51歳、無職男の旅日記スタート
今日からNOTEデビュー。
今日に至るまでの人生の経緯を簡単に書こう。
今から2年半前、
2020年5月31日で15年間やってきた飲食業(居酒屋)を閉業した。
何故お店を辞めたのか?
商売を辞めた時期が時期なだけに、コロナ閉店という事でまとめようとする人が多いのだが・・・
実は40代半ば位から50歳を目前にひかえ、これからの夫婦での人生をどうしていこうかと考えていた。
このまま飲食業(居酒屋)を続けるのか、50歳を境に新しいことにチャレンジするのか?
仕事の後、毎晩のようにそのテーマについて話をした。
ほぼほぼ毎日のようにお店でお客様からビールを頂くのが日常だったので、酔っぱらい過ぎて家に帰ってから夫婦喧嘩もよくした。
元々嫁さんは語学の教師で、外国人には日本語を、日本人には英語を教えるのを生業としてきた人だ。
これまでは僕が飲食業で起業するのをきっかけに、家族経営としてやっていく為に飲食業界に嫁さんを引っ張り込んだという経緯がある。
二人三脚で突っ走ってきたんだが、さっきも言ったように50歳を目前にして果たしてこのまま居酒屋を続けていくのか・・・という悩みを持つようになった。
僕らの選んだ結論はノーだ。
嫁さんはもう一度教育の現場に戻ってみたいという思いが日に日に強くなっていった。
僕自身はというと、せっかく作ったお店を辞めるという事(もったいない)、自分の仕事がなくなるという現実に強烈な恐怖を抱いていた。
法人化もしていたので、小さいながらも一企業の社長という肩書を捨てることに大きな抵抗があったのも事実だ。
しかしながら、飲食業に一端の区切りをつけて色々と人生を考えてみたいという気持ちの方が日に日に強くなっていった。
一番大きかったのは、商業施設に出店していた店舗の5年契約が終了するという事が決定打となった。
勿論再契約して営業を延長するという方法もあったのだけど、ここのタイミングを逃すとあと5年は辞めるにやめられない日々となると思うと、全く楽しいイメージが湧いてこなかった。
商業施設での商売は発信力や売り上げは抜群だけど、その分トラブルも当然のように盛りだくさんとなる。その当時は後者のほうを中心に色んな事に疲れ果てていたというのが実情だった。
商業施設での契約終了が2020年3月、街中の店舗で居酒屋も経営していたので2店舗同時に閉めるのは大変だろうとあえて2か月後の5月に閉店することに決めた。
しかしながら2020年5月といえば、コロナ第一波の直後。コロナショックで閉店する店が相次いでいた頃だ。
コロナ第一波でみんなが恐怖におののく中、周りのお店と同じようにお店の営業は自粛しこのままお店を開けることもなく閉店するのかなと思っていたが、5/15日からの2週間は営業できたので長らく通って下さったお客さんともお別れが出来たのが不幸中の幸いだった。
そんなこんなでお店を閉店し、50歳を境に飲食業を一旦辞めて、世界に旅に出ることに決めた。
お店を始める15年前の2004年に、商売を始めたらなかなか海外には行けないだろうと思い出作りに一番遠いところに行こうと、中南米を8か月バックパッカーで旅をした。
今回も世界に旅に出ることで自分らの人生に一端区切りをつけようと決めた。
コロナも2020年の夏くらいには落ち着くだろうと勝手に考えていたのだが、知っての通り今に至る長引きよう…
海外にはしばらくは行けなさそうので、代わりに日本国内の行ったことのないところを巡ることに変更した。
47都道府県はもとより、日本最端の地も制覇した。
そうこうして世界に旅立てる日を今か今かと待ちわびていたが、お店をたたんでからちょうど2年後の2022年6月1日、ようやく世界に旅立つ条件が整ってパリへと旅立つことになる。
今後はそのことについて書いていこうと思う。
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