干からびた憂鬱 貼り付け完了!
アルバム「天照」の中の曲、「干からびた憂鬱」、昨日から悪戦苦闘を
繰り返してきましたが、とうとう貼り付けに成功しました!
多くの方々には、容易な作業だと思いますが、
原始人の私には、散々難儀の挙句の快挙です!(笑)
これのひとつ前の記事で聞くことができます。
聴いてくださるとうれしいです。そして、アルバムの他の曲にも
関心を向けてくださると、なお嬉しいです。iTunesなど、5つの
サイトで配信販売していますが、無料で冒頭の視聴ができます。
「干からびた憂鬱」について、若干の解説をさせてください。
私は若い頃から「憂鬱シリーズ」という連作を作曲していました。
常に憂鬱だったんです。自分の平常が、憂鬱だったものですから、
音楽を作ると「憂鬱こそが自然体」という状況になりました。
「干からびた」は、死の表現です。志半ばで命を失った者の、
悲しみと諦観。感傷的な絶望を表現するため、
オルゴールの金属音だけで作曲しました。
冷たく澄んだ音が、浄土への出立を暗示しています。
使用したオルゴールは、電子音ではなく、超レトロ。
木箱に金属の発音部が内蔵され、厚紙をパンチして、
音をプログラムするタイプです。入手したのが20年以上前ですから、
現在はもう製造されていないかもです。
ごく狭い音域、ハ長調で、#も♭もつけられません。
大きな制限付きの作曲でした。
発音も、なんとゼンマイですらなく、手回しです!
その不安定感が、たまらないのですが(笑)
ともあれ、ようやくこの曲を、皆さんのもとにお届けできて、
大変嬉しい6月7日の夜です。
楽しんでいただけると幸いです。
でも、浄土へは出立しないでくださいね(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?