CASIOの電子キーボードCT-S1
20年以上前に長男が幼稚園児の頃、ピアノを習い始めた時に買った電子ピアノを今夏に処分しました。
場所を取る割には、弾く事がほとんどなかったのでそろそろ処分する?ということになったのです。
が、いざ無きゃ無いでふと思いついた時に練習する鍵盤がないのがなかなか不便だなぁと思っていました。
Paulが弾くBeatlesの「Martha My Dear」、
あの軽快なイントロを練習していた途中だったな、
そんな事を考えていて、
ある日、日本のジャズピアニストの方が色んな電子ピアノをレビューしているYoutubeチャンネルを見つけました。
そこで、88鍵でかなりスリムなモデルの弾き比べをされていました。
「CASIO PX-S1100 vs YAMAHA P-225」
なるほど、これなら常に出しっ放しにしておかなくても立てて収納できるし、テーブルの上に置いても弾けるんだ。
それから色々と調べたんですが、88鍵は正直言って横幅がでかい。
ちょっと出して弾くにも置くスペースが限られる。
だったら、61鍵でもよくない?
実際、初心者には61鍵で十分だしオススメとしているサイトが多い。
そして、同じYoutubeチャンネルで紹介されていて、かつご自身でも購入されていたモデル、CASIOのCT-S1が気になりだしました。
これならUSB-MIDI端子もあるみたいだから、Macに繋いでもいいかな。
いやちょっと待てよ?
だったら、MIDI鍵盤でも良くないか?
ソフトのピアノ音源はいくつか持っているんだし。
と思って、押入れからしばらく使っていなかったEDIROL(!RolandじゃなくてEDIROLブランドです)のPC-50という15年前に買った49鍵のMIDIキーボードを出してきました。
が、結論。
あまりにも鍵盤がプラスチックでキーボードというよりはやはり入力スイッチみたいだし、セットアップが一々面倒くさい。
Macが必須だし(今ならiPadでもいいのか?)、ずっと出しておけるわけでもないので思いついた時にすぐ音が出せない。
うん、やっぱりこれはパスだな。
そっと、また押入れにしまい込んで、再びCASIO CT-S1を検討します。
今ならamazonもヨドバシもポイントがかなり貯まっているので、実質2万円でお釣りが来るくらいで買えるし、
自分へのクリスマスプレゼントに買ってしまおうか。
など1週間悩んで、結局注文しました。
で、今日届いて早速少し音を出してみたのですが、
鍵盤本職ではないので正直、ピアノタッチと比べて、とか全然分からないですが、PC-50の15年以上前のMIDI鍵盤とは段違いの弾き心地だというのは分かりません。
ミニ鍵盤のシンセ機材のペコペコ感も皆無。
電子ピアノというよりは電子キーボードのカテゴリーらしいですが、全然OKです。
本職のピアニストがお茶の間普段使いに購入されるのも分かるような。
そして、音がよい。
メッシュ素材のスピーカ部から出てくる音もそれなりによく鳴るんですが、「SURROUND」スイッチを押すとさらに広がりが出てなんとも心地よい。
音色もPIANO、E.PIANO1、E.PIANO2、ORGAN、KEYBOARD、SYNTH、OTHERと主要音色は各スイッチを押すだけで変えられますし、
隣のTONE VARIATIONを押すと、さらにそれぞれで音色のニュアンスを変えられます。
また、TONE VARIATIONを押しながら鍵盤C2以降を押していくとCASIOのクラシック音源などが搭載されていて、まだ全部試していませんが色々楽しめそうです。
背面はこんな感じ。
ヘッドホンアウトとオーディオ入力とダンパーペダル用の入力。
PCと接続するUSB−MIDI端子はMicroUSBです。
TODEVICEのUSB-A端子もあるんですが、これはどんな用途があるのだろうか?
マニュアルとかでは、Bluetooth MIDI用のUSBアダプタを挿す使い方が載っていました。
この辺りはもう少しちゃんと調べた方がいいかもしれません。
メインの用途としてはMIDIキーボードとして使う予定はないのですが、
Simply PianoやFlowkeyなどのピアノ練習アプリ(CASIO純正アプリも何かあるようです)とMIDIで接続することでより音声認識がちゃんとされるようなこともあるらしいので、やはり調べておかないと。
ピアノは初心者なので、この機会にちゃんと基礎練をしようと思いますが、教則本よりは最初はピアノ練習アプリでやってみようかなと考えています。
そして、何より「これは便利かも!」と思ったのが真ん中裏面にあるこの窪み。
ここに指を引っ掛けることですごく簡単に持ち上げることが出来る。
何気に気が利いています。
この窪みがあると無いとじゃ大違いかも。
あと単3電池6本で電池駆動も出来るのがさらに思いついた時に練習出来るというコンセプトに合致しています。
なかなかコスパに優れた買って良かったもの上位に食い込むかもしれません。
ということで、来年からピアノも独習していこうと思います。
<了>