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2023年 第3次世界大戦中の私たち 全23話 その7 アメリカについて その3
今回の記事シリーズの・・・君主と奴隷
今回の記事シリーズは、最終的にはこのようなテーマを表現したくて書いています。次回あたりから、この「君主と奴隷」というテーマが徐々に前面に出てきてしまいますので、どうかお楽しみに(笑)・・・イヤ、笑い事ぢゃないんですが・・・実は一言で全てを表現できてしまいます。書いてしまうと次のようです。
あなたは君主?、それとも奴隷?
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では、お話を「アメリカについて」に戻そうと思います。
アメリカの罪・・・核兵器を戦争に使用した
世界で初めてでした。そして結果はとんでもない事でした。アメリカは世界から、その罪をとがめられることを避けようとして「国連」とかいう組織を作り、核兵器を戦争に使用して、民間人を大量虐殺した罪から、世界の目をそらさせようと必死でした。
この目論見は成功し、世界は国連を組織し、それを運営することによって、「今後は世界大戦をなくそう」などと言う、あり得ない虚構に向けて、莫大な資金と莫大な労力をつぎ込まざるを得ない状況に追い込まれたワケです。その結果、アメリカの原爆使用の罪をとがめる者はいなくなりました。
アメリカの罪をとがめる者がいなくなった理由は、もう一つあります。原爆の威力は世界の知るところとなりました。経済的に余裕のある国々は、どの国も「我が国も核兵器を持ちたいっ❣❣」となったため、アメリカの原爆使用を表立って非難する事を控えてしまったためです。
しかし、たとえアメリカがどんな言い逃れをしようとも、アメリカの犯した罪が消えることはありません。あの惨事を、消しゴムで消すように消すことなど、出来ないのです。そしてその、原爆投下の被害を被った日本は、一体何をしているのでしょう。
原爆を落とした、憎むべきアメリカという国と仲良くなってしまい、いや、進んで仲良くなったというよりは、表向きそういう顔をせざるを得ない状況に追い込まれた、というのが真実でしょうか。もっとわかりやすく言いましょう。
アメリカとの戦争に敗北し、日本は実質的にアメリカの植民地になってしまったのです。次の項目では、重大な事実を2つ挙げてみる事にしましょう👆日本がアメリカの植民地として、アメリカの言いなりに、一体何をさせられているのかを。
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アメリカの、日本に対する植民地政策 その1
敗戦直後はそりゃあ酷いことが横行しました。挙げればきりがありません。が、ここでは敗戦直後の事は、ちょっと置いておいて、戦後、その後長年に渡ってずっとずっと続いている、本当にヒドイヒドイ植民地政策を2つ挙げてみる事にします。まずは「その1」です。
沖縄を、実質的にアメリカの国土にされ、米軍の大規模基地の島として差し出さなければならなくなった事、です。
どんなに言葉で取り繕っても、誤魔化せません。沖縄という島は、戦後ずっとアメリカの国土であり、アメリカ人が好きに振る舞ってよい土地であり、沖縄県民は、植民地の奴隷なのです。表向きは「日本の国土」とか言ってますが、ではあの「地位協定」とかいう奴は、一体なんでしょうか❓
そもそも実質的には日本て、アメリカの植民地なんですよ。だからアメリカにしてみれば「植民地に基地を置いて何が悪い❓」というのが本音でしょう。だから日本の政府はアメリカの言いなりに、沖縄という島を、アメリカに差し出しているワケですから、県民の気持ちを慮ることなど、実質的には今まで1度も、した事がありません。今後も変わらないと思います。
沖縄という土地は、地政学的な問題から、ロシアや中国や北朝鮮に睨みを効かせるためには、絶好の位置にあるんです。アメリカは沖縄を、絶対に手放さないでしょう。
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アメリカの、日本に対する植民地政策 その2
日本の原子力発電所の多くの、GE製原子炉マーク1の格納容器・・・これはアメリカが設計、製造し、日本に買う事を強制した欠陥原子炉である・・・って事、知ってますか❓
結果どうなったでしょう。福島第1原発の事故です。
GE製原子炉マーク1の格納容器は、他の原子炉ほど負担に耐えられず、耐久性に問題がある事は、当初から指摘されていた事でしたが、莫大な開発費をかけ、すでにかなりの数を製造してしまっていました。アメリカは、この欠陥原子炉を自国で使うことをせず、しかし、開発製造費の赤字を最小限に食い止めるため、実質的植民地である日本に、これを売りつける事にしたんです。
表面で何を言おうが、日本政府はアメリカの奴隷ですから、アメリカに押し付けられるままにこのGE製原子炉マーク1を大量購入してしまいました。
マーク1の格納容器が欠陥品であることはすでに周知の事実であり、ご興味の向きは、ネット検索などで調べてみてください。この記事では一つだけご紹介します。この欠陥が原因でGE社を35年前に退社した、ブライデンボー氏のコメントです。
ブライデンボー氏は、マーク1型原子炉について、大規模事故による負担に耐えるよう設計されていなかったと指摘。「分析が終了するまで一部の原子力発電所は閉鎖されるべきだと思っていたが、GEや公共事業各社は、それに応じるつもりはなかった。そのため私はGEを退社した。」「福島原発の事故は、地震や津波、マーク1型格納容器が、他の原子炉ほど負担に耐えられないという事実から生じた直接的な結果だと言える」と述べた。
日本政府の中にも有識者はいたはずです。アメリカが日本にこれを、欠陥品と知りながら売りつけるのは、自国の利益に損失が出ないようにするためであると判っていたはずです。それでも日本政府は、アメリカの言いなりになりました。ああ、日本て本当に植民地なんですね💦
あの事故で日本国民が、現地の住民たちだけでなく、日本中から現地に駆け付けた医療関係者、電力関係者、その他すべての支援者たちがどれほど大変な思いをして、あの危機を乗り切ろうとしたのか・・・アメリカ政府の要人たちには、植民地の奴隷がどうなろうが、知った事ではないのでしょうね。
事実、アメリカは、福島沖合に調査船を停泊させ「ああ、やはりあの格納容器はだめだったか・・・一応データだけはとっておこう」とか言いながら、広島への原爆投下の時と同じ感覚でデータ収集していたに違いありません。
アメリカはそういう国です。次回、もう1回だけアメリカについてのお話をしてから、次の内容に移行したいと思います。
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今日は5月26日(金)先ほど千葉で強い地震がありました
今回の地震、首都直下地震や、南海トラフ地震といった、大規模地震の前兆でない事を祈るばかりです。