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次男が部屋を決めてきた

20歳になった次男が3月から一人暮らしをするということで、今日部屋を決めてきた。

春から高田馬場と池袋が活動拠点になるので、西武新宿線沿線の駅から徒歩10分程度のアパートだ。
いや、コーポというのか。
コーポとアパートの違いってなんだろう?

7畳のワンルームに小さなキッチンが独立していて風呂・トイレが別で65,000円。
これが相場なのかどうか分からないけれど、35年前とあんまり相場が変わっていなさそうなのに驚いた。
しかも、こちらは東京23区内だよ。

僕が大阪から出てきた時の最初の木造アパートが新築だったけれど、千葉県行徳市で駅から歩いて10分以上。
6畳にロフトが付いてトイレは一緒のユニットバス。
それで7万円近く出していたような気がする。

僕は一緒に見に行ってないのだけど、駅からアパート、もといコーポまでの途中に商店街があって、その先の閑静な住宅街にあるなかなか住みやすそうなところらしい。

そうか、彼も一人暮らしをはじめるのか。
4月から新しく学校へ通うのに合わせて、一月早く引っ越して慣らすそうだ。

母親(相方)がまた寂しがるだろうな。
今はまた同居している長男が一人暮らしをはじめて家を出た時は、それはそれは落ち込んでいたのを思い出した。
やはり母親というのは父親と違うんだな。

しかし、次男はこれまで家でもほとんど家事手伝いに見向きもしない男子だったので、
「あの子は絶対、早めに一人暮らしをした方がいい」
と相方は今回ばかりは彼の独立の背中を押しているようでもある。
可愛い子には旅をさせろというものの、果たして大丈夫だろうか?という心配はある。
まだ20歳になったばかりでしょ、と。
だけど、世の中には高校卒業とともに大学進学のため一人暮らしをする子も多いのだから、それと比べるともう成人を過ぎているのだから。

いくつ見てきたの?
え、2つ。
たったの2つだけで決めたの?
うん、まぁ物件少ないみたいだし、割と気に入ったから。

そうなのか。
まぁ、そんなものか。
かくいう自分の時も行徳のアパートは不動産屋に紹介されるままに、他と比較することもせず、じゃぁここで、と決めたんだったっけ。

本人は至って普通で、むしろ計画通り2月中に部屋が決まってほっとしているようだ。
計画通りとはいっても、それはあくまでも本人の中での計画であって、
親から見たら、おいおい、というところもある。
なにしろ、財政プランが全くないのだから。
一人暮らしをはじめる3月からはバイトと仕送り(若干の援助は先週お願いされた)だけで、まぁいけるっしょというつもりのようだけど、
最低限の生活家電はどうする?
敷金礼金などの契約金はどうする?
何も言わずにポンと全額出してやる程甘やかしちゃいけないとは思うのだが、さてどうするのだろうか。

いずれにせよ、あと3週間ちょっとで1人減るというのは、それは寂しくなるのは間違いない。
せいぜい最後の親子同居を楽しもうとしよう。

<了>

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