警告!この記事を読んではいけない34「銃」について1<前提、概念と分類、拳銃>
お話しの前提
いよいよ私の大好きな「銃」のお話しです。お話を始める前に、この私がどの程度の銃マニアなのか、お伝えしておきますね。私のマニア度、と言うか、ヲタク度は、たいしたレベルではありません。ここ、とても重要だと思うので、少々詳しくお伝えします。
私は、銃の所持許可証を持っていません。そのための試験を受けたこともありません。従って銃を所持していませんし、火薬を用いる実銃を、撃った事はおろか、触ったこともありません。つまり本物の銃がどういう物なのか、実は知らないんです。
映画やアニメや漫画などに出てくる銃を見ては、興奮する、時々銃の雑誌を買う、軍用航空機が好きなので、つまり戦闘機や攻撃機や爆撃機が好きなので、それに搭載されている銃を、航空兵器の雑誌を買って読み漁る、そんな程度のマニアです。
モデルガンすら買った事はありません。買ったことのある銃と言えば、BB弾を発射する、所謂「トイガン」くらいのものです。トイガンは、ライフルタイプが一つと、拳銃、つまりハンドガンタイプを幾つか買った事があります。あとは水鉄砲ですね(笑)。
BB弾のトイガンを買った事はありますが、それのシューティングゲームやコンテストに出たこともありません。サバイバルゲーム、所謂サバゲーも、やったことはありません。つまりは「行動するマニア」ではなく「鑑賞するマニア」にすぎないのです。まあ、平和と言えば平和なマニアです。
この程度の私ですから、もしも「行動するマニアさん」や「実銃を扱う方々」が読んだら、間違いだらけのお話になるかもしれません。そうなっても、素人の記事ですから、どうか大目に見てやってくださいね(笑)。
銃の概念と分類について
まずは「銃」の概念について、お話ししましょう。銃とは、筒からタマ、つまり弾丸を打ち出すものです。打ち出す目的は、主に、というか本来は、「敵を倒す」ですが、戦争があまり行われない現在では、スポーツ的、遊技的な目的でもあったりします。
あ、ここでもう一つ、前提となるお話をさせてください。私がお話しするこの記事では、弾丸と筒は、物理的なものに限ります。物理的でない弾丸や筒も、この現実世界にあることはあります。が、殆どSFの世界の事なので、この記事では伝統的な物理的弾丸を打ち出す銃のお話しにしますね。つまり、レーザーガンや、ブラスターや、荷電粒子砲は、お話に載せません。
筒から弾丸を打ち出すものは、大きさがいろいろで、最も小さい物は拳銃、筒が長くなると長銃、というか鉄砲と言った方が判りやすいですね。そして筒の口径が20ミリを超えると、一般的には「銃」ではなく「砲」と言います。20ミリという基準は実は曖昧で時代や国によって変動してきました。
拳銃について
まずは、一番小さな「拳銃」について、お話ししましょう。拳銃は、その名の通り、拳、つまり片手に収まり、片手でも操作したり撃ったりできる程度の大きさの銃の事です。そして、まずはこの拳銃で説明したいのが「口径」です。口径とは、弾丸を打ち出す筒の直径です。
弾丸は、筒を走りながら加速され、筒の先端から出て、ほぼまっすぐ飛んで行きます。そして目標物に衝突して、目標にダメージを与えるのです。ダメージが大きいほど、効果が上がります。このダメージを与える力、威力と言いましょうか。「口径」は、この威力を決めるのに重要な役割を担います。
銃の威力は、銃身、つまり筒の長さや、使用する火薬の質や量、弾丸の重さや形状などにより、多彩に変化しますが、これらの条件が同じであるならば「口径」が2倍になると、一説によれば、威力は10倍に跳ね上がります。それ程「口径」は、銃の威力を決めるのに、重要な要素なのです。
代表的な口径は、22口径、38口径、40口径、44口径、45口径、 50口径などですが、ルパン3世で有名な「ワルサーP38」という銃は、38口径だということです。口径の単位はミリではなく、インチです。例えば50口径は、0.5インチ=12.7ミリになります。
最大口径の拳銃は、一般的にはデザートイーグルという銃の50口径で、これはあまりに口径が大きいため「ハンドキャノン」とも言われています。まあ、これ以上の口径の銃をハンドガンで撃つ事は、反動が大きすぎて事実上不可能でしょうし、仮に威力は大きくても、非常にコントロールが難しいので、よほどの大柄の、しかも熟練した使い手でないと、せっかくの大口径を生かすことができないと思われます。
私の記事を読んでしまうほどの方でしたら、銃の口径について、どの口径だとどのくらいの威力があるものなのか、説明しなくてもすでにご存じではないかとも思われますが、全ての読者が、そこまでの銃マニアではないでしょうから、一応の解説はしますね。
最小の22口径だって、装薬がちゃんと強力なパウダーが詰められていれば一応人殺しができなくはありません。ただし、人体の急所、コメカミや側頭部、心臓を至近距離でジャストヒットさせないと、即死は難しいと思います。なので22口径は、本来的には殺人などと言う仕事には向きません。
22口径は、口径が小さいだけでなく、銃そのものが小さくできます。重量も軽く作れますから、小型拳銃用の口径です。相手を倒す、というよりは相手の動きを一時的に止めるのが目的の場合には手軽で有効な銃になります。一言で短く説明するならば「護身用」ってやつですね。
護身用ならば大きな威力は必要ありませんから、銃は小さければ小さいほど良いです。隠しやすいし、持ち運びやすいからです。有名な護身用拳銃に、「デリンジャー」があります。1発か2発しか装填できませんが、非常に小さいので、隠し持つには最適です。
その他にも小型拳銃はありますが、多くは22口径です。22口径でも、大きな威力を持たせたものもあることはあります。軽量高速弾を使う狙撃銃です。が今日の記事ではここまでにしようと思います。次の記事では22口径の次38口径のお話しから始めたいと思います。一気に強力になります。
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