【東京のド真ん中で、100%完熟果物のみの"無人販売所"をつくります!】
「F STAND」という、果物の無人販売所プロジェクトをはじめました。
イメージは、よく田舎の道端にある野菜を売っているような無人販売所。あの100円を箱に入れるようなやつです。
それを東京のど真ん中に沢山点在させていきます。
そこで販売するのは、これまでは産地でしか食べることのできなかった「ほんとうの完熟果物」のみ。
東京近郊の畑で、完熟したものを朝収穫し、それを自分たちで直接東京まで運び、その日の昼間には販売を始めます。
そして敢えて、収穫から48時間以内のものしか売りません。
なぜやるのか?
農家でもないわたしが、F STANDをはじめたきっかけは2つ。
1つは、(山梨出身の私が)幼少期に地元で食べていた完熟果物と、東京のスーパーで買う果物の"差"があまりに大きく、それがずっと気になっていたこと。
それもそのはず。スーパーに並ぶ果物は収穫して何日もたってからようやくお客さんのもとにわたります。そしてその間の流通に耐えるためには、産地ではまだ完熟には程遠い未熟な状態で出荷しなければなりません。
逆に樹上で完熟近くまで育ってしまった果物は、もう出荷することができません。
日本全国の農産物を効率よく流通させ、消費者が欲しい時に常にその商品が小売店に並んでいるようにする、ということを目的に作られた既存の農産物流通の仕組みから考えると、それはある意味で仕方のないことかもしれません。
でも私は、旬の時期に産地で食べるほんとうの完熟果物のおいしさを知ってしまっている一人として、この現状はとても「もったいない」と感じていました。
そして、もう1つの理由がやはりこのコロナ禍です。
実はいま美味しい高級果物ほど販売先を失って困っている現状があります。
それは農協経由ではなく、こだわりの果物を直接都内のお店などに卸していた農家さんほどコロナの影響をもろに受けてしまっているからです。
昨年から別プロジェクトで始めたレア・ドライフルーツブランド「FRUITEST」の取り組みを進める中で、お付き合いいただいている凄腕農家さんたちの果物。
それこそ普段なら一見さんだと購入もできないようなそんな果物がコロナのあおりをもろに受けてしまっている。
この状況下でそんな農家さんたちの助けになること。
そして、このタイミングだからこそ、これまでの農産物流通の常識に風穴をあけるチャンスととらえて、このF STANDプロジェクトをはじめました。
こんな窮屈な時代だからこそ、性善説でやりたい
F STANDの仕組みはすごくシンプルです。
その日の朝に収穫した完熟果物を、私たちが直接畑から東京各所のスタンドに運び、果物を並べます。
決済は電子決済のみ。(現在はPaypayと、squareによるクレジットカード決済の2つ)
お客さんが自分でQRコードを読み込み、自分で購入したい果物の金額を入力して、品物を袋に入れて持ち帰ります。
什器はご覧の通りのただのカゴ。
市販のハンガーラックを改造しただけのシンプルなものです。
鍵や監視カメラはありません。
言ってしまえばだれでも簡単に盗難出来てしまいます。
いろんな人から「そんなやり方じゃあ盗難してくださいと言ってるようなもの。商売にならないよ」と忠告を頂きました。
でも、こんな時代だからこそ、性善説でこのサービスを成立させてみたいと考えています。
ちなみに、これまで行って2回のテスト販売での盗難件数は「ゼロ件」。
日本もまだまだ捨てたもんじゃない。
直接&即日だからこそ届けられる"特別"な果物を
F STANDでは、既存の流通を通さず自分たちで産地と東京の各スタンドとを直接つなぐからこそ味わえる果物を扱っていきたいと考えてます。
普段は収穫する前から予約で完売してしまい、なかなか一般には出回らない熟練農家さんの果物。
そして、ほんとうは美味しいのに色や形が規格に合わないからと出荷されずに地元で消費されていた果物など。
規格外の農産物を売るお店というのは都内でも少しずつ増えてきましたが、究極的にはF STANDでは「鳥がつついてしまった果物」とかを売りたい。
なぜなら鳥がつついた果物がその畑で一番おいしい果物だから。
多くの農家さんと話していて、共通して出てくる話題は「鳥や虫はほんとうに美味しいものがどれかわかってる」という話。ほんとうにこれはどの農家さんも共通してはなしてくれます。
実際にそういう果物を畑で食べてみると、とにかくうまい!!
