『教会史』第3巻 第11章 シメオンがエルサレム教会をヤコブの後に統治したこと

ヤコブの殉教と、それに直ちに続いたエルサレムの征服の後で、まだ生きていた使徒たちと主の弟子たちは全ての方角から、肉において主の親族である者たち(まだ彼らの大部分も生きていた)と共に集まり来て、ヤコブを継承するに相応しい者が誰かについて合議した。

彼ら全ては一致を以て、シメオン、クロパの息子なる者(彼[クロパ?]についてはかの福音[書]も言及を為している)をその[エルサレム]管区の監督座に相応しいと宣言した。彼はかの救助者の従兄弟であると言われる。というのもヘゲシッポスはクロパがヨセフの兄弟であると記録しているのである。


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