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2022年の振り返りと2023年に向けて

あけましておめでとうございます!
しばらくこのnoteを書けてなかったので2022年の振り返りと報告をしていきたいと思います。何もうまくいかなかったなぁー。。。(学びは多かった)

2022年1月~6月
サービスの開発&ベータ版リリース

かなり時間をかけてつくりましたが、初期ユーザーの獲得とフィードバックを受けるまでかなり時間を要しました。リリースして思ったことは下記です

①そもそも評価できるクオリティーのサービスレベルまで達していない
②ユーザーのコスト(時間・手間)とインセンティブが釣り合っていない
③コストをかけてまで解決したい強い欲求ではない?

根本的ですがベータ版では「何を試すか?」を明確にするべきです。しかしそれを曖昧にして「ある程度機能を積んだもの」をリリースしてしまいました。(これでうまくいけば何も問題ないが、、)また機能面を重視してしまったのでサイトスピードに弱みが出てました。その結果として開発したのに使わない機能が多発。なぜユーザーは動かないのか?→機能面なのかそもそも根本の部分(行動欲求)なのかが闇の中に潜っていきました。サイトUIもユーザーとしてもこのサービスは何をするものかが全く伝わってなかったと思います。

なんとか知り合いの方にお願いしてサービス登録まではしてもらえるのですが、そこからファーストアクションである記事の投稿やプロフィール詳細の登録は皆無の状態。「文字を書く」という行為のハードルの高さと「ユーザービリティの大切さ」をまざまざと感じる結果となりました。全部が自分の理想論で考えていたと反省してます。(自分で3本記事は書いたところで、記事を増やすことの難しさを痛感。投稿記事も読みにくかった)

ベータ版の仮説検証が不十分な状態でしたが、徐々に「人が人にお金をかけて相談すること自体が難しいのでは?」とも思いはじめました。専門家→聞きたい人 ではなく 経営者→経営者 となるので実績がない人に「相談した対価」を見える化することは現時点では困難であると結論づけました。

結論、サービスを使うまで超ハードルが高い×使っても解決できるか未知数×解決したとしてもコスパに見合うか不透明。の状態に陥っていました。
(この状態のときのエンジニアさんとのやり取りが一番きつかった。。)

2022年7月~9月
ベータ版サービスの方向性の修正&告知

上記の状態から立て直し策として、「上下の関係」を作り出すサービスではなく「横の関係」を広げるサービスコンセプトの方が合っていると思いました。オフラインで行っていることをオンラインに置き換えるコンセプトがしっくりきたんです。ちょうどそのころ、採用領域でMeetyという「カジュアル面談」のサービスが爆成長していたのでこの仕組みを「ローカルビジネス×経営者」に持ち込めると考えサービスの方向性を修正しました。

記事投稿→テーマ投稿
相談する→話したい にそれぞれ修正
幸い、サービスの構成は似ているため表記部分のみ修正するだけでした。

しかし、修正後も登録は増えないし声をかけてもテーマの投稿すらされない。業界に特化したLPを2つ自作しました。(上が塾、下がフィットネス)

サービス業に注目しGoogle広告に出稿して問い合わせは2件のみ。
チームとしても少しずつ熱量を失い、、、バラバラになる感覚。

私自身も「この段階と体制でサービス利用をお願いしても、適切なフィードバックは得られるのだろうか?少しでもユーザーにとってプラスなことがあるのだろうか?」と営業に行こうとする自転車のペダルを回そうとしても足が動かないことに気が付きました。

2022年11月~
事業の一時停止を決める

なんか上記以外にも色々とあったような気がしますが、だいたいこんな感じです。結果として改善の見通しが立たないと考え、事業の一旦停止を決めました。
ここまで書いていて改めて自分の力不足が100%だなと思うのですが、基本的に仮説は「外れる」場合が多くほとんどのサービスが消えることが多いです。自分がつくったものも、その大多数の1つに過ぎないと思います。(それは分かっていたのですが、、、)本気で「当てよう」としたものであったため悔しく、恥ずかしかったし、協力してくれたエンジニアさんに申し訳ない気持ちでした。(なので忘れないうちに仕切り直して再度チャレンジしたい)

10か月の娘と遊ぶことが心のいやし~

このたくさんの反省点を踏まえて次に生かすにはどうすれば良いか。
めちゃくちゃ根本的な部分になりますが、率直に思ったことは下記です。

①良いサービスは良いチームからしか生まれない(目的の不一致をなくす)
②僕自身が強いオーナーシップを持つ(物理的に)

②に関しては私特有の課題かと思いますが、創業者がその分野で「強み」を持っている場合と持っていないに分けると「自分は強みを持っていない方」に分類されます。サービス立ち上げに関しても素人レベルというのも要因ですが、根本的にはサービスのオーナーシップを強く持つことができなかったことが敗因です。リリースしたあとの改善を行う行動を持続的にすることができなかった。そしてそれの根本要因は組織が「何で結ばれている」の認識が甘かったことでした。


・ユーザー価値 サービス価値の改善 

エンジニアさん
・開発に対するコスパ(かける時間)の妥当性

そう。リリース前うまくいっていましたが一度歯車が狂うと改善できないぐらいズタボロになりました。なぜか?私と彼らと事業の目的が不一致していることに気が付きました。私も当然無給ですがエンジニアさんには飲み会でおごるくらいできちんとしたお金を支払えてはいませんでした。そんな中で開発やデザイン業務を引き受けて下さり、「神さま!」だと思ったのですがやはりお金以外の何かを差し出さなければいけませんでした。それは「納得感」です。もしくは進んでいるという「期待感」です。これが感じられなくなると無駄なものに自分のリソースを割いていることになるので、組織全体のスピード感はドッと下がります。

これはエンジニアさんの問題ではなく、ビジネスサイドである私の問題です。今一度期待感をあげる策を講ずることができなかった。(どこかで報酬を払えていない後ろめたい気持ちがあった)

なので次回以降は、下記を実行します。

・サービスの開発をスピードを早める(必要最小限機能の定義)
・当てれないと「死ぬ」体制をやめる (金銭もしくは思いによる結びつき)
・自分もしくはチームに強みがある領域で勝負をする

■やりたいこと
→地方の活性化『魅力的な求人や仕事を地域に増やすこと』

■できること
→法人の採用支援業務の一式
→多少のデザイン・サイトの構成等

■やるべきこと
→オーナーシップを持つ&スピードを高めるためキャッシュの獲得 
 中小企業化(採用支援事業)することによって、組織づくり。

この重なる部分を考えたときに「採用系」のプロダクトで勝負するべきかと今現在は考えています。オミシェで培ったプロダクトづくりと組織による反省を生かしつつ、その点を改善してまた頑張ろうと思います。

ご報告 小さなオフィスを持ちます

2023年2月頃より京都芸術センターにオフィス(元小学校!)を構えることになりました。
11月頃から自社法人で少しずつ採用支援の仕事をはじめ、受注が取れ始めたので。(これまでは業務委託でお世話になっていた企業のオフィスを無償でお借りしておりました)

反省を踏まえて「場所があること」はとても強いことだと痛感しました。一体感は同じ空間にいるからこそ生まれるのだと思います。(リモートも良いんですけどね)

この1年は基盤となる「売上づくり」を行い「組織づくり」と「事業ニーズの種探し」に没頭することになると思っています。10本に1本にしかサービスが当たらないならば本気の10本を最短で打てることを目指してやっていこうと思います。

また気が向きましたらnoteに投稿します!
では皆様よい2023年をお過ごしください!!!今年もよろしくお願いします。

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