安嶋健太郎 ピアノリサイタル 全4話 その7(あれっ❓4話のはずでは・・・いったいこのシリーズ、いつ終わるんだろう(笑))
2023年12月3日(日)銀座 王子ホール
ロマン派のプログラムとしてこれ以上はない、という見事に構成された前半が終わりました🌺 描いたように美しく優しい・・・1、3、5、7の奇数番号は、紫、青、紺、紫と寒色系、2、4、6の偶数番号には、アンバー(琥珀)、オレンジ、スカーレット(緋)という暖色系曲感の曲の配置👆
さらに、作曲家はキッチリと年代順に配置され、最初の曲と最後の曲は、同じ嬰ハ短調・・・これぞ究極の「変化と統一の黄金バランス」でした♬
後半はリストのソナタ1曲のみ👆
後半のリストが恐ろしいことになる、という前兆は確かにありました👆 前半最後の曲「鐘」の中間部に、それは現れていました♬・・・だってあの3連符、早すぎて、私の耳では一つ一つの音が判別できなかったんです💦
そして後半、安嶋健太郎が登場し、リストのソナタが演奏されまし・・・
後半の演奏の様子は、あまりに恐ろしくてちゃんと書く自信がありません💦今度お会いした時には、聞いてみたいです、次のように・・・
安嶋先生、あなたひょっとして、ギルモア博士に頼んで手術してもらったんぢゃありませんか❓そして「アレ」つけてもらったんでしょう「アレ」・・・島村ジョーと同じ加速装置を・・・
すみません🙇ちゃんと真面目に書かなくちゃですね💦 でも書くのが恐ろしいのは本当です💦 PCの前に座って、何日も何日も、殆ど書けずにPCの電源を落としました💦 でも今日は、意を決して書くことにしますっ💦
静かな序奏のあと、最初のフォルテで来ました❣・・・D-274の主砲「ドゴーーン」💦
ビックリしちゃいました💦前半と全く違う音色と音量👆 演奏者が変ったのかと思いましたし、楽器が変ったのかとも思いました💦 でも演奏者は紛れもなく、前半と同じ安嶋健太郎👆 楽器も、同じDー274👆
嵐のような凄まじい演奏👆 安嶋健太郎とDー274の組み合わせを、大艦巨砲主義時代の大型戦艦とするならば、前半、この戦艦は、最後の曲で副砲を一度斉射しただけで、その他の曲では、全身に張り巡らせた小型対空砲だけで、あれだけの戦果を挙げていたワケですね👆・・・恐ろしい💦💦
後半のリストでは、僅かな序奏の後、すぐに始まりました・・・戦艦安嶋号は、最大戦速で疾走しながら、今まで沈黙していた主砲を、1発や数発ではなく、装填速度限界を無視、砲身の温度上昇限界も無視して、信じられない弾数を、連射し続けたんですッ💦💦
「ドゴーーン、ドゴーーン、ドゴーーン」って👆
弾数、つまり音数にも驚きましたが、もっと驚いたのはその連射速度・・・左手も右手も、同音連打、オクターブ連打、和音連打・・・その多くで、私の眼はその動きを判別できませんでした💦💦・・・見えなかったんです💦
人間の眼、視覚は、通常24分の1秒までは、判別できます👆 それ以上に早くなると、網膜に残る残像が消えずに、次の視覚情報と重複してしまい、繋がって見えちゃうんです💦・・・この性質を利用したのがアニメーションで、1秒に24コマ以上の絵を並べると、繋がって見えちゃうので、アニメの動画はスムースに動いているように見えるのです👆
私が座っていた位置は、下手の齧り付きですから、安嶋健太郎の手の動きは、最もよく見える場所でした。その位置から見ても安嶋健太郎の手の動きは・・・というか、確かに手は動いていたはずですが、その動きを、私の眼は判別できなかったんです💦・・・安嶋健太郎は、24分の1秒で判別できない速度で、右手も左手も動いていたんです👆
果たして人間という生物の身体は、ここまで速く、そして強烈な打撃を鍵盤に打てるのでしょうか・・・ひょっとして安嶋健太郎って人間ぢゃな・・・
ともあれ、安嶋健太郎の弾くDー274から繰り出される音は、大型戦艦が主砲を始めとする全砲門を開いて、全開射撃をしながら最大戦速で迫ってくるようでした💦💦・・・戦艦安嶋号の進路を妨害するような敵艦がいたとしても、これでは一瞬で木端微塵にされてしまいますね(笑)
だから私は思ったんです👆 今度お会いした時に、聞いてみたいと・・・
安嶋先生、あなたひょっとして、ギルモア博士に頼んで手術してもらったんぢゃありませんか❓「アレ」つけてもらったんでしょう・・・島村ジョーと同じ加速装置・・・
明らかに、人間の限界を超えてしまっているかのようなリスト演奏でした💦ひょっとしたら、リスト自身のピアノ演奏も、このようだったのかもです💦かつて、アンドラーシュ・シフのリスト演奏を聴いた事があります。その時も、このような凄まじい演奏でした💦
ああ、私はこの日、本物のピアニストを間近で見ました、聴きました💦本当のリスト演奏を、目の前で見て聴きました💦 素晴らしい体験ができました👆
また長くなってしまいました💦・・・次回の記事で、このシリーズは終わりになります👆 次回は、アンコールについてと、シリーズ全体のエピローグです、お楽しみに(^_-)-☆👆
世の中の残酷な真実・・「本物は10分の1」という真実 その7
今の日本では、演奏の世界も、作曲の世界も、指揮の世界も、その世界で、支配的な力を振るっているのは、才能も実力も「本物」でない人たちです👆そして、その才能も実力もない人たちが支配権を振るい続けるために、最も大きな障害になるのは「才能も実力もある<本物>たち」です👆
従って、今の日本では「才能も実力もある<本物>たち」は、支配力を振るう者たちに、排除されてしまう、という傾向にあります👆 そう、今の日本のクラシック界は、そこまで腐敗しているんです👆
半世紀ほど前の日本は、ちゃんと才能も実力もある人たちが、たくさん有名になっていました。そういう「本物たち」は徐々に排除されてしまったのです💦 しかし「才能も実力ある人たち」は確実にいますし、次世代の「本物の若者」を発掘しようという動きも、ちゃんとあります👆
立場が逆転し、才能も実力もある人たちが、ちゃんと表舞台に昇る、という健全な状況を作るため、私も微力ながら、少しずつでも貢献したいと思いつつ、日々活動しています👆
今こうして、安嶋健太郎という「本物のピアニスト」についての記事を書いている事も、そうした活動の一環です👆
なので、この記事シリーズを読んでくださっている安嶋健太郎関係者の皆様は、ご安心ください(^_-)-☆👆何度でも言いましょう👆
安嶋健太郎は数少ない「本物」の音楽家そしてピアニスト❣
恐縮ですが、私事を少々・・・その7
今日もコイガクボでピアノ弾いてきました♬ 弾き始めたら・・・
アッ、調律されてる
それだけぢゃなく、ちゃんと鳴ってくれなかったF#音が、ちゃんと綺麗に鳴りました🙌(^_-)-☆🙌・・・今日は最後まで、気持ちよく弾けました🌺ちょっと上手くいかなかったのは、上原ひろみの「トム&ジェリーショウ」の冒頭が、ヘタクソだったことですね(笑)
ともあれ、家と違う場所でピアノ弾くのは、なんか楽しいです♬
今日も最後は「戦場のメリークリスマス」♬
私はあと何回、クリスマスを迎えられるのでしょう・・・