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【ヒトコト読書】人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

【ヒトコト読書】は「ワンフレーズ話せるだけで十分!」をテーマに色んな一冊を紹介する記事です。
↓今回はこちらの本

①この本を読んだ理由。

何よりもタイトルが気になり、サッと内容を読んでみたところ、スラスラと読みやすい文章だったため読んでみました。

②人は「錯覚資産」が9割。

成功するために必要なのは”運”でも”実力”でもなく、”錯覚資産”。

人間は「思考の錯覚」を自覚できず、さらに言えば「自分は錯覚で物事を判断するような人間ではない!」と思い込む生き物です。

「私は学歴や肩書きで人を判断しないよ!」
→本当にそうですか?東大卒の青年を見て「この人はきっと頭が良くて、仕事ができるんだろう…」と思いませんか?

「ボクは最初から大谷翔平選手が二刀流で成功すると思ってたんだよなぁ」
→本当にそうですか?大谷選手のプロ入り時、二刀流に対して批判的な意見があれ程多かったですが、あなたは疑いなくそう感じていましたか?

人間は、何か一つ優れた能力を見た時に「きっとその他の能力も高いんだろうな」と無意識に考えます(ハロー効果)

物事が起こってから「自分はそれを予測していた」と考えます(後知恵バイアス)

これは一個人が悪いわけではなく、「人間はそういう生き物」なのです。

だからこそ、この「思考の錯覚」を上手に利用し、人生を良い方向に導いていかなければなりません。

③誰も言わない真実。

このように「錯覚」が蔓延る世の中、就職活動や人事評価は決してフェアな戦いではありません。

評価する側も、「自分が錯覚している意識がない」のです。

この事実をしっかり受け止めることができれば、望まない結果に対して少しでも、納得感を得られるかもしれません。

人間は「平等な判断のできない不完全な生き物」なんですね。

逆に錯覚資産を利用して、良い印象を与えやすいステータスを身に付けていくのも一つの手かもしれません。

⑤ボクの個人的な感想。

ボクは個人的に「人間ってなんとなくの生き物だなぁ」とつくづく考えて来ました。

水道水は飲めないという人が市販のミネラルウォーターは安心して飲む。その水がどこから来たものなのか、本当の所は生産工程を見なければわからないはずです。

「人間は不完全、何となくで生きている人ばかりで、それを自覚すればもっと皆、生きやすくなるんじゃないかなぁ」と考えていたボクの思いに輪郭をつけてくれた本でした。

とても読みやすい文章だったので是非一度手に取ってみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。次回の記事もぜひご覧ください。

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