死後の行先 あなたはどれ? 天国? 地獄? 自殺者の森? 6 全23話
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銃撃犯の行動分析 3
日が経つごとに、強まってくるのは、この銃撃犯の行動の社会的影響です。安倍さんを失った事は、日本の大きな損失だと思いますし、私個人は安倍さんに素直に手を合わせて冥福をお祈りしています。しかし、安倍さんという大きな犠牲を払いましたがこの銃撃犯、それ以外では社会的に「宗教団体」の実態を社会に大きく暴いた事は、大きな社会貢献だったと思います。
今日は、前回のお知らせの通り、今回の銃撃についての、技術的な考察を、してみたいと思います。
ご存じの通り、私は「銃」が好きで、大な関心があり、事件発生当初から、どんな銃をどのように使用したかについて、興味津々でした。
今日のお話は、大きく二つの項目を書いてみたいと思います。一つは銃撃犯の製造した銃の構造について、もう一つは銃撃犯の銃撃方法、技術についてです。
1 銃の構造
1 この銃の概観
散弾銃です。1度の発射弾数は6発。
鳥撃ちのような威力の小さい散弾銃は、1発のショットシェルの中に、直径1~4ミリほどの小さな鉛の球体の弾丸が、数十~数百ほど入っています。貫通力も飛距離も小さいものです。
ところが今回の銃撃犯の用いた散弾は、ショットシ・・・これも自作のようで、本人は「カプセル」と称していたようです・・・6発。このように、発射弾数を少なくする場合は、1発の直径を大きくできます。ビルに食い込んだ弾痕を見る限り、直径は1センチ弱という、非常に大型の散弾でした。
つまり発射弾数を少なくするのは、1発の威力を高める、という事です。
2 口径の大きさについて
このように弾丸の直径も大きかったですが、それよりも驚いたのが、銃身の口径の大きさです。鉄パイプを2本束ねたようですがテレビ映像で見る限りこの銃身の口径は、2cm~3cmはあろうかという規格外の大口径でした。もしもこれに、通常の発射薬が使用されていたとすると、とんでもない威力の銃だったはずです。
ちなみに銃身の直径が2倍になると、銃の威力は10倍になる、というのが、銃を知る者の常識です。銃撃犯は元自衛隊員。銃身の口径についても知識があったはずです。
3 銃身の長さについて
テレビで見る限り30~40cmの、散弾銃としては非常に短い銃身です。銃身の短い散弾銃というのは何を意味するかというと「殺人専用銃」という事になります。アメリカでは、昔は、散弾銃の銃身を短く加工すると死刑になる、という法律まであったそうです。それだけ、散弾銃の銃身を短くすることは「殺人専用銃を作成する」というこのになるのです。
あの銃は口径が異様に大きかったにも拘わらず銃身は異様に短い物でした。殺人に特化して制作された銃に間違いありません。
4 推定できる銃の威力について
口径が大きく、銃身が短い。これだけで、殺人用としては、至近距離から撃った場合であればとんでもない高威力を発揮したものと思います。しかも、撃発時の映像を見ると、発射煙が4mほども噴出しています。そこから考えると、使用された発射薬は、相当に強力なものであったに違いありません。
5 この銃の射撃の困難さについて
銃は強力であればあるほど、取り扱いが難しく、命中させることは困難になります。上記の通りこの銃は、殺人専用に制作され、強力な発射薬と大口径の弾丸の、非常に強力な銃です。が、それだけ発射の反動が大きいはずで、たとえ至近距離からでも命中させるのは非常に難しい銃のはずです。
銃撃犯は、それをやってのけました。まさしく賞賛すべき腕前です。特に、もしも1発目を、初めから試射の目的で発射していて、その発射で反動の大きさと射線を確認した上で、2発目を発射し、狙い過たず、命中させたのであれば、その仕事はもうプロの領域と言えます。そして目標に致命傷を負わせました。賞賛すべき腕前と言わざるを得ません。
2 銃撃犯の射撃能力
1 銃撃犯の射撃能力を評価すると
能力を5段階評価、A、B、C、D、Eにランク分けすると、上から2番目のB評価、もしくはA⁻という、最上級評価から少しだけ下がった評価を与えたいと思います。
