黙示録解釈…「大いなる都、大淫婦バビロン」
◼︎**17-19章 … 「大いなる都、大淫婦バビロン」 **
"御使は、わたしを御霊に感じたまま、荒野へ連れて行った。わたしは、そこでひとりの女が赤い獣に乗っているのを見た。その獣は神を汚すかずかずの名でおおわれ、また、それに七つの頭と十の角とがあった。この女は紫と赤の衣をまとい、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものと自分の姦淫の汚れとで満ちている金の杯を手に持ち、その額には、一つの名がしるされていた。それは奥義であって、「大いなるバビロン、淫婦どもと地の憎むべきものらとの母」というのであった。わたしは、この女が聖徒の血とイエスの証人の血に酔いしれているのを見た。この女を見た時、わたしは非常に驚きあやしんだ。"
ヨハネの黙示録 17:3-6
"こうして義人アベルの血から、聖所と祭壇との間であなたがたが殺したバラキヤの子ザカリヤの血に至るまで、地上に流された義人の血の報いが、ことごとくあなたがたに及ぶであろう。よく言っておく。これらのことの報いは、みな今の時代に及ぶであろう。ああ、エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、おまえにつかわされた人たちを石で打ち殺す者よ。ちょうど、めんどりが翼の下にそのひなを集めるように、わたしはおまえの子らを幾たび集めようとしたことであろう。それだのに、おまえたちは応じようとしなかった。"
マタイによる福音書 23:35-37
紀元70年に起こったエルサレムの陥落・神殿炎上を、
黙示録17-19章にかけて語られる「大いなる都、大淫婦バビロンへの裁き」に関する預言の第一義的な意味である、とここでは考える。
つまり、大淫婦は、エルサレム市自体、あるいはエルサレムと強く密接した何かを象徴している。
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