セルフライナーノーツNo.4「Oshibana-ALIVE MIX-」
以前初めてのソロLIVEを台湾の「THE WALL」と言う会場で演らせてもらったんだけど、
そのLIVEにあわせて新曲をリリースしよう!と言う事で作った曲。
この曲のサビが浮かんだ時に
「あっ、和だ!!」って感じて、
今まで和の響きって自分の音楽の中に無かったからこの曲で初めてチャレンジしてみる事に。
アコギ一本で歌って伝わるような曲にしたいと思って、
シンプルでストレートな歌ものに仕上げました。
歌詞はラブソングタッチで描かれているんだけど、反戦歌です。
戦争によって引き裂かれてしまう愛、奪われてしまう命。
それってどんなに辛く苦しい事だろう・・・って。
「和」がコンセプトだから、
歌詞の言葉選びや、
使うシンセの音色なんかも和にこだわりました。
お気に入りのセクションは、
2Bのところ。
「声を殺した」のところは急にボーカルだけになってドキっとすると思うんだけど、
1Bの「惜別の涙」がマイナーコードになっているのに対して、
2Bではメジャーコードになってる。
メインのメロディーは変わらないんだけど、
コーラス(ハモリ)の音階でメジャーコードを表現しています。
この不思議な響きがとてもお気に入り。
和の響きって、
和をコンセプトに活動しているわけでなければそんなに連発するものでもないから、
俺の音楽の歴史の中で、
後にも先にも特別な1ページになったなと感じています。
ALIVE MIXとシングルとの違いは・・・
だいぶ変わったよね。笑
「Oshibana」のシングルリリースが2016年だから今からちょうど6年前。
このアルバムの中では一番古い曲になるんだけど、
この6年と言う時間の中で、
サウンドエンジニアとしての俺が成長したのか、
それとも単純に機材が進歩しただけなのかはわからないけど、笑
音がメチャクチャ良くなったなぁ・・・と。
シングルver.もしばらくはサブスクで聴けるようにしてあるので、
是非とも聴き比べてみて欲しいな!
アコギ一本で歌って伝わるような曲にしたい・・・って言ったけど、
いつかAcoustic Ver.とかでアコギ1本で録ってみてもいいかもしれないよね!
バラードを集めてPiano Ver.とかにしてみても面白そう。
俺にとって、
そんなアンプラグドな可能性を感じさせてくれる、大切な1曲になりました。
2022.08.22 Release
1st Album
「ALIVE」
全14曲収録