プロのガンスリンガーと同等とまでは言いませんが、銃を扱う能力について、非常に高い評価を与えざるを得ません。
2 評価の根拠 ①
そもそも銃撃というのは、発射した弾丸が、目標に命中しないと失敗です。そして命中させるには、大変な困難が伴います。ぶっちゃけて言うと、素人に銃を持たせて撃たせても、当たりっこないんです。当てる、つまり命中させるには、銃について、たくさん勉強した上で、実技指導を受け、どうしたら当たるようになるのかを、たくさん練習しないと、当たるようにはならないんです。
その辺りの事は、私の「銃について」シリーズに、詳細に書いてありますので、興味のある方は、どうか読んでみてください。そうすれば、この銃撃犯がいかに優れた射手であったがよく理解できると思います。
3 評価の根拠 ②
あの銃は散弾銃、それも、法外なほど大口径の散弾銃です。更に発射煙の量と3m以上はあったと思われる発射煙の長さを考え合わせると、発射時の反動は非常に大きかったはずであると容易に推測できます。
この大口径散弾銃を、事前に発射して練習を繰り返していたとはいえ、毎日日常的に何発も何発も撃ち続けていたワケでもないはずなのに、1発目を撃ち、その発射で反動の大きさと射線を確認した上で、2発目を発射し、狙い過たず、命中させて目標に致命傷を負わせたのです。たいした腕前であると言わざるを得ません。
「できるはずのないことやってのけた」、という事について、私はこの銃撃犯の能力の高さ、意志の強さ、長年チャンスを待ち続ける辛抱強さ、など、感心するところ多々ありです。この、綿密かつ論理的な行動パターンは、頭脳的な優秀さを示していると思います。
4 自衛隊に3年間在籍していた事について
この3年間の自衛隊経験が、この銃撃犯に与えた戦闘能力向上は、非常に大きかったはずです。所属が海上自衛隊であり、日常的に銃撃訓練をするワケではなかったにしても、1年のうち3日間は実銃の勉強と訓練をしていたのです。
1年のうち3日間も実銃を触って、そのうち1日は実際に銃を発射していた銃撃犯は、実銃を1度も触ったことのない人と比べると、銃に対する認識の差は無限大であると言ってよいでしょう。しかも自衛隊というのは、実質的には軍隊です。それも世界最高レベルに「士気が高い」とされる軍隊です。
このような組織に3年間も在籍していた銃撃犯は、そこで並外れた忍耐力、作戦遂行能力を身に付けたはずです。自衛隊を退職した時点で、もう一般人とは比較にならないほどの戦闘能力を身に付けていたはずです。さらに銃の扱いについても、どう射撃すれば命中するのかを、学んでいたはずです。
そのような点を総合的に鑑みると、出来るはずのない困難な射撃を、一撃で成功させる能力を持っていたこの銃撃犯・・・ここまでスゴイ能力の持ち主・・・
しかるべき処遇を与えて、何か国の為に働けるようにしてあげるべきではないでしょうか。そして安倍さんを失ったこの日本に、その償いとして、国家に貢献してくれるような場を与えるべきと考えますが、いかがでしょうか。
3 この銃撃犯は、天国に行けるでしょうか
私はこの銃撃犯、個人的には、是非天国に行かせてあげたいです。少年時代からの苦しみ、恨みを晴らすため、ここまでの努力と工夫と辛抱をし、更に自分は捕まってしまい、死刑になるかもしれないという事を覚悟の上の行動です。今までの苦しみを、天国で癒されるべきだと思います。
今日の「死への前奏曲」再生回数
私の作品です。今日の再生回数は50回で、私の投稿動画の中では、ちいと少なめで悲しいです💦私のバンド、Chicagoprojectが演奏しています。演奏動画をYouTubeにアップしてあります。
歳をとるにつれ、日々近づいてくる死を、意識するようになってきてます。そういう感慨を表現した曲です。死後の行先をテーマにしている現在の記事シリーズと、ちいとばかりリンクしすぎですが(笑)、この曲は、純粋に音楽として楽しんで頂けたらと思います(^^♪
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