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松葉杖を外して歩けるということ。

8月9日に横断歩道を歩行中、人身事故に遭い、約2ヶ月半と少しが過ぎて昨日、室内では短時間であれば松葉杖を外しても良い日になった。

おそるおそる地面に足をついて歩いてみる。

痛みはない。

普通に歩くことができるということにちょっとした感動を覚えた。

一般の世界で見れば当たり前のことでも、こちら側から見れば、それはとてつもなくありがたいこと。

入院中には様々な状態の患者さんを目にした。

これくらいでへこたれていたらもったいないぜという気持ちも湧いてきた。

現状、歩くと少しX脚になってしまい、あまりカッコ良い歩き方ではないけれど、筋肉を強化すればなんとか矯正はできるかもしれない。

思い切り全速力で走ることはできなくても、軽くステップができるくらいまでは戻れるかもしれない。

正座は難しくても瞑想のために軽く足を組むくらいまではできるかもしれない。

人身事故に遭ったことで失ったものも多いけれど、それはとても尊いものだけれど、得たものも多かった。

2ヶ月余りの入院生活で医療の現場を目の当たりにした。

日常の中で暮らすことができるということはとても尊いことなのだと知った。

1日1日は天からの恵み。

人生はどこでどう終わりが来るのかなんてまるでわからない。

だからこの人生、精一杯楽しんでみようという気持ちになれた。

もう我慢をしたり、気を使って自分を後回しという生き方ではなく、我慢よりも喜びを、気を使うなら心で動くように人生を楽しみたい。

作詞講座も再開します。

11月より本格的なRe スタートにします。

今回の人身事故でこれから書く歌の雰囲気もきっと変わるのだと実感している。

素敵な人々に会いたい。

会える人は皆、素敵。

愚痴を言ったりため息なんてもったいない。

あたりまえに生きることができるこの暮らしは尊い贈り物なのだ。

ならば楽しもう。

あなたも 素敵な人生を!


Makoto ATOZI

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作詞家 Makoto ATOZIのnote
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