「タワマン建てるな」って言う動画に納得した
Youtubeをボーっと眺めてたら、こんなショート動画が出てきた。
加藤浩次さんがMCの番組の切り抜きらしい。
何の番組だろう?
地上波か?Abemaか?
過激なこと言ってるので地上波ではないような気もする。
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現在は人口減少していて、100年後は4割〜5割まで減る。
悲観的に見たらもっと減少して2割〜4割(!!、マジか)
タワマンは45年後には大きな改修が必要だと言われている。
では、その45年後の改修時期にタワマンが建っている大都市の人口はどうなっている?
7割〜8割くらいになっていて、つまり住居自体が余剰している状況になり、
そうなるとわざわざコストをかけて大改修する動機も合理性もなくなる。
しかし、改修して使い続けなければ廃墟化してしまう。
それは、バブル期に流行ったリゾート地のマンションみたいになっているという、我々がよく見知っている現実が、タワマンにも起こり得るということ。
改修しないから、やがて誰も住まなくなる。
解体するのにもお金がかかるから、そのまま放置される。
廃墟化する。
そんな近未来(100年後と言わず20-30年後にも起き得ると主張されている)が見えているのだったら、今から都市圏でどんどん建築計画されているタワマンなんて作らない方がよいに決まっている。
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まぁ、そんな論旨なのだが、そうだよな、そんな風には考えたことなんてなかったのな、当たり前の話なのに。
台湾に旅行した時に思ったのが、台湾の町並みは古いビルばかりだな、ということ。
(台北市の北の方は新しく企業を誘致して都市開発している地区もあるが)
なんでも、台湾ではあまりビルの外観には拘らないという。
中はちゃんリフォームされていれば問題ないのだと、現地のツアーガイドの人が言っていた。
ヨーロッパの町並みも古い建物が多く、修繕しながらずっと使っているイメージ。
地震が少ないとか、建築の仕方がそもそも違うとか、色んな根本的な違いはあるのだろうが、日本の場合は、特に大都市圏では、ゼネコンやビルダー達が新築前提で金儲けをしようとしているから、どんどんぶっ壊して、新しいものに建て替えていくことでやってきたイメージがある。
果たして、いつまでもそれでいいのか?と。
やれSDGsだ、サステナビリティだ、とお金にさえなるのであれば掛け声も大きくなるが、実態としては伴っていないことが多い。
100年先、いや200年、300年先まで見据えてまちづくりを考えているのか?
自治体の都市計画も、長いスパンで物事を見ている人が1人でもいるのか?
おそらくそんな人は、企業の中でも役所の中でも出世しないのだろうな、と思う。
生きてるうちに、目に見えているうちに、誰も儲からないし、誰もいい想いをしないから。
目先の利益だけを考えて、これからもやっていくつもりなのか?
厄介ごとには目を瞑って、先送りにして、後はよろしく!てな感じでやっていくのだろうか?
タワマンに住みたくないというnoteを書いたことがあるけれど、タワマンに対して感じていた違和感ってこういうとこなのかもなぁ、と改めて思った。
この番組のフル尺のオリジナルはなんだろう?
<了>