正直、出荷される正規品の果物よりもずっと美味しい。
農家さんにその話をすると「こんなの1,2日でダメになっちゃうから、絶対に売るなんて無理だよ」と言われてしまいますが、
収穫したその日中に東京に持ってきてお客さんに直接販売するF STANDならば、いつかそんな果物も扱えるのではと夢見ています。
畑からの"産地中継"も
F STANDのメインの想定顧客は、通りすがりの人ではありません。
普通の流通では扱わない果物を、無人で売るからこそ、お客さんにはその果物や作り手のことをよく知ってもらいたい。
逆にそこで価値が伝わらないと無人で高級果物なんて売れないとおもってます。
そこで取り組んでいきたいのが「畑からの産地中継」。
販売の日の朝に農家さんの畑からスマホ撮影&撮って出しの感じで、どんどん動画を投稿していきたいと思ってます。
畑の様子、美味しいぶどうの見分け方、農家さんが教えてくれる美味しい食べ方、などなど、伝えたいことはたくさんあります。
それを事前にF STANDに興味を持ってくれた方を招待したSNS(LINEオープンチャット、Facebook, Twitter)で共有し、価値をみとめてくれた人が近くのスタンドに買いに来る。
そして買ってくれた人があげたコメントを農家さんがSNSでみて喜ぶ。
そんなオンラインとオフラインとを混ぜ合わせた循環ができたら素敵だなと思っています。
【F STAND Facebook】
https://www.facebook.com/fstand2020
【F STAND Twitter】
https://twitter.com/fstand2020/status/1308743437408038912?s=21&fbclid=IwAR0ZJncTlRM4fVt-EwetI-WftDtWFeOSLgCOYidwqPNqmslLEoPO_tddNqc
【F STAND LINEオープンチャット】
https://line.me/ti/g2/KZDQojW0-oNiWUX9mnIF3w?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default&fbclid=IwAR3TfkI565WnSgBDQNAdBcX7awnQYaHV1W61xfXxpSk-QwQQ1Kej_wCCDxg
みなさんのご近所にもいつかF STANDができるかも!?
F STANDは、まだWEBサイトさえ存在しない生まれたてのプロジェクトです。
一歩ずつではありますが既存の流通の常識にチャレンジしつづけることで、新しい流通インフラの形を模索していきたいと思います。
SNSやリアルの場で見かけた際には、ぜひ応援にいただければうれしいです!
次回のF STANDは来週の月・火曜日(9/28~29)!!
この9月が山梨のぶどうにとってはいろんな品種が楽しめる一番いい時期。ということで、今回は、山梨県笛吹市の樋口さんの畑から、全5品種のぶどうを無人販売します。
おなじみのシャインマスカットから、幻のぶどうクイーンセブンまで、当日の朝に収穫した「極鮮度」の果物をお届けします。
~F STAND vol.03概要~■日時
・9月28日(月)お昼頃〜夕方(スタート時間は当日の交通状況次第)
・9月29日(火)朝〜夕方
■場所
以下3か所で販売します!
▷株式会社A-dot前(最寄り駅:渋谷駅)
渋谷区松濤1-5-3
▷eight days 大塚前(最寄り駅:大塚駅)
豊島区北大塚2-26-1 ba01 1F
※9月28日は17時まで
▷つばめ舎建築設計前(最寄り駅:神楽坂駅・江戸川橋駅)
新宿区赤城下町47-10二川ビル1F
■商品
山梨県笛吹市の樋口さんのぶどう5品種
◯「シャインマスカット」
◯「バイオレットキング」
◯「クイーンセブン」
◯「クイーンニーナ」
◯「マイハート」
◯5品種お味見カップ
(5種類のぶどうを2粒ずつ詰め合わせたお得なカップ)
販売の詳細や産地の畑からの中継など発信していくので、
SNSもぜひのぞいてみてください!
【F STAND Facebook】
https://www.facebook.com/fstand2020
【F STAND Twitter】
https://twitter.com/fstand2020/status/1308743437408038912?s=21&fbclid=IwAR0ZJncTlRM4fVt-EwetI-WftDtWFeOSLgCOYidwqPNqmslLEoPO_tddNqc
【F STAND LINEオープンチャット】
https://line.me/ti/g2/KZDQojW0-oNiWUX9mnIF3w?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default&fbclid=IwAR3TfkI565WnSgBDQNAdBcX7awnQYaHV1W61xfXxpSk-QwQQ1Kej_wCCDxg
最後は、わたしがイチ押しの幻のぶどう「クイーンセブン」の画像で。