バグってる人
春になるとバグってる人が町中にあふれてきますが、
年末の時期もチラホラと見かけるようになります。
一昨日のこと、夕方17時過ぎるともう外は真っ暗。
北風も吹いてきて、体感温度はかなり寒い。
コートの前をしっかり締めて、首をうずめて駅までの道を歩いていたら、
後ろからすごい勢いで男性が追い越していきます。
頭は丸刈りで背が高くどっしりとした男性です。
人混みを右へ左へ、ひょいひょいと追い越しながらすごい速さで歩いていきます。
だけど驚いたのは、なんとその男性は真っ赤な半袖のポロシャツを着ていたんです。
上着もなしに半袖のポロシャツだけにチノパンらしくズボンを履いて。
秋口にはたまに衣替えのタイミングを逸したのか、昼間の気温に合わせているのか、夏のままの服装の男性をたまに見かけますが、
はっきりいってもうしっかりと冬の気温で、流石に半袖のポロシャツ1枚はあり得ない。
どこかバグっているに違いない。
昨日の朝は、駅からオフィスへ向かう歩道で、脇のスターバックスから出てきた若い男性は、上にはウィンドブレーカーを羽織っているんですが、下を見るとなんと素足に半ズボン、踝までの短いソックス。
マジか。
見ているだけで寒そう。
昨日の気温は日中は15度近くありますが、流石に8時前の朝の気温は5−6度しかありません。
これはもう完全に意識して半ズボンを履いているんでしょうが、
どう考えてもバグっているとしか思えません。
東京にはバグっている人がかなりいるぞ。
なんて、地方から出てきたばかりの人間みたいな感想ですが。
そういえば、僕の現在の勤務先にもやはりバグっている人がいます。
夏だろうが冬だろうがオフィス内ではいつも半袖シャツ。
流石に出社してくる時はジャンパーらしきものを羽織っているようですが、
オフィスに着くなり半袖一枚になります。
最初はかなり驚いたのですが、ある日そのことを同じ職場の人に訊いてみたところ
「あぁ、◯◯さんは体温バグってるから、いつもあぁなんですよね。気にしなくていいですよ」
うむ、やっぱりバグっている人が身近にもいた。
<了>