしたが、明らかに、東京大学に合格して、人生は変わったと思います。
TACでの学び
東京大学経済学部に進学後、私は公認会計士試験に挑戦することを決意し、TACに通い始めました。
今では、歴史のようなお話ですが、2000年前半の世相は、英語、会計、パソコンを習得すると、今後、ご飯が食べられると聞いて、私は、会計を学び始めました。
TACでは、監査論の石井先生をはじめ、多くの優秀な講師の方々から、公認会計士試験に必要な基礎から応用までを体系的に網羅的に、学ぶことができました。
石井先生は、当時、難しく感じていた監査論の概念をわかりやすく解説してくださり、試験合格のための戦略を具体的に教えてくださいました。
何を覚えるか、何を考えるか、明確にしてくださいました。石井先生は東京大学経済学部の先輩でもあります。
公認会計士試験は東大入試の3倍、大変でした。4回不合格、5回目で合格することになります。
完済しましたが、多額の奨学金をお借りして、捲土重来、絶対に合格するぞと思って受験した4回目も落ちました。
TACの講師はすべて公認会計士試験合格者でした。先生方の熱意、優しさに、感銘を受け、私もいつか先生方のように、社会の役に立てるような存在になりたいと思うようになり、やっと5回目で、公認会計士試験に合格することになります。
先生方への感謝、これからの恩返し
代々木ゼミナールとTACで出会った先生方のおかげで、私は、今の自分があると思っています。
先生方は、単に知識を教えるだけでなく、私という人間を成長させてくれました。
目標達成の技法を教えてくださいました。
私は、先生方のように、真剣に生徒と向き合い、指導できるような存在になりたいと思っています。
2025年1月から、経営者のための経営塾「公認会計士三浦真塾」を開講いたします。
少数精鋭、小さい塾ですが、この塾では、私がこれまで培ってきた、目標達成の技法、経営戦略の立て方、KPIの作り方、PDCAの回し方など、管理会計、経営学、会社法の知識を前提に、皆様に余すところなくお伝えしたいと考えています。
お世話になった先生方へ直接の恩返しは難しいですが、社会のため、経営者を育て、日本という国を良くしていきたいと思っています。