
ジャーナルノートで願いを叶える:ハートからの引き寄せ
心と身体をととのえる12のウェルビーイングツール
②ジャーナルノート
『一冊のノートは、あなたの夢や希望に寄り添いサポートします。』
ジャーナルノートは、日々の記録や内省、思考、アイディアなどを自由に書き留めるツールです。自分のスタイルやニーズに応じてカスタマイズでき、心を整理し、自分を見つめ直すために役立ちます。
マインドフルネスの一環として行われる「ジャーナリング」では、感じたことや考えていることを言葉にすることで、心の中にあるモヤモヤが少しずつ整理され、新しい発見や気づきを得るきっかけになることがあります。さらに、ジャーナルノートに考えや感情、願望、アイデアを書き出すことで、自己成長や目標達成への第一歩となります。
ウェルビーイングを実現するために、ジャーナルノートは欠かせないアイテムなのです。

ジャーナルノートのスタイル
ジャーナルノートには、実にさまざまなスタイルや書き方があります。これらは、あなたがどんな目的でノートを書くか、どんな気持ちでペンを取るかによって変わります。ここでは、代表的なスタイルをいくつかご紹介します。きっとあなたにぴったりの方法が見つかるはずです。
ライフジャーナル
日記のように日々の出来事やそれに伴う感情、思考を記録します。自分の感情や思考を整理するための基本的なスタイルです。感謝ジャーナル
日常の中でつい見過ごしがちな感謝の気持ちを記録します。「ありがたい」と感じたことを書き出すことで、謙虚さや幸福感が深まり、人間関係もより豊かになるでしょう。目標・夢ジャーナル
叶えたい目標や夢を書き出し、進捗やプロセスを記録します。目標を視覚化することでモチベーションが高まり、達成に向けた行動力が引き出されます。クリエイティブジャーナル
アイデアやスケッチ、詩や物語などを自由に記録するスタイルです。完璧を目指すのではなく、気軽に創造性を発揮できる場として活用しましょう。スピリチュアルジャーナル
瞑想やヨガの気づき、オラクルカードやタロットのメッセージを書き留めます。内面的な洞察力を育むことに適したスタイルです。バレットジャーナル
スケジュールやTo Doリスト、思考を箇条書きで整理する方法です。日記形式が苦手な方や短い記録を好む方に向いています。
テーマを絞った「夢ノート」や「感謝ノート」などの特化型ノートも販売されています。何を書けば良いか迷う場合は、テーマを先に決めて取り組むと良いでしょう。またこれらのスタイルを織り交ぜてあなたらしい書き方を是非見つけてください。
ジャーナルノートのメリット
ジャーナルを書くことは、ただの記録では終わりません。その行為が、私たちの心や生活に確実な変化をもたらします。ここでは、ジャーナルを書くことで得られる代表的なメリットをご紹介します。これらを知れば、ペンを取る手が少し軽くなるかもしれません。
セルフケア
思考や感情を記録することで心が整理され、ストレス軽減や情緒の安定につながります。自己成長
自分の考え方や行動パターンを振り返り、改善点を見つけるきっかけになります。自己受容が促され、他者への寛容さも生まれます。目標達成
現状や進捗を可視化し、モチベーションを維持。目標達成に向けた行動計画を立てやすくなります。創造性の向上
アイディアやインスピレーションを記録し、新たな発想やプロジェクトを展開するための土台を作れます。感謝や幸福感の増幅
ポジティブな出来事にフォーカスする習慣が身につきます。自己肯定感が高まり、他者とのつながりも深まるでしょう。
どのメリットも、毎日少しずつ書き続けることで、あなたの中に根を張り、人生を豊かにするエッセンスとなってくれるでしょう。ジャーナルを続けるには、書き方、つまりメソッドやルールにこだわりすぎず、雑記やスケッチのような自由な感覚で気負わずに書くことが大切です。そして、思いついたことをすぐに書き出せるよう、ノートを持ち歩く習慣を取り入れてみてください。
ジャーナルノートがそばにあった20年
ジャーナルと出会ってから、気がつけばもう20年。最初は、ただ「ノートに書く」というシンプルな行為から始まりました。アイディアや成し遂げたいことなどを、気のおもむくままに、まさしく「つれづれなるままに」書き続けていました。特にテーマを決めたり、細かく系統だてたりすることはせず、その時感じたことや考えたことを自由に記していく。そうすることで、自分の思いが自然とととのっていくのを感じていたのです。
何年か経ち、ノートのスタイルを変えたくなり、モレスキンのハードカバーのノートを使ってみました。モレスキンはとても素敵なノートで、書くことそのものが楽しくなるツールでしたが、持ち運ぶには少し重たく感じることもありました。
その後、もっと軽くて実用的なノートを探した結果、今では「Rollbahn」のリングノート(A5サイズ・方眼)を愛用しています。軽さと丈夫さ、そしてデザインの多様さが気に入っています。
私はここで紹介したような細かい項目を系統だててジャーナルを書くというよりも、「つれづれなるままに」心の赴くまま自由に書くことを大切にしています。
それは、自分との打ち合わせ、いわばミーティングの時間でもあります。
自宅のリビングで、お気に入りのカフェで。思いつくままに、あなたの思い、夢を、成し遂げたいことを書き出してみる。そうして書き続けた中のいくつかが、実際に手に入ることがあるのです。

あなたの「ととのう時間」をつくる
私はジャーナルを書き続けることで、人生で最も大切な2つのものを手に入れました。一つは、身体を離れるまで続けたいと思える仕事。そしてもう一つは、一生を捧げられるパートナーと巡り合うことです。この2つは、ジャーナルに夢や思いを書き続けたからこそ、ハート(真心)から引き寄せることができたのだと思っています。
さらに最近、私の人生の中で「もう一つ尊い何かを手に入れる」というインスピレーションが降りてきました。それが何かは、まだおぼろげで全貌がはっきりとは見えません。しかし、だからこそ、ジャーナルノートで自分の内面と深く向き合い、その形を少しずつ明らかにしていきたいと思っています。そしていつか、それを手に入れてみせます。
そして、次はあなたの番です。ジャーナルを書く時間は、自分自身と静かに向き合うための貴重なひとときです。それは、日常の中で忙しさに埋もれてしまう自分の内なる声をそっと拾い上げる時間でもあります。お気に入りのノートとともに、「つれづれなるままに」心のおもむくまま書き出してみてください。不思議と、そのいくつかが実現に向かっていくことに気づくはずです。
たとえ短い時間でも、続けていくうちに、自分の中での小さな変化や大きな気づきが生まれるはずです。それが、心と身体をととのえる第一歩となるでしょう。ジャーナルノートに書くことで、あなたのウェルビーイングが日々確かなものとなっていくのです。