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安芸の宮島 大聖院編

清盛館を出て、右手の山の方向に歩を進め、大聖院に向かう。
小川のせせらぎが聞こえ、鹿が現れた。
少し丘を上がり、涼しい場所に鹿たちが家族で休憩をしていた。
子鹿もいて、可愛い。
大聖院へは数百段の階段を登る必要がある。夏は汗が噴き出す。
階段からは数多くの毛糸の帽子を被った地蔵様が見え、壮観だ。
途中で鐘を突くことができる。居合わせた子供とお父さんが鐘を突いた。ゴーン。上手に鳴った。楽しい。
階段を登りきると広場に到着。ふう。息が切れる。
正面の寺院まで歩き、ろうそくと線香を買って供える。
不動明王がこちらを見ている。
中に入ると凄い数の木彫りの仏様だ。
手を合わせ、ゆっくりと歩み、拝謁。
身が引き締まる。

大聖院をあとに道を下ると地元の旧家が建ち並ぶ小道に出てくる。
そこにお気に入りの和カフェ遊鹿里がある。
旧家を改装しており、敷居をくぐって玄関に入る。
香ばしいコーヒーの香りがする。
正面に座敷があり、靴を脱いで脚を伸ばすことができる。一休み、幸せだ。
座敷の向こうには広い庭があり、縁側から降りて、歩くことができる。
新緑が眩しく、風が心地良い。
メニューは、栗ぜんざい、コーヒーとチーズスフレ、抹茶、マンゴージュースなどをいただいた。
時間がゆっくりと流れ、家族の団欒、楽しい話は尽きない。

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