会計事務所から上場経理に行って苦労したこと

こんばんは。今日は寝れないので記事書いてみます!会計事務所から上場経理に行った訳ですが、そこで苦労した点とか書いてみようかなと思います。

①仕事のやり方が違うので適応に苦労
会計事務所は中小企業の税務申告がメインなので総勘定元帳は全部見れます。全部見て全ての取引を確認してから税務申告を作り始めるわけです。なので税務調整項目の網羅性は確保できるので個別に正確に数字を積み重ねていけて、さらにチェックも簡単な訳です。でも上場経理の仕訳数は桁違い。全部は見れません…全ての取引を正確には把握できない中で税務申告を作る必要があります。
その場合、税務リスクと作成工数を考慮して重要なリスクを防ぐように作るという感じになるのと、作った数字も個別全チェックはできないので、自分なりに数字を分析して妥当性を検証しなくてはいけません…。リスクの部分はある程度前年から調整項目の洗い出し方は決まっているので最初はそれに倣う感じでいけばいいのですが、分析がね…。これこそ手順書とかないので、自分なりに理解して、失敗して体得する必要がありました。分析についてはまたどこかで詳細な内容の記事を書きます。

②他部署の質問を捌くのに苦労
上場経理だと他部署の質問にも対応しなくちゃならないです。まぁ複雑なビジネスも多いし、社内用語だらけで何を喋ってるのかわかんない。その中で税務的な観点から回答しないといけないです。金額的なリスクだけではなく、従来の回答との整合性、回答から今後に与える影響など色々考慮すべきことがあります。悩みながら回答していくしかないのでストレスしかないです。メール恐怖症になりましたw
あと会計の理解が問われるのもキツい。よくあるのは「原価ですか?販管費ですか?」どちからというと会計処理の話ですが、こっちですと回答しても「何でですか?前はこう答えられたのですが、どう違うのですか?」とか。そうなると会計のルールを語って、こういう理由だから〜とか喋らないととても納得させられないので会計の理解が問われます。会計事務所ではそんなやり取りがあるのは結構稀。税務申告を作れるだけの知識だとマジで対応できません…。

③税効果会計が難関
会計事務所で税効果会計があるのは本当に一握り。普通は経験ないと思いますが、上場経理ならあるやつです。
税効果会計というのは繰延税金資産の把握と税率差異の把握の二本立てだと思うんですが、特に税率差異の把握が激ムズ。私始めたて頃は税率がめちゃめちゃ変わってた時期なので、税率変更のところの差異把握の難易度高かったですね〜。
税効果は机上の勉強だけでは難しい。実務しながら学んでいくので最初はかなり時間かかる、でも周りからは急かされると…まぁ修羅場になること間違いなしですw

まだまだありますが、主にはこんな感じですかね。
同じようなルートを考えられてる方の参考になれば。





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