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警告!この記事を読んではいけない27「大震災、妖星ゴラス」

今日は9月16日(木)。この「大震災」の記事を書こうとしていた矢先、能登半島でやや強い地震が起き、緊急地震速報が流れました。気になりました。すぐ傍の佐渡に、私の教え子のご両親が住んでいるんです。すぐ教え子と連絡とりました。幸い佐渡の震度は2で、大事無いようでした。

2011年3月11日(金)大震災の時刻には銀座ヤマハの前に居ました。仕事でイヤな事があり、この日はふてくされて休暇を取って銀座に遊びに来ていたんです。遊びといっても音楽に関する書籍を買おうとしてました。しばらく銀座にも足を運んでいなかったのでリフレッシュしたかったのです。

店に入って本を見ていたら、グラグラ来て、店の外に出されちゃいました。それまでの経験で、たとえ大きな地震でも、数秒で収まる事を知っていましたが、この日の地震は違いました。経験したことのないような大きな揺れがいつまでも続きました。

銀座には細長いビルが多いのですが、見上げるとその細長いビルたちが、一斉にゆ~らゆ~らと、ススキの穂がなびくように、揺れていたんです。あの光景には驚きました。おっ!倒れるかな?と、ワクワク(失礼!)しながら見ていましたが倒れませんでした(笑)。怪獣映画のミニチュアが破壊される様子を思い出したほどです。

帰宅しようとして車に乗り、状況を把握しようとラジオを付けました。すると、なんだか、都内の電車が一斉に止まったとか言ってます。すると、交通は道路のクルマのみ?焦りました。案の定、すぐに道路が込み始め、容易に都内から脱出できなくなりました。

ヒドイ渋滞で、私は「帰宅困難者」になりました。渋滞に耐えつつ、何とか帰宅したので、今こうして生きてるわけですが、その後も私の住む狭山市は計画停電で電気の来ない時間帯があり、照明は懐中電灯、食事はカセットコンロ一つで作るという不自由な日々を、何日も送りました。

それまでは、外国の津波の様子をテレビで見た事はありましたが、津波がどんなものかは、正直ピンときませんでした。東北の現地の津波映像が、実感できる初めての津波映像でした。驚きました。なんせディザスター映画のCGぢゃない本物の津波映像です。

映画だと最初の波の高さとかは非常に怖いんですが、フィクションだけに、その後いつまでも続くことがないので、恐怖はすぐに収まってしまいます。ところが本物の津波は、決してなくならない波がどこまでもどこまでも追いかけてくるんです。あれに追いかけられたらホント生きた心地しませんね。

いやあ大変な事が起きたものだと、懐中電灯下でカセットコンロでの夕食を食べながら、毎日感じていました。停電が解除されるとテレビもつくんですが、解除されない時間帯はテレビもつかないため、なんの情報もなく、暗く寒い中で、静かに暮らしていました。

3.11と同じクラスの大震災が、今、日本のどこかで起こったとしたら、どうなるんでしょうね。ちなみに現在、台風14号は温帯低気圧に変わったそうです。コロナ禍で医療体制がひっ迫している中で大雨の災害が起こり、これに震災が加わったら震災の規模によっては国家が壊滅するかもですね。

こんな中政府は総裁選の話ばかりしていますね。こういうの見ちゃうと、「ああ、政治家さんにとっては、国民の命なんて・・・・」って、つくづく思っちゃいますね。

唐突なようですが映画のお話しさせてください。宇宙から黒色矮星が接近し、衝突コースをとって、地球が滅亡しそうなので、そうならないように、皆で頑張って地球にエンジンを付けて動かして衝突を回避しようという話です。映画の題名は「妖星ゴラス」。1962年の東宝特撮映画です。

何を隠そう隠しませんが、私が生まれて初めて、映画館で見た映画です。4歳の時でした。当時の記憶は、とにかく「恐かった」という印象だけは強烈に残っています。映像の明確な記憶は「ゴラスが赤く光っている」という絵だけはハッキリ覚えています。とにかくその「ゴラス」が恐かったんです。

この記事を書くにあたり、スマホでゴラスの予告映像をちらほら見ました。そして驚きました。もの凄く力の入った映像で、どの絵を見ても見ごたえのある、素晴らしい映像です。あの当時の映画としては、よくもここまで見事な絵を作り上げたものだと、感嘆しました。

そりゃあ、ストーリーとか特撮とか、現代のものの方が優れている部分はありますよ。でも、世界的に見てもあの当時の映画水準からすれば、あの映画はやはり「スゴイ映画」と評して構わないほど、素晴らしい作品だと思います。今度もう一度、ちゃんと最初から最後まで見ようと思います。

なんか嬉しくなっちゃったのは、怪獣マグマが出てきたときに、それをやっつけるために出てきた「VTOL機」です。今だから知っていますが、あれ、ウルトラマンのジェットビートルの元メカなんですよね。さすがに若干デザインは違いますが(笑)。

今の地球の状況も、ゴラスの映画のように地球人類が英知を結集して、危機を回避しようとか思わないんですかね。英知を結集して危機を回避しようと頑張ってる人たちは大勢いるように見えますが、肝心の国家指導者たちは、何をしているんでしょうかね。今日はここまでにします。

次回は「妖星ゴラス」の続きみたいな始まり方をすると思います。下の写真は私の好きな夕焼けの風景です。大変美しいんですが、どこか地球の最後を暗示するような、不思議さと壮麗さと不気味さが入り混じったような幻想的な色合いで、私、こういうの、大好きなんです。

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