備えあっても憂いあり
ふくしとぼうさい日記7日目です。
日々の活動であったことから思ったことを綴っています。
「津波てんでんこ」
岩手県沿岸部に伝わるこの言葉。
津波がきたらてんでんばらばらに逃げて命を守ることを伝える言葉です。
自分の命を自分で守る「てんでんこ」の意識を逗子葉山金沢区でも伝えたいと、仲間と一緒に活動しています。
名前を「てんでんこプロジェクト」と言います。
金沢区災害ボランティアネットワーク、逗子災害ボラバスターズ、葉山災害ボランティアネットワークの有志でつくる、防災教育のグループです。
主に小学生を対象とした「楽しい防災」のプログラムを実施しています。下の写真は、リーダーのお寺で防災キャンプ(避難所体験)をした写真です。
今日夜はこの「てんでんこプロジェクト」のzoomミーティングでした。
コロナ禍のため、例年屋内を中心に行っていた学習会や避難所体験会などは今年度中止し、屋外で活動する計3回の防災ピクニックを企画しました。
11月は、横浜市民防災センターという様々な体験ができる施設での学習と帰宅困難者体験を行うピクニックを行い、約30名の子ども達が楽しく学んでくれました。
1月と2月に、2回目3回目を予定していましたが、緊急事態宣言のため、やむなく中止で、4月以降に延期をすることになりました(T_T)
その代わりに、オンラインで親子で学べる防災「おうちdeぼうさい」という企画を、急遽2月に企画しようと、急ピッチで調整を進めています。
企画しているうちに、この企画は良い!と思うようになってきました。
家にいる時間が長い今、災害が起きたら家にいるときに被災する可能性が高いです。
親子で学べ、自宅で体験できるならば、それがそのお宅での災害時マニュアルになります。
こんな流れで話し合っています。
内容は
・今地震がおきたらどうする??突然の対応実験
・今の家の中、地震が来ても大丈夫?屋内のチェック
・今の家、地震・津波・洪水が来ても大丈夫?家の立地などのチェック
・お家で水がでない時のトイレ実験
・停電をした時の対応
・簡単・ご飯づくり~じゃがりこポテサラづくり
・外で災害が起こった場合のチェック
・まとめ
という約1時間のプログラムです。
どんなふうになるでしょう??
当日はばたばたするのは必須と思いますが、今から楽しみです。
昨日テレビを見ていて「備えあっても憂いあり」というワードが出てきました。
どんなに備えていても、不測の事態は必ずあるので、油断しないでという解説でした。
「備」という感じは、「人」が「用」意したものを、屋根の中に入れて、蓋をすると書きます。(私の勝手な解釈です)
しまってしまうと忘れてしまうのが人間。
物も知識もたまに出してみて、用意を見直し、忘れなくすることも「備え」ですね。
皆さんのご家庭ではいかがでしょうか?
私の家も、「備え」見直してみます。