警告!この記事を読んではいけない60「銃」について27<航空機の砲>
前回の記事で、長かった<艦載砲>のお話が終わりました。今日からはいよいよ航空機の搭載砲、搭載機銃についてのお話です。ああっ、航空機っ!、航空機っ!、とうとう飛行機のお話しです!船も好きですが、特に空母や潜水艦は大好きですが、私、飛行機、好きなんです。
このシリーズ記事では<航空機の砲>と題してありますから、そのお話をします。ちゃんとします。でも、航空機については、あまりに思い入れが強いため、あくまでも私の視点での航空機のお話しになってしまうと思います。それ、一応皆さんに、前提としてご了解、というか、お伝えしました。
航空機とは
そもそも航空機とは何でしょうか。まずここからお話ししたいと思います。皆さん、航空機、近くで見たことありますか?ありますよね。どう見ても、金属でできていますよね。従って、大きさはどうあれ、あんな大きな金属の塊が空を飛ぶって、素朴に疑問に思った事ないですか?
私、子供の頃は判りませんでした。飛行機っていうものは、空を飛ぶものだって、単純に思ってました。でも大人になって、ますます飛行機が好きになって、飛行機の勉強もそれなりに、趣味程度にはしてみた結果、時が過ぎれば過ぎるほど、疑問に思うようになりました。
あんな大きな、金属の塊が、いったいなんで空を飛んでるんだ???っと。飛ぶはずがないぢゃないか。ウソに決まってるウソに。鳥ぢゃないんだから。鳥なんて、細くて軽い胴体に、不相応に大きくて丈夫な翼を持ってるから飛べるのであって、あんな大きな金属の塊が、飛んでたまるものか。
実は最近では、朝は庭に鳥がいつもいるし、電線上や電信柱の上にはカラスが入たりして、カァ~~とか言いながら飛んでたりします。私、最近は、鳥が空を飛んでいるのさえ、疑問に思うようになってきました。何で鳥は空飛んでるんだ?人間が空飛んでないのに、なんで君たちは空飛んでるんだ?
地上の生き物は空を飛べないようにできてるんだ。どう見ても飛んでる君たちは、何かおかしいよ。ええ?おかしいだろ?そうに決まってる。動物は空を飛べないんだよ👆手品か何かのように、飛んでるように見えるようにしてるだけなんだろう?だって飛べるはずないぢゃないか。
地球には重力ってのがあるんだよ。物体はみんな落ちるんだよ。飛ぶようには出来てないんだよ。これには逆らう事は出来ないんだ。だって、重力なんだから。昔、SF小説で「重力遮断装置」とかいうのがあって、これを使うと重力の影響を受けなくて済むようになるから、
ある特定の角度だけ重力が効くようにしておけば、その方向の重力だけに引っ張られるから、それによって宇宙のどこにでも行けるんだ、という設定の小説があったけど、今では重力ってのは、4つ目の次元軸が時間で、5つ目の次元軸がどうやら重力らしい、という事まで判ってきちゃったから、
現実的には「重力を遮断できる装置」なんて、どう考えても作り得ないと思います。まあ重力遮断装置の脱線はおいといて、鳥に戻り、飛行機に戻ろうと思いますが、ともあれ、鳥が飛んでいる事にすら疑問を持っているこの私です。
飛行機なんて、あんな金属の塊、重くて重くて飛べるはずがないんです。それでも飛んでいるように見えるあれは何? 幸か不幸か毎日見ちゃってるんです。飛行機が飛んでいるところ。なんせ我が家は、航空自衛隊入間基地のすぐそばにあるんですから。
そりゃあ見ちゃいますよ。毎日毎日。入間基地から飛び立つ航空機の航空路の直ぐ下に住んでるんですから。毎日毎日ゴーゴーと飛んでます。殆どがジェット機です。たまにプロペラ機が飛んでます。プロペラ機と言ってもレシプロエンジンぢゃありません。ターボプロップエンジンです。
現代のプロペラ機は、ほぼ全部ターボプロップです。具体的にはYSー11とC-130です。自衛隊機です。YSー11なんて、よくこんな半世紀も前の飛行機が飛んでるなと思います。自衛隊はものもちがいいんですね。立派です。基本設計もきっといいからなんでしょうね。なんせ戦後すぐ、日本人が設計した純国産機です。ゼロ戦作った国の技術者たちが作ったんです。悪かろうはずもありません。
ともあれ、あんな金属の塊が空飛んでいるなんて、絶対おかしいです。あり得ないです。落ちるはずです。でも落ちないで毎日ゴーゴー飛んでます。自分の目で見てます。不思議なものを見てる気分です。気持ち的には全く信じられませんが、現実的には、飛行機は空を飛んでます。
そりゃあ飛びたいですよ。空を飛ぶのは昔から人類の夢だったんですから。そしてとうとう、いろいろな勉強を重ねて、空を飛べる機械を作っちゃったんですね。信じられないけど、凄いことです。自分でも勉強しました。空を飛ぶにはどうしたらいいのか。
カギは空気でした。空気って、例えていうなら、薄い水みたいなものだと思うといいかもです。潜水艦は海の中を自由自在に動き回れます。水の密度というか、圧力というか、そういう要素を巧みに利用して、動き回れるようになったんです。これを応用したのが飛行機、航空機です。
空気という名の水の中を、自由に動き回れるようにしたんです。空気の密度を利用して、早い速度でこれに当ると、上手く角度をつけてやると、上に昇る力が得られるんです。これを揚力と言います。揚力を生み出して、機体を浮かせる装置を主翼と言います。主翼が固定されている航空機を、固定翼機と言います。
そして主翼がなく、細長い翼を高速でブンブンと回転させて揚力を得て飛び上がる航空機を、回転翼機と言います。こうして人類は、空気という水の中を動き回れる機械を作っちゃったんです。航空機です。これ、空を飛んぢゃうんです。スゴイです。
今日はここまでにします。航空機とは何なのか、その前提と概略をお話ししました。次回は、より具体的に航空機が空を飛ぶ仕組みをお話ししたいと思います。