福祉とパソコン
本当は「福祉とICT」としたほうがいいのかもしれませんが、僕の知識量としては「パソコン」にしておきます。また、僕は絶対に詳しいというわけではありませんので、ちょっとツッコみたくなる所はあるかもしれませんので、初心者としての考えとして読んでください。
これからの福祉や介護を考えていくと、パソコンは使えないといけないと思っています。ペーパーレスということもありますが、どれだけ業務を簡略化できるかがこれから重要とも思います。ただ、使う場面によりますね。
ただ、パソコンを使うと本当に業務が楽になるのか、も考えないといけないと思っています。事業所でパソコンを導入するメリットがあるのか、何のために使うのかをよく考えてみたいと思います。
記録作成
日々の記録を書いていく中で、綺麗な文字で書きたいときには必要だと思っています。そして、書き忘れてしまうことがないし、誰が書いたかをパスワードで管理することが可能だと思う。
ただ、書くだけを求めるのならば、パソコンで管理する必要が本当にあるのか、記録の意味を問いたいですね。
計画作成
「計画作成ソフト」がある場合、様式がきっちりと決まっていれば、文章を入れるだけで完成する。また、ソフトではテンプレート、例文が入っており、引用することで簡単に?作ることができる。ただ、すべての人に対応できるわけではないので、「超基本的な状態」であるか「変化がない状態」で使うと思います。
計画が作成できるということは、アセスメントやモニタリングもパソコンで管理できるということだよね。
請求作業
「請求システム」「請求ソフト」では、パソコン必須だから、どうしても必要になっている。報酬改定の時期になると、アップデートが行われるようにうなるので、忘れることはないはず、だけど、アップデートされたことを気付かないでいると、次に進めないこともありうる。
シフト・スケジュール管理
「業務管理ソフト」で勤務表を作ったり、事業所内の予定を管理するときに、人数が多くなってきて、紙では書ききれなくなってくると、パソコンで作った方が全体が見えてくることがあります。そうすると、人手が少ないところや、勤務日数の管理が分かりやすくなってくる。
ただ、何も気にしないで、スタッフの希望通りに入力してしまうと、勤務の偏りができてしまい、エラーが出てきてしまい、なかなか完成できない事態になるかもしれない。
そして、出来上がったものを、職員だけが見れるようにして、一斉送信ができる(はず)。職員が「既読」「未読」も分かるようになっていれば、「言った」「言っていない」も減るが、管理する側もきちんと見ていないといけない。
事業所内の書類作成
研修書類、〇〇のご案内、リーフレット作成、などなど。一度パソコンで作っておくと、次回に作成するときに参考にすることができる。それと、手書きではできないイラストも簡単に入れることができる。
ためらう理由
ただ、ここまで書いて念のため触れておきたいのは、僕はこれまで記録を書く時にパソコンを使わずに、手書きで進めています。計画はパソコンで書いたほうが、記録にも残りやすいので使っていましたが・・・。
僕がパソコンを使うことをためらう理由としては
①パソコンを立ち上げるまでに、少々時間がかかってしまい、「すぐに」書くことができない。
②操作を誤ると、データが無くなってしまう危険性がある。
③データのハッキングでの個人情報の流出等の危険性がある。
④文章を作る際に、コピペを多用してしまう。
⑤手書きでの、パソコンでは書けないような、余分な話や会話を重要視している。
⑥使いこなすための時間と技術が必要になり、人によっては全く追いつけないかもしれない。
良いこと・悪いこと
パソコンは正直です。
ちょっとでも文脈がおかしかったり、数字が合わなかったり、スケジュールに不具合があると、エラーメッセージが出て教えてくれます。だから、改ざんや請求ミスは少ないはず。
僕が思うに、結局は『人が作った書類だから、入力する前には「間違いがないか」確認してからでないと、ちょっと不安になってしまいます』
また、利用者と面談するときには、使わないようにはしようとしていますが、もし、使っていたりすると、パソコンの画面を見てしまい、利用者の様子を観察できないかもしれない。
課題
どんどんパソコンによる業務が増えてくると、介護・福祉職員だけではどうにも解決できない問題が出てくると思う。そうすると、外部委託になるか、職員として雇うかは分かりませんが、パソコン業務専門のスタッフが必要になると思う。
そんなの事務職員でもできるじゃん、と思うかもしれないが、システム管理やフリーズしてしまった時の対応は事務職員ではすぐにはできない。
また、パソコン業務を多くすればするほど、データを蓄積するサーバー(で良かったかな?)が必要になる。案外場所を取るし、初期費用やランニングコストがかかってくる。そして、ある程度の事業所規模がないと、導入することが難しいように思えます。
最後に、
便利なのは、その通りですが、パソコンに頼りすぎることは危険だと思います。そして、しっかり使いこなさないと、逆に、使われてしまったり、パソコンが暴走してしまうかもしれません。
介護や福祉の事で、頭がいっぱいなのかもしれませんが、パソコンを使っていくことで、少しでも働きやすくしたり、新しい発見があると思います。
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