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世界一危険な宮古島・保良ミサイル弾薬庫!

自衛隊・宮古駐屯地は、危険な宮古島・保良ミサイル弾薬庫の運用を停止せよ!

宮古島・保良ミサイル弾薬庫は、琉球弧ピースネット(管理人)による、経産省への情報公開文書では、「米軍基準」の地上覆土式弾薬庫として造られつつある。

この地上覆土式弾薬庫の、「米軍基準」のミサイル弾薬庫、つまり、弾薬庫の前面に、「巨大な防護壁」を設置したそれは、自衛隊の弾薬庫ではまったくみられないものだ。

というのは、自衛隊のミサイル弾薬庫は、全て地中式(地下トンネル)弾薬庫であり、保良のような異様かつ危険な弾薬庫は造られていないからだ。

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米軍岩国基地の巨大防護壁を伴った弾薬庫

こうした中で、在日米軍基地の弾薬庫を調べてみると、岩国基地の弾薬庫が、この保良ミサイル弾薬庫と同様の、巨大「防護壁」を備えたものであることが判明した。だが、米軍基地でも、辺野古(写真)及び嘉手納の弾薬庫は、一般的な地上覆土式で「巨大防護壁」は設置されていない。

辺野古新弾薬庫2

つまり、岩国基地は、弾薬庫の数も、保管量も膨大であり、FA-18 戦闘攻撃機61機、F-35B、20機などを運用する、日本最大の米軍基地である。また、そのFA-18 戦闘攻撃機一つとっても、その空対空、空対艦、空対地などのミサイル、爆弾などの搭載量は1機で8トンあまりである。

――この岩国基地は、市街地にあることから、「米軍基準」という「巨大防護壁」を設置した弾薬庫として造られたということだ。

岩国基地弾薬庫4

このミサイル弾薬庫の「巨大防護壁」の設置について、先の経産省の情報公開文書は、その文中にわずかに「前面土堤に関する資料」として「実証実験の結果、前方に高速度で飛散する重量飛散物は扉であることが確認できた。……これらは●●前後の打ち上げ角度で飛散し、土堤で阻止することはできないことが判明した」などと書いている(●●は墨塗)。

宮古島弾薬庫-66

つまり、このミサイルの弾薬庫の前面に、異常爆発を想定して「巨大防護壁」を設置していること自体が、ミサイル弾薬庫の危険性を証明しているということだ。

そして、ミサイル弾薬庫は、有事には第1の標的になることは軍事的常識だ。にもかかわらず、住民居住地の近くに設置するというのは、住民の命と安全を完全に無視した暴挙である。

*なお、経産省の公開文書による爆破実験について、リンクのように、防衛大学校が行った爆破実験が報告されている。
たぶんに、自衛隊は弾薬庫の爆破実験をこれ以外に行ったという形跡はない。したがって、米軍基準を踏襲しているだけだろう。

そしてこの実験は、「直径4メートル内の爆発ビッド内」で行ったというにすぎない。こんなわずかな実験例では、本当の安全性が確証できないことは明かだ(この資料の分析は後の機会に)。
https://www.jstage.jst.go.jp/.../jsceja/64/4/64_4_875/_pdf

――問題なのは、先日の保良住民「見学会」でも、何らミサイル弾薬庫の、この点の具体的説明が、全くなされていないことだ。

陸自・宮古駐屯地は、この危険な宮古島・保良ミサイル弾薬庫の運用を停止せよ。ミサイル弾を保良に搬入するな!

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宮古島・保良ミサイル弾薬庫の建設に反対して一年半にわたり、基地前に座り込む、宮古島・保良住民ら

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