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VBTの特徴

VBTとは、Velocity Based Trainingの略です。

特徴は、

・速さを基準に負荷を決める
・状態に応じた適切な負荷がわかる
・ただでかい体ではなく動ける体を作る
・効率的で怪我のリスクが低い
・練習のための練習にならない

などがあげられます。

従来のトレーニング方法はPBTといい、負荷をもとに回数やセット数を決めます。

例えば、
・なんとなく毎日腕立て伏せ100回
・120kgでスクワット3回×3セット
などのやりかたです。

この方法は、ボディービルダーなど、筋肉を肥大させることが目的の場合は適切です。
ですが、競技のパフォーマンス向上のために行うトレーニングの場合は逆効果になり得ることもあります。

その理由とは、

・日によって調子が違うので怪我のリスクが上がる
・本来の競技に沿った能力をつけにくい
・体格は良くなっても使いこなせない可能性がある

などが考えられます。

VBTのやり方は、トレーニングのスピードを測定し続けます。そして、最初のスピードから何%遅くなった時点でトレーニングを切り上げるという方法です。

速さを基準にすることで、動くための神経伝達の力も養われます。その結果、自分の意思で体を扱う能力も向上させることができます。

VBTで重要なことは、
・フォームを崩さず最大可動域で行うこと
・毎回最速、最大の力を使って行うこと
です

常に最速を意識することで、フィジカルとそれを使いこなす能力を向上させられます。